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    話の泉

〈2〉御霊の剣、すなわち神のことば

 ★ある教会の牧師が信徒の前で、「私は聖書を一日三章読んでます」と、公言していました。聖書は全部で1189章ですから、それでは一年で全部読み切れません。一年で読み切るためには、少なくとも4章は読む必要があります。牧師ならそれ以上読んでもらいたいものです。
 ★聖書をなぜ毎日読む必要があるかと言えば、霊の糧であるからと言うことができるでしょう。聖書が霊の糧なら、まず毎日食さねばなりません。次に、好き嫌いがあってはなりません。新約聖書だけ、旧約は詩篇だけといった偏った読み方は霊の食事の偏食であって、自分の霊的健康を保つことができません。一年に一回通読する習慣をつけるため、自分なりの通読計画を立てることをお勧めします。
 ★聖書を読む必要の第二点は神の御心を知るためです。私達の知るべき神の御心は聖書の中にすべて書かれていると聖書は言っています
(申命記29:29)。聖書を熟読して神の御心を知り、私達の思いが神の御心と一体になるなら、私達は神の力を受けます。神の聖徒として、み言葉の働き人として必要な神の力を受けるのです。「主の目はあまねく全地を行きめぐり、ご自分と心を一つにする者のために力をあらわされる。」(歴代志下16:9)
 ★「聖書は聖書によって解釈できる」とよく言われます。これはある意味で真実ですが、十分な真理を表すことばではありません。「聖書は聖霊によって初めて十分に解釈できる」のです。初代教会の使徒たちが、聖霊なる神様と相談しながら教会会議を進め「聖霊と私達とはかくかくのことを議決した」
(使徒15:28)と言えるまで、カウンセラーである聖霊に聞いたように、聖書を読む時も、聖霊の人格対人格の個人指導の下に読む時、聖書は正しく解釈できるのです(ヨハネ16:13)。聖書は聖霊とみことばという両面を持つ事によって、はじめてキリストのみ口から出る両刃の剣(黙示1:16)となるのです。みことばを両刃の剣として自在に振るってサタンを撃破するために日々み言葉に親しみたいものです。
 ★聖書を読む具体的方法で筆者がお勧めしたい方法があります。神学校では、新約と旧約全体の通読の授業があります。筆者は卒業後、聖書全書を各書・各章の内容の要約をしながらノートに書き記してゆく聖書読みを二度完了しました。一回で大学ノート5〜6冊になりました。もう一回、三度目を挑戦したい気持ちです。
 ★別の訳の聖書を読むと新しい意味を発見したりして、聖書読みを楽しくしてくれます。英語の読める人は英語
で読むとまた新鮮な味わいがあります。日本語の訳は種類が少ないですが、英語は沢山あってとても楽しいです。わが国のクリスチャンが祈ることもさることながら、聖書を熱心に読み始めるなら日本にもリバイバルが来ることでしょう。


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開

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