ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
〈3〉知って信じ、信じて知る
 ★タクシー乗務員を困らせる客の幾つかの行動の一つは、走行の途中で車を止めさせ、「チョッとここで待っててくれ、すぐに戻って来てまた乗って行くから」という形態があります。地方の限られた地域のタクシーの馴染みの客ならともかく、大都会で初めて乗せる客にそう言われても、料金を受け取らずに客を降ろすわけにはいかないのです。そういう客の中には、「料金を支払ってから降りて下さるように」お願いすると、「おれを信用しないのか」と怒り出す人がいるのです。そう言う時には「料金を頂かないで客を降ろすということは、お客さんにその分お貸しすることになります。あなたは初めて会った人にお金を貸しますか?」と言うと、普通の人なら納得してくれます。
 ★人の社会では信用が大事です。信用を失った会社は潰れます。子供が自分の誕生日を知るのは親の口から聞いて信じたからです。生徒が先生を信用してないなら、勉強が身につきません。
 ★神と人の間も同じです。「
信仰がなくては、神に喜ばれない」と聖書は言ってますヘブル11:6)。けれども、神は根拠もなく有無を言わさず信仰を強制なさいません。神は人を動物達のように本能で生きる存在としてでなく、自由に自発的に神を信じることも、信じないで生きることもどちらの道でも選べる自由意志を持つ存在として造られたのです。
 ★では、キリスト者は、なぜ神を信じるのでしょうか。それは、あなたが肉親や友人を信頼しているように、キリスト者は神の御子イエス・キリストに人格的に出会って付き合ってみて、信頼に足るお方だと知ったからと言うことが出来るでしょう。それでは、どうやってキリストと付き合うかと言うなら、聖書を謙虚な気持ちで読み、聖書が教える通りに「イエスの御名によって」父なる神に祈るうちに、その祈りに答えてくださる神の存在を肌で感じるように知るようになったからです。人の罪のためでなく、私の罪のために十字架に死んでよみがえられた愛の主は確かに現実に生きて居られると知るのです。「私達が信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。自分自身で親しく聞いて、この人こそまことに世の救い主であることが、分かったからである。」(
ヨハネ4:42)。
 ★人と人との人間関係においても、信頼すれば相手のことがより分かってくるように、主を信じれば主がより深く分かるようになります。信じる者に与えられる神の子としての新しい命と神の御霊によって、神とキリストをより親しく知るようになるのです。
  聖書のことば 「
ところが、私達が受けたのは、この世の霊ではなく、神からの霊である。それによって、神から賜った恵みを悟るためである。」 1コリント2:12


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開


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