ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
  ★タクシー乗務は一月12回程ですが、一回がほとんど24時間勤務でした。一日20時間程車に乗っていますと、始めのうちは勤務を終えて車を降りると、軽度の乗り物酔いのような、船に乗っているような妙な感じになりました。同僚に聞くと、仕事に慣れないうちは皆同じような感覚になるそうです。
 ★更に仕事を続けるうちに中心性脈絡網膜症という眼の病気になったり、つばを飲み込むと喉に激痛が走る妙な病気になったりしました(幸い二つともすぐに治りました)。しかし、思うに病気の人ではなく、健康な人が車という名のていのいい車椅子に20時間も乗っていたのでは、病気にもなるはず、車という名の車椅子に乗る者はリハビリもしなければならないと考えました。
 ★風邪の流行る季節には狭い車内で乗客にゴホンゴホンやられるとたちまち感染してしまいます。自分が風邪をひいていると乗客にもうつすことになるので、体を鍛えて簡単に風邪や病気にかからない、強いからだにする必要があると言う訳で、明け番の日に体操をすることにしました。
 ★腕立て伏せ、両足を鍛えるスクワット、腹筋や背筋の運動などの身体中の筋肉や関節を動かして鍛える自己流の体操を一日4〜50分することにしました。筆者の頭は人より大きめと自覚してますので、追突された時にその分余計に重い鞭打ちになる可能性が高いので、鞭打ち予防のために首の筋肉も鍛えました。そのため、首周りが43センチになり今までのYシャツの襟首のボタンがはまらなくなってしまいました。このような体操をタクシー稼業を退職した今日も続けております。
 ★筆者は元来、気管支が丈夫でなかったようで、若い時には風邪をこじらせて、ある時は急性腎炎に、また別の時には肺炎になったことがありますが、自宅での自己流体操を習慣化してから感謝すべきことに、めったに風邪をひかず、ひいてもすぐ直るようになりました。
 ★宇宙飛行士は、無重力の宇宙空間で運動をしないで一週間、十日と過ごしていると、骨や筋肉が衰えて、地上に戻って来た時普通に歩けなくなると聞きます。無重力でない地上生活でも安楽な現代生活では足腰が弱って来ます。安楽な車生活の付けを病気を背負い込むという形で払わされないために、ジョギングやウォーキングや体操で自衛せざるを得ません。
 ★肉体の鍛錬や精神の修養はこの世の7〜80年の生活にとって有益ですが、来るべき世(キリスト再臨後に再創造される新天新地)での生活には何の助けにもなりません。来るべき世に備えるための鍛錬を聖書は「信心(敬虔)のための訓練(鍛錬)」と呼んでいます。この鍛錬を始めるためには、まず主イエス・キリストを自分の救い主と信じなければなりません。主イエスを信じない人は鍛錬すべき新しい命(天国の命・永遠の命)をもっていないからです
(エペソ2:1〜6)
 ★キリスト信仰によって与えられた霊の命(キリストに似せて造られた新しいいのち・永遠の命)は肉体や精神と同様に鍛錬によって成長し、強化することができます。肉体も精神も鍛錬を怠ると弱くなり、鈍化します。キリスト者の霊のいのちも同様に鍛錬を怠ると弱くなり、活力を失います。キリスト者の霊のいのちの鍛錬法は〈1〉規則的に毎日聖書を読み、祈って神と交わる。〈2〉教会の公同礼拝を守り、聖徒(キリスト信徒)の交わりと奉仕に積極的に参加する。〈3〉信仰の証をし、人々に福音を伝える、などです。


 聖書のことば 
 ★「御子イエスを信じる者は永遠の命をもつ」
(ヨハネ3:36)。
 ★「イエスは答えて言われた、『よくよくあなたに言っておく。誰でも新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない』」(ヨハネ3:3)
 ★「信心のために自分を訓練しなさい。からだに訓練は少しは益するところがあるが、信心は今の命と後の世の命とが約束されているので、万事に益となる」
(1テモテ4:7,8)


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キリスト紀元2003年 9月 10日公開



 
〈14〉霊の足腰を鍛える
タクドラ牧師の人生案内
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