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    話の泉

〈17〉インターネット伝道よもやま話

T.タクドラ牧師の人生案内
 ★30数年前に、九州佐賀の加来国生牧師が「パン屑牧師の行状記」という興味深い牧会体験記をあらわされたのに習って、当サイトのアトラクションとして「タクドラ牧師の人生案内」というコーナーを設けました。
 ★タクシー・ドライバー牧師やタクシー稼業牧師ではタイトルが長くなるので、短く縮めて「タクドラ牧師」としました。命名した'03年頃はタクドラという用語は世間で使われていなかったと思いますが、最近「タクドラ」でネット検索をして見ましたところ、「誰それのタクドラ日記」「何処そこのタクドラBlog」など、「タクドラ」の名称がネット上で使われ始めたようです。
 ★NHKでもポスト・ドクター
(博士号取得後の任期付きの職業で博士研究員とも呼ばれる/ネット百科事典ウィキペディアによる)を「ポスドク」と呼んで、特集番組を制作している時代ですから、「タクドラ」の短縮形名称も時代にマッチしていたようです。

 ★人は百人いれば百通りの人生模様をあやなしているように、タクドラさん達もみな百人百様の職場体験をしています。タクシー強盗を乗せて不幸にも命を落とす人もいれば、人命救助で表彰された人もいます。
 ★筆者は10数年、タクドラ牧師をしていましたが、今はタクシー勤めは全くやっていません。そのことをHPの中に初めからはっきり書いてあるにもかかわらず、当HPを見た読者から、「淡路島に旅行に行くので、あなたのタクシーに乗りたい」と言って来られたのにはビックリしました。
 ★使徒パウロが天幕造りの仕事をしながら伝道旅行をしていたことは聖書が明確に記しているところです
(使徒行伝18:3)。そのことから、英語ではアルバイトをしながら伝道する牧師を「天幕を造る牧師」(Tentmaking Pastor)と言います。この英語で検索すると、ある牧師の書いたThe Tentmaking Pastor-The Joy of Bivocational Ministry/天幕を造る牧師-二束の草鞋をはいた伝道者の喜び(二つの天職を持つ牧師の喜び)という本の広告が出て来ました。

 ★「タクドラ牧師の人生案内」の英語版”A Taxi Driving Pastor Preaches the Gospel”を翻訳している時ばかりでなく、他の記事を翻訳している時も自分が書いたものを自分で訳しているので、日本文にとらわれず自由に訳しています。従って、多少表現や時には内容もやや異なったものになる場合もあります。
 ★そのうち、英語版独自のコーナーや記事を追加することになるかも知れません。英語版はまだ未完成なので検索エンジンに登録していませんが、出来上がり次第、まずGoogle に登録したいと思っています。
 ★中国語が出来れば、中国語版も書きたいところですが、それは無理です。中国語の需要は、我が国でもこれからどんどん高まって行くことでしょう。中国語によるネット伝道を志すクリスチャン青年たちがどんどん起こされてほしいものです。共産中国の地下教会は迫害下にあるにもかかわらず、爆発的に伸びていて全人口の1割がクリスチャンになっているとも言われています。中国の人口は現在約13億人ですから、実に1億3000万人がクリスチャンだということになります。日本の人口が1億2700万人ですから、約日本の人口に匹敵する数のクリスチャンが中国にはいるということになります。

U.当サイトの目標
 ★当サイトの第一の目標は、福音を知らない人々にキリストを紹介し、何とかそのうちの幾人かでもキリスト信仰による救いに導きたいということです。
 ★人が救いに至る要因はいろいろあり、教会で受洗するまでには、さまざまな体験・人からの影響・書物、サイトから得た知識などに導かれていることでしょう。ですから、当サイトだけで、救いに導かれる人は今までもこれからもあまりないでしょう。
 ★ただ、当サイトがきっかけとなってどこかの福音的・聖書的教会に結びつき、受洗にまで導かれることは大いに考えられます。そのような方々の中で、活会員として活発に活動しておられる方がおられましたら、ぜひお知らせください。天にある喜びを筆者も共にしたいからです。

「よく聞きなさい。それと同じように、罪人が一人でも悔い改めるならば、悔い改めを必要としない99人の正しい人のためにもまさる大きい喜びが、天にあるであろう」ルカ14:7

 ★なるべく多くの人々に伝道したいので、可能な限り多くのアクセスを得たいとは思いますが、100万のアクセス数を記録しても、一人も救われていないより、わずかなアクセス数で幾人かを救いに導びければ、当サイトの目標は達せられたことになります。
 ★けれども、当サイトの強力な影響を受けて救いに導かれた人々がいても、必ずしも当方に報告してくださるとは限らないので、当サイトの実績は神のみぞ知るということになるでしょう。
 ★当サイトの第二の目標は、すでにクリスチャンである方々に霊の糧を提供することです。第二部を主としてこのために用意しています。
 ★信仰偉人逸話集は、当初は10人位取り上げる予定でしたが、2人でストップしています。理由の一つは人選の難しさで二つは情報集めの難しさです。3人目を鋳掛屋伝道者ジョン・バニヤンにしようと思って気がついたことは、そうすると、3人とも英国人になってしまうことです。日本人クリスチャンの中にも隠れた偉人はいるのに外国人特に英国人に偏るのも良くないと思えてストップしています。第二にインターネット以外に資料集めをする余裕がないので、書くには情報不足のためです。
 ★信仰偉人逸話集は2話でストップし、聖書人物像を新たに始めることも考えられます。

