〈10〉生きることに
   空しさを覚えるあなたへ
あなたへのメッセージ
ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
 ★アルゼンチンが生んだ世界的大衆伝道者カルロス・アナコンディア師は、キリストを救い主と信じる前、会社の経営者として大成功を収めていました。しかし、彼の心の中は満たされず、休日を海岸の別荘でくつろいで帰って来ても、行く時よりかえって疲れている自分に気付くのでした。
 ★彼は、キリストを救い主と信じた後、何物によっても満たされることのなかった心の空しさが癒され、まことの神との深い交わりから来る喜びと平安とまことの命に満たされたのでした。
 ★旧約聖書の「伝道の書」の著者ソロモンは、主イエスから「栄華をきわめたソロモン」と呼ばれているように(
マタイ6:29)、この世のありとあらゆる富、栄誉、名声、学識に恵まれていました。彼は七百人の王妃をもち、三百人のそばめにかしづかれるユダヤ王国の大王でした(列王紀上11:3)。このソロモンがその著書「伝道の書」の中で、「空の空、一切は空である」(伝道12:8)と人生の空しさを訴えているのです。
 ★「告白」の著者として有名な教父アウグスチヌス(354〜430)は、青少年時代を親泣かせの問題児として過ごしましたが、母モニカの切々たる執り成しの祈りがかなえられ、32歳でキリスト者に改心しました。彼は「人はまことの神のもとに立ち返るまで、心に平安を得ることができない」と自らの体験をもとに述懐しています。
 ★人類の代表者であり、最初の人間であるアダムとエヴァが偽りの父サタン(
ヨハネ8:44)に耳をかし、まことの神のことばを捨てて、サタンの偽りのことばを信じてから、人類は生まれながらに霊的死人となり(エペソ2:1)、心にポッカリと穴があいた状態となって、何をしても真の平安と真の充実感を味わえなくなりました。その心の空洞は、イエス・キリストの福音(よい知らせ=Gospel)によって初めて満たされるのです。
 ★主イエスは言われました、「盗人が来るのは、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするためにほかならない。私が来たのは、羊に命を得させ、豊かに得させるためである。私は良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」(
ヨハネ10:10〜11))。良い羊飼いである主イエスは、人類の霊魂の盗人であるサタンから私たちを奪い返し、霊的死人からまことの命へ、心の空洞人間から霊的に充実した真の人間に生まれ変わらせるために十字架の死と復活を遂げられました。
 ★キリストにある人生は死で終わるものではありません。死は天にある新しい人生の始まりです。キリスト再臨の日に再創造される新天新地で、復活のキリストと同じ栄光の体によみがえるまで(
ピリピ3:21)、キリストと共に至福の時を過ごすのです(ピリピ1:23)。
 ★このことの確かな保証は、キリストの復活の歴史的事実であり(
使徒17:31)、父なる神とキリストから来て私たちの心に住んでおられる聖霊なる神の内的証言(エペソ1:14)です。このまことの神との日々のキリストにある親しい交わりに生きるとき、愛、喜び、平安などの御霊の実を結ぶ(ガラテヤ5:22,23)真に充実した生命を生きる者となるのです。
 
 聖書のことば 「イエスは立って、叫んで言われた、『誰でも渇く者は、私のところに来て飲むがよい。私を信じる者は、聖書に書いてある通り、その人の腹から生ける水が川となって流れ出るであろう』」(
ヨハネ7:37,38)。


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キリスト紀元2003年 6月 30日公開


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