11月23日におけるザンジバル、タンザニアの状況


23日の木曜日のロイター電によると、23日1万人以上の人が参加して、第3代タンザニアの大統領の宣誓式がダルエスサラームの国立競技場で行われた。22日Benjamin William Mkapa氏(57)が61.8%の投票率で大統領に確定した。 裁判長官のFrancis Nyalali氏からの任命には1985からの大統領Ali Hassan Mwinyi氏と、初代大統領Julius Nyerere氏が立ち会った。隣国ケニヤのDaniel arap Moi 、ウガンダの Yoweri Museveni両大統領も式典に参加した。 参加者の一人は、暗い色のスーツと青いシャツを着たムカパ氏は式典のあいだ、彼一人だけ違った星にでもいるかのように、退屈そうだったと語った。 式典前のケニヤのモイ大統領とウガンダのムセヴェニ大統領の東アフリカの友好を表す握手は会場の喝采を浴びた。両国は最近国境をめぐって、お互いに非難しあっていた。 しかし一番喝采を浴びたのは、ニエレレ初代大統領がトレードマークのクラブを振り上げたときだった。この式典は30年にわたる一党独裁制から、複数政党制への完全な平和的移行を徴づけるものとなった。 野党のNCCR-Mageuzi党ののAugustine Mrema氏らは式典に参加しなかった。 激戦の選挙戦だったが、与党CCMは大統領を獲得し、議会でも圧倒的な勝利をかち得た。 グランドに群がった支持者は、ほとんどがCCMの心酔者で党の色である、緑と黄色のワイシャツを着ていた。彼等は、指導者の交代と選挙の勝利を祝った。 支持者の一人、ビジネス・ウーマンのMolly Mageniさんは、「色々なことを言う人がいるけれど、これは偉大な選挙であり、そこには何の問題もなかった。私は今日とてもうれしい。そして私はいつだってCCMを愛しているの」と語った。
21日の火曜日のロイター電によると、タンザニアに援助をしている主要な17カ国のうち10カ国の西側諸国は11月21日、4週間前に行われたザンジバルの大統領選挙と議会選挙での与党の勝利に対して、強い疑念を表明した。 「ザンジバル選管の発表した、大統領選挙での僅差の得票差での与党候補の勝利は不正確である」と語った。そして「選挙の準備段階での脅迫的雰囲気と、選挙結果のには重大な矛盾点が存在している」とも語った。現職のSalmin Amour 氏が 165,271票、対立候補のCivic United Frontの Seif Shariff Hamad氏が 163,706 票を得たという結果についてである。 投票数は与党Chama Cha Mapinduzi (革命党)によって操作された、と野党は主張している。 この主張に与するかどうかは、発表しなかったが、援助国は今回のタンザニア、ザンジバル双方の選挙に2000万USドル援助しており、彼等の疑念はこれからの援助に影響を与えるかもしれない。 タンザニア本土での選挙については、選挙態勢は特にダルエスサラームではよくないが、各党に選挙をボイコットしないように勧めたのも彼等だった。 「選挙の結果は大半の援助国の念願を反映したものであることを、信じている」とも、監視団の報告を元に、発表した。 選挙管理委員会はタンザニア大統領選の結果を21日には発表できず、22日に発表すると、語った。 しかし、CCMのBenjamin Mkapa氏が大統領選に勝利したことは確かで、与党は議会選でも圧倒的に勝利した。 19日ダルエスサラームで行われたやり直し選挙は、低い投票率だった。 3大野党大統領候補が、選挙管理委員会を信じられないと言ってこのやり直し選挙をボイコットしたからである。
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11月17日における状況