ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
 ★10数年前、知人の60代の夫婦が自家用車で旅行中にセンターラインをオーバーして、大型トラックに激突し二人とも帰らぬ人となりました。一瞬の睡魔が運転を誤らせたものと思われます。運転をしている者は死と隣り合わせのところにいると言っても過言でないでしょう。運転の時ばかりか、聖書は人は毎日死と隣り合わせに生きているのだと警告しています。
 ★主イエスは、ある時次のような話をされました。「
ある金持ちが豊作で今までの倉に入りきらないほどになった。そこで、その金持ちは『もっと大きい倉を建てて、穀物も財産もしまい込もう。これで、これから先何年も安心して楽しく暮らせるぞ。』と心の中で考えました。その時、心の中をご覧になる神は言われました。『愚か者め。お前の魂は今夜のうちにも取り去られるのだ。そうしたら、お前の用意したものは誰のものになるのだ。』自分のために宝を積んでも、神の前に富まない者はみなこれと同じだ。」(ルカ12:13〜21)。
 ★「神の前に富まない者」とは、神とその遣わされた救い主イエス・キリストを無視して生きる者であり、神の国とその義(罪の赦しと永遠の命)を第一に求めることをせず、地上の富の追求に心を奪われている者のことです。
 ★人は自分の命は自分で守っていると思っています。そして、死んだらすべては終わりだから、生きているうちに大いに楽しもうと考えています。けれども、この考えはすべて間違いです。あなたの命は神の御手に握られているのです。死後の命があるのです。自分の罪を悔い改めて、救い主イエスを信じる者は新天新地で永遠の命を、主イエスを無視して生きる者は、死後自分の罪のため永遠の恥辱と苦悩の中で死にたくても死が逃げていく永遠の地獄の命を生きることになるのです。神はひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めて救われることを望んでおられます(
2ペテロ3:9)。
 ★あなたが地上に生きながらえて居れるのは、あなたに悔い改めのチャンスを与えるための神の忍耐の結果なのです(2ペテロ3:3〜13)
。その神の忍耐を軽んじるなら、ちょっと厳しい言い方になりますが、豚がほふられる日のために肥やされているように、自らの滅びの日のために罪を重ねる人生を送っているにすぎないのです。「
その時(ノアの時代)の世界は、み言葉により水でおおわれて滅んでしまった。しかし、今の天と地は、同じみ言葉によって保存され、不信仰な人々が裁かれ、滅ぼされるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。」(2ペテロ3:6,7)。しかし、キリスト者にとって生きることはキリスト(キリストの命を生きること)であり、死ぬことは永遠の命の獲得です(ピリピ1:21)。


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開

〈10〉「生きるはキリスト、
    死ぬは永遠の命の獲得」
タクドラ牧師の人生案内
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