 ★という訳で、今後もコツコツと当サイトの更新を重ねて、あくまでも人にではなく、主に喜ばれるサイト造りをして行きたいと願っています。

V.当サイト制作作業から得たもの
 ★聖書について書く時には特に真剣に勉強して準備してから書き上げますので、筆者にとって、とても良い勉強になります。人に福音を伝えながら、自分も成長できることは、まことに感謝すべきことです。「受けるよりは与える方が幸いである」と主イエスが言われましたが
(使徒20:35)、どんな形でも伝道発信作業は幸いなものです。
 ★当サイトが取り上げているテーマは今までに人から尋ねられたことより、筆者自身が聖書を読んでいるうちに心に浮かび上がって来たテーマ・問題の方が多くなっています。

 ★'07.7.24付け新聞に「キリスト神話−偶像(アイドル)はいかにして作られたか」というトム・ハーパー著の書籍(出版社バジリコ)の広告が出ていました。著者の主張は「イエス・キリストと呼ばれた人間が地上に存在していた証拠はどこにもない」と言う事らしいです。
 ★古今東西このような「キリスト抹殺論」的文書が世に絶えることがありません。このことは、それだけキリストの存在は世の人々にとってまさに抹殺してしまいたいほど煙たい存在であることの証左でしょう。
 ★実は、筆者が高校生で宣教師の指導で聖書を学んでいた頃、上記の書籍の著者の主張と同じ内容の疑問に悩まされ、宣教師に質問しましたところ、宣教師はこちらの信仰レベルの低さにがっかりしたのか、急に不機嫌になり、「キリスト降誕年が西暦元年になっている証拠で十分です」と答えてくれただけでした。
 ★筆者はその時、宣教師や牧師に質問しても、らちが明かないなら自分で勉強するしかないと、自分で勉強を続ける決意を固めました。その結果、この問題の結論は
当サイト/キリスト教に関するQ&A/Q2.イエス・キリストが歴史上の人物であるという証拠は聖書のほかに何かありますか?の答えにある通りです。
 ★人間は罪の結果、神を憎む者となりました
(Uテモテ3:2〜5)ので、人間中心の人生を歩むために邪魔な神の天地創造論を否定し、神なしに世界が進化して出来たとする進化論を大歓迎し、まるで絶対的真理であるかのごとく熱烈に歓迎し、圧倒的に支持しています。
 ★イエス・キリストが肉体を取って地上に宿られたこと、つまり、キリストは歴史上の人物となられたことは、キリストが人類の罪のあがないのために十字架にかかり、死んで3日目に復活するためには不可欠な要件です。
 ★仏教学者の鈴木大拙氏がいみじくも語ったように、「仏教においては開祖の釈尊はいなくてもよい」、つまり釈迦が歴史上の人物であろうがなかろうが仏教教理に何の支障もないのです。
 ★これに対して、キリスト教においては、神の御子が肉体を取って地上に来られたことは、キリストの福音の重大な要素であって、この事実が崩れたら福音が成立しない、福音の土台なのです。

「確かに偉大なのは、この信心(新改訳/敬虔)の奥義である、『キリストは肉において現れ、霊において義とせられ、御使いたちに見られ、諸国民の間に伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに天に上げられた』」Tテモテ3:16

「私が最も大事なこととしてあなた方に伝えたのは、私自身も受けたことであった。すなわち、キリストが、聖書に書いてある通り、私たちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、聖書に書いてある通り、三日目によみがえったこと、ケパ(ペテロ)に現れ、次に、12人に現れたことである」Tコリント15:3〜5


 ★この救いのために不可欠な要件を抹殺する動きが、聖書の時代にすでに始まっていました
(Tヨハネ4:1〜3)。ドケチズム(仮現説)といって、キリストの現れを現実のことでなく幻であるとして十字架によるあがないを無効にしようとする異端説です。
 ★キリスト者はこのような異端の教えに惑わされることのない確固たる信仰を涵養するための勉強と敬虔の修行が求められます。

 ★読者の皆様からの質問・疑問をお待ちしていますが、質問というものは何事でも、その分野をある程度学んで知っていないと生まれて来ません。聖書を読んでいるうちに湧き上がってきた疑問などをお気軽にお寄せ頂ければ幸いです。取り上げるべきテーマと判断した場合、そのQ&Aなどを当サイトに公開します。

 ★キリストの福音は世界の動きと無関係ではないので、世界の動きをネット上で学ぶ必要に迫られます。学ぶうちに、今まで知らなかったことが分かってきたし、見えなかったものが見えて来ました。
 ★今後もインターネットを通して世界の真相に迫り、福音とかかわりのある事柄を取り上げて行きたいと思っています。



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キリスト紀元2007年 7月 30日公開

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