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     メッセージ

〈5〉癒しの祈りと癒しの賜物について

「信じる者には、このようなしるしが伴う。・・・病人に手を置けば、癒される」(マルコ16:17,18)。
 
「キリストは、私達が罪に死に、義に生きるために、十字架にかかって、私たちの罪をご自分の身に負われた。その傷によって、あなた方は癒されたのである」(1ペテロ2:24)。
 
「信仰による祈りは病んでいる人を救い、そして、主はその人を立ち上がらせてくださる」(ヤコブ5:15)。


 ★イエス・キリストによる救いは、単なるたましいの救いではなく、霊、こころ、身体の人間性の全面的救いです。そればかりか、被造物全体を救って新天新地に再創造する宇宙大の救いです。福音を、すべての造られたものに宣べ伝えるように命じられている
(マルコ16:15)のはそのためです。それで、「救う」(ギリシャ語「ソーゾー」)と言う言葉は霊の救い(ローマ10:9)ばかりでなく、身体の癒しにも(マタイ9:21)、精神の癒しにも(ルカ8:36)用いられているのです。
 ★ですから、特別な癒しの賜物は無くても、すべてのクリスチャンは自分のため、また家族や友人のために癒しを祈り、癒しの奇跡を体験する事が出来るのです。医療や薬を用いることは罪ではありませんが、神様以上にそれらに頼る姿勢は罪です。病院の医療過誤のニュースが後を絶ちません。医療過誤によって命を落とす事の無いように、また幼い子供が真夜中に急病になり、救急車で病院をたらい回しにされた揚げ句、死なせるなどという悲惨な目に会わないために、すべてのクリスチャンは病人のために祈る事を普段から学んでおく必要があります。
 ★癒しの条件は、上記のような癒しに関する神の約束への信仰です
(マルコ11:24)。また、人を赦さない心が癒しの祈りの効力を妨げます(マタイ6:12、15)。また、主は「私を信じる者は、私のしている業をする」(ヨハネ14:12)と言われるのですから、主がなさった種々の方法を真似て私達も癒しの業を実践することが出来るのです。その際、祈りと共に、主イエスの御名の権威(マタイ28:18)を用いて病気に退去を命じ、病人の身体に回復を命令することが聖書的方法です。
 ★すべての聖徒が信仰とイエスの御名によって癒しを必要に応じて行うのとは別に、聖霊によって癒しの賜物を与えられた人々がいます
(1コリント12:9)。原語のギリシャ語は癒しも賜物も複数形が用いられています。すなわち、「種々の癒しの種々の賜物」ということになります。一人であらゆる病を癒されたのは主イエスお一人です。ただの人間がそのような力を与えられると神のように崇められ、本人も傲慢になって滅びる危険があります。教会の歴史の中にはそのような人物の名が残っています。そういう訳で、癒しの賜物をもつ人々も各人に用いられる分野があるのです。上記の1ペテロのみ言葉に「主の傷によってあなたがたは癒された」とあります。主の御身体にはムチによる39スジの傷があります。39種類の癒しの賜物があるのかも知れません。


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開


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