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  聖書のキーワード


 ここで言う「聖書のキーワード」は「聖書全体を解くカギとなる御言葉・聖句」と言う意味で用いています。キーワードと言えば通常は「復活」「十字架」「聖霊」のような単語を意味するので、正確には、キーヴァース(Key Verse)というべきところですが、日本人に分かりやすくするためキーワードとします。


〈1〉「はじめに神は、天と地とを創造された」創世記1:1

 ★「はじめに神は、天と地とを創造された。」創世記1:1
 ★「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。」ヨハネ1:1〜4

 ★この聖句は神が天と地とその中にあるすべてのものの造り主であること、そして私たち人間も神の御手の作品であることを語っています。人の作ったものが、それを作った人間の存在と知恵を現しているように、宇宙とその中に住む人間はこれらを造った神の存在と知恵と力とその偉大さを現しています。
 ★ヨハネ1:14に「その言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。私たちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、恵みとまことに満ちていた」とあるように、上記ヨハネ1:1の言は子なる神・キリストを指しています。すべてのものがこのキリストによってできたのであり、このキリストの命が人の道の光である以上、人はキリストを無視して生きるなら真の人としての人生を生きることはできません。



〈2〉「人にはできないが、神にはできる。神は何でもできるからである」マルコ10:27

 ★「イエスは彼らを見つめて言われた、『人にはできないが、神にはできる。神は何でもできるからである』」マルコ10:27

 ★天地創造の神は当然のことながら全能の神です。人にはできないことも、神にはできるのです。キリスト教会の中には「聖書の時代には奇跡は起きたが、今は起こらない」と言っている人々がいますが、それは、「奇跡を起こした聖書時代の神は、今はいない。神は死んだ」と言っているに等しいのです。
 ★しかし、「イエス・キリストは昨日も今日もいつまでも変わることがない」(
ヘブル13:8)のであり、「主なる神は生きておられる」(王上17:1)のです。紅海を二つに分け、荒野で40年の間イスラエル民族に天からのパンを与えた主なる神、水をぶどう酒に変え、死んで4日たっていたラザロをよみがえらせた主は今も生きておられます。主の全能の力を信じる世界中の教会を通して今日も奇跡の数々が起きています。
 ★弟子たちへの三度の予告通り十字架の死から三日目によみがえられた主だからこそ、私たちの罪に死んだ霊を生かし
(エペソ2:5)、マイナスの人生をプラスの人生に変えることがお出来になるのです。


〈3〉「すべての人は罪を犯したため、神の栄光をうけられなくなった」ローマ3:23

 ★「すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、彼らは価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである」ローマ3:23,24

 ★人類の代表者としての神の造られた最初の人間アダムの罪の結果、すべての人間が生まれながらの罪人となりました。罪の支払う報酬は死です(ローマ6:23)。肉体の死ばかりでなく霊の死であり、死後の地獄の裁きです。
 ★この罪と裁きから私たちを救うために、神の御子イエス・キリストが世に遣わされ、十字架の上で私たちの身代わりに罪のない聖い血潮を流され、死の後三日目に二度と死なない栄光のからだに復活されました。これが罪のあがないの御業です。このキリストを信じる者は誰でもその罪を赦され、永遠の命を与えられます。
 ★上記のみことばにある「義とされる」とは、神の御前で罪を赦され、罪のない義(ただ)しい人と見なされるということです。イエス・キリストを信じる信仰によって誰でも「義とされる」、これが神の約束なのです。


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キリスト紀元2003年 9月 20日公開

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