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  聖書のキーワード

〈13〉「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。探せ、そうすれば、見い出すであろう。門をたたけ、そうすれば、開けてもらえるであろう。」。マタイ7:7

 ★洗脳・マインドコントロールといわれる方法で人々の心に自分たちの宗教を叩き込もうとする宗教団体があります。ほとんどの新興宗教や異端がそれです。巧みな心理学的手法や魔術(悪霊の力を借りて、人をだましたり脅したりする方法)を使った布教法は人が造ったこの世の諸宗教の特徴です。
 ★聖書の神さまは人に信仰を強制なさいません。聖書の神は人の自由意志を尊重なさる方です。神はアダムを従順なロボットに仕立てることをせず、自由意志を持つ者として造られました。従順と愛の応答しかできないロボットでは、人の友人にもなれません。
 ★神は救いを求める者に道を示し、神を探す者に見い出され、天国の門をたたく者に喜んで、その扉を開いてくださる方なのです。
 ★しかし、日本のキリスト者の場合は、畑に隠された宝物をたまたま発見した人
(マタイ13:44)のように、求めてもいなかった救いを発見し、探してもいなかった神様に自分が見い出されるという恵まれたケースが多く見られます。聖書もこう言っています、「私は、私を求めない者に見い出され、私を尋ねない者に、自分を現した」(ローマ10:20)
 ★キリストによる救いが一方的恵みによって与えられたものでも、その後、熱心に祈り、みことばを霊的かわきをもってこつこつと学ぶ姿勢がなければ、すなわち、熱心に求めなければ、人はキリスト者として神の道に成長することはできません。


〈14〉
「福音は、すべて信じる者に、救いを得させる神の力である」。ローマ1:16

 ★「あなたが知っている通り、アブラハムにおいては、信仰が行いと共に働き、その行いによって信仰が全うされ、・・・これで分かるように、人が義とされるのは、行いによるのであって、信仰だけによるのではない」。
ヤコブ2:22〜24

 ★宗教改革者のマルチン・ルッターは、1515年頃、聖書研究によって、人の救いは善行や難行苦行によらず、ただキリスト信仰によって得られること「信仰義認の教理」を発見しました。
 ★ルターは信仰の完成のために、行いが不可欠であることを説く新約聖書のヤコブ書(上記)を「わらの書」と呼んで軽視しましたが、それは、真理はダイヤモンドのように多面的であることを見落としたルターの誤りでした。「真理の御霊が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に(ギリシャ語でエイス テーン アレーセイアン パーサーン<そのすべての真理に>、真理<アレーセイア>は単数形)導いてくれるであろう」
(ヨハネ16:13)。(あらゆる真理の英語訳はAll the Truth;All Truth;the Whole,Full Truth などです。)
 ★主イエスと共に十字架にかかり、悔い改めて救われた強盗のひとりのように死の直前に救われた人は別として(彼の信仰告白自体が十字架上の主イエスを慰め励ます善行でもあったが)、普通のキリスト者は信仰を日常の行いで証しなければならないことは当然です。悪霊でさえキリスト信仰だけなら持っており、信じておののいております
(ヤコブ2:19)。すべてのキリスト者は、頭だけの悪霊の信仰でなく、愛によって働く生きた信仰(ガラテヤ5:6)を、日々の生活の中でみことばの実践(ヤコブ1:22)によって、神と人の前に証してゆく責任があります。そして、みことばの実践によって信仰は成長してゆくのです。


〈15〉
「イエスは答えて言われた、『よくよくあなたがたに言っておく。誰でも新しく生まれなければ、神の国を見ることは出来ない』」。ヨハネ3:3

 ★テレビで、ミッション・スクール出身だというあるタレントが「聖書のことばは、私にとってちんぷんかんぷんで日本語とは思えない」と語っているのを見ました。聖書のことばはクリスチャンになってみないと、本当の意味は理解出来ないのです。
 ★聖書の言葉は、神の御霊に感動した人々が御霊によって語り、書いたもの
(2ペテロ1:20、21)ですから、読む者も新しく生まれたキリスト者の命をもって、神の御霊によって(2コリント2:14)読まなければ理解出来ないのです。未信者の方が教会に来て敷居の高さを感じるのは、この原因もあるのです。異端をはじめ、諸々の世の宗教に敷居の高さが感じられないのは、世の諸宗教に入信するには新しく生まれ変わる必要がなく、生まれつきの性質のままで入信出来るからです。
 ★キリストを信じることによって新しく生まれるとは、死んでいた霊が生きたものとなることであり
(エペソ2:1〜5)、新しく造られた者(2コリント5:17)、天国に国籍をもつ者になる(ピリピ3:20)ということなのです。


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キリスト紀元2003年 10月 30日公開

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