ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
  ★タクシー会社には明番会という乗務員たちの月一回の集会があり、接客マナーや交通安全対策などの講習が行われます。ある日、地域警察の交通課長が来て、講演をしてくれました。その中で話された一つの交通事故の話は考えさせられます。
 ★夕方、愛犬と散歩中に渋滞中の道路を車の間をぬって横断しようとした中年の男性が、反対車線を猛スピードでばく進してきた乗用車にはねられました。その男性が持っていた名刺を頼りに警官がその人の自宅に電話したところ、その人の奥さんが応対に出て開口一番発した言葉は「犬は大丈夫でしたか」でした。
 ★あるタクシー会社で乗務員として働いている中年男性は、以前大企業の管理職でした。世間で流行していた脱サラの波に乗ってガソリンスタンドの経営者に転進しましたが、甘い経営姿勢が災いして、あえなく倒産してしまったのです。そして、地位も職も失った彼を待ち受けていたのは、奥さんからの離婚宣言でした。その時初めて彼は悟りました。女房が愛していたのは夫である自分ではなく、自分の職業とそれがもたらす安定した生活だったのだと。
 ★熱烈な恋愛で結ばれた二人が上記の二組の夫婦に見られるような間柄に至ることは、有名タレントたちの実例を挙げるまでもなく身のまわりによく見られることです。上記のような気の毒な実例に接して「ボカー幸せだなー」と自身の幸福を誇っている人にも、上記の実例と似たり寄ったりの自分の境遇を嘆いている人にも同様に知ってほしいことがあります。
 ★それは、人生はこの世の70〜80年の生活がすべてではないということです。天地創造以来、被造世界に繰り返されてきた命の死と誕生のドラマがあなたに語りかけているように、人の命はこの世で終わりではないのです。一粒の麦が地に落ちて死ぬと百倍の実を結ぶように、トンボの幼虫ヤゴが水中生活から羽化して空中を舞う自由な生活に移行するように、我々人間も母の胎内にいた時には、羊水に浮かぶつかのまの水中生活を楽しんでいましたが、定められた時がきてこの世に放出されました。トンボも人間も自分の意思によらず、水中生活からの脱出を強いられてこの世に出てきましたが、死後の世界をどう生きるかについては、私たち一人一人の自由選択に委ねられています。
 ★死後の世界などどうでもいい、今が幸せならそれで十分というなら、あなたは自分の行いと言葉と心の中で考えたことのすべての責任を追求され、神の法廷で裁かれて永遠に消えない火の海に投げ込まれ、死にたくても二度と死ねない地獄の命を永遠に生きることになります
(黙示21:8)
 ★それでは困る、天国に行きたいという人は、世界唯一の救い主イエス・キリストを心に迎え入れ、主イエスを人生の水先案内人として主と共に歩む神の子供の一人に生まれ変わる必要があります。生まれ変わった神の子供(キリスト者)にとってはこの世のどんな苦労も天国へ向けての有難い修行でしかありません。

 聖書のことば 
 ★「主イエスは言われた、『よくよくあなたに言っておく。人は新しく生まれなければ、神の国にはいることができない。』」(
ヨハネ3:3〜5)
 ★「誰でもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、みよ、すべてが新しくなったのである。」(2コリント5:17)


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キリスト紀元2003年 7月 10日公開



 
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