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  聖書のキーワード


〈16〉「どうか、平和の神ご自身が、・・・あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、私たちの主イエスの来臨の時に、責められるところのない者にして下さるように」。1テサロニケ5:23

 ★聖書は人間が霊、心(精神)、身体(肉体)の三要素からなる三位一体的存在であることを教えています。その心(精神)は顕在意識と潜在意識の二重構造をもち、それぞれ知性、感情、意志の三要素をもっています。非キリスト者の場合は、霊が神に対して死んでいます
(エペ2:1,5)が、キリスト者の場合はキリスト信仰によって、死んでいた霊が生かされており、その霊の中に神の霊・聖霊が住んでおられます(1コリント6:19)
 ★キリスト者のように、霊に聖霊が内住している時、人は真に人間らしく生きられるように造られています。しかし、罪のため、人間の核心部分の霊が死んでいるため、生来の人間は霊的空洞を心にもつ、むなしい存在となり、まことの神のもとに来るまで人の心は満たされることがないのです。 みことば黙想〈5〉人間の三位一体性 ご参照



〈17〉「悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。私たちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪霊に対する戦いである」。エペソ6:11,12

 ★近代合理主義思想では、天使は勿論のこと、悪霊も前近代社会の遺物として、その存在を否定されます。その合理主義の影響を受けた一部のキリスト教会も悪霊の存在を否定しています。しかし、聖書は悪霊とその頭目サタンの存在をまぎれもない事実として語っており、正統派キリスト教会もそれを信じています。
 ★悪霊の仕事は、偶像の背後に隠れて人々に偶像礼拝をおこなわせ、神がサタンとその手下悪霊のために造られた永遠の火の池・地獄
(マタイ25:41)に、人々を道連れにして引きずり込むことです。キリストにある神の救いの業の邪魔をし、神と人とに敵対することがサタンと悪霊のねらいです。キリスト者生活は戦いの生活であり、その戦いの相手は、自分自身(の生来の肉の性質)とこの世とサタン(と悪霊)の三者です。
 ★悪霊づかれと精神病とは同一のものではありませんが、関連がある場合もあります。非キリスト者の場合は、その人の霊の部分に悪霊が住むケースがありますが、キリスト者の場合はその霊は聖霊が住んでおられる所なので、悪霊が住むことはできません。しかし、キリスト者の精神や肉体に悪霊が取り付いて、そのキリスト者が悩まされることはあります。聖書に従えば、すべてのキリスト者が主イエスの名によって悪霊を追放する権威をもっており、実行することができます。しかし、日本のキリスト教会とキリスト者には悪霊追放は特別の賜物をもった人のすることで、自分たちにはできないと思い込んでいる人たちが多いのです。
 ★キリスト教に関するQ&AQ.24悪霊追放をキリスト者は出来るのか? ご参照



〈18〉
「その日には、天は燃え崩れ、天体は焼けうせて
しまう。しかし、私たちは、神の約束に従って、正義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる」。2ペテロ3:12,13

 ★イエス・キリストの救いは、人間の霊・心・身体の救いに留まらず、宇宙全体を救う壮大な救いです。私たちキリスト者の人生は死で終わるものでなく、死は永遠の命の始まりであり、キリストの再臨の時に起きる今の世界の崩壊は、神とキリストと共に住む新天新地の再創造の時です。ですから、私たちキリスト者にとって、この世の人生は、天国への旅路であり、仮の宿であり
(ヘブル11:13)、国籍は天にあるのです(ピリピ3:20)
 ★来世でどのような生活が待っているかは、この世でどのような生き方をしてきたかにかかっています
(ルカ19:12〜27)。キリストを信じて、自分に与えられた、機会、能力、時間、財産などを用いて、聖書に基づいて人生を築き上げてきた人は、忠実な者として来るべき世で重要な仕事を任されます(ルカ16:10〜12)。キリストを信じないで、自分勝手な生活を歩んで来た者は、永遠の裁きの火に投げ込まれます(マタイ25:24〜30;黙示21:8)


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キリスト紀元2003年 11月 10日公開

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