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〈8〉世の終わりとキリストの
       再臨について
 ★文明の進歩によって明るい未来社会が開けると信じて人類は一心不乱に進歩発展の道を邁進してきましたが、人間社会は一向に住みやすくならず、冷戦時代が終わるや世界は新たなテロの脅威にさらされ、人心はますますすさんで来ています。
 聖書は人間社会の邪悪な状況の根源に人間の罪が隠れていることを終始一貫して語り続けています。最初に造られた人間アダム(人類の代表者)の罪の結果、人は皆生まれながらに罪の種をもって世に出てくるのです。人類社会にある戦争・犯罪・病気・死の災いはすべて、人の罪性に原因があるのです(「地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。」
創世記3:17後半)。人間の罪のため、世界は神の裁きの日を迎えることが定まっています。昔、ノアの時代に洪水によってノアの8人家族を除く全人類が滅ぼされました。次に来る終末の日には今の地球や天体宇宙が火で焼け崩れ去り、全く新しい新天新地が再創造されます(2ペテロ3:10〜13)
 ★その日は、キリストが再びこの世に来られる日です。キリストの再臨の日は、盗人が来る時の様に突然やってくると主ご自身が言っておられます。なぜなら、その日がいつなのかは神の御心の中に隠されており、その日は多くの人々にとって滅びの日、災難の日だからです。その日、生きている人も死んだ人も共にキリストの前に呼び出されて地上で過ごした生活のすべてが、ことばや心の思いに至るまでさらけ出されて裁かれます。そして、イエス・キリストを信じて聖(きよ)く義(ただ)しく生きて来た人びとは、キリストと同じ栄光の身体を与えられ、新天新地に住むことを許されます(
ピリピ3:21;2ペテロ3:13)。しかし、キリストを無視して生きて来た人々は自分の罪を裁かれ、地獄用の恥ずべき身体を与えられて、火と硫黄の燃える池に投げ込まれます(黙示21:8;マルコ9:48)
 ★キリスト再臨の日はまだ先だろうと高をくくって油断してはいけません。なぜなら、あなたの死ぬ日があなたにとってのキリスト再臨の日であり、あなたの世を去る日は神の御手に握られており、まだ先かすぐかは知る由も無いからです。そして、キリストを信じて救われるチャンスは、今地上に生きているこの時をおいて他に無く、死後に悔い改めて救われる機会は全くないからです。聖書のことば「
見よ。今は恵みの時,見よ、今は救いの日である。」(2コリント6:2)。「御子イエスを信じる者は裁かれることなく、永遠の命をもつ。」(ヨハネ3:16〜18


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開


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