ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
〈2〉キリスト(人となられた子なる神)
          について(上)  
 ★聖書の神は三位一体の神様です。三位一体とは、御父、御子(キリスト)、みたま(聖霊)の三人格を持つ一体の神という意味です。三人格で一体という存在は、聖書の神様独自の存在形態で、他に類型を見い出すことはできません。我々人間の理解力をはるかに超えたことですが、信じて初めて納得できることです。パソコンの構造が分からなくてもパソコンを利用できるように、三位一体を理解できなくても信じて神の救いを受け取ることは出来るのです。 イエス・キリストは神が分からない私たちに神様を見せるために、そして私たちを罪と滅びから救うためにこの世に人として来られた御子なる神です。「イエスは言われた、『わたしを見たものは、父(父なる神)を見たのである。』」(ヨハネ14:9)
 ★主イエスは、今から2千年ほど前ユダヤのベツレヘムのうまやでお生まれになりました。ユダヤの国王ダビデの子孫として乙女マリヤより聖霊によってお生まれになりました。旧約聖書の預言通りの出来事でした。
 彼は、およそ30歳の頃キリストとしての公生涯に入られ、十二弟子らを従えてユダヤ各地を巡り「自分の罪を悔い改めて神の国の福音(よい知らせ=Gospel)を信じなさい。」と人々に宣べ伝えました。彼の教えには力と権威があり、様々なそして数々の奇跡によって、ご自分が神から遣わされた救い主であることを立証されました。
 ★彼が行った主な奇跡は、生来の聾唖者や全盲者の耳目を開く、医者の見離すあらゆる心身の病気を癒す、悪霊に取り付かれた人を悪霊から解放する、死後4日たった死人を復活させる(
ヨハネ11:39)、五つのパンと二匹の魚で五千人を満腹させてなおパンと魚を余らせる、嵐を一喝してしずめる、ガリラヤ湖の上を水上歩行する、水を上等のぶどう酒に変える等々です。
 ★彼の名声と人気をねたんだ民の指導者たちは主を裏切った弟子ユダの手引きにより主イエスを逮捕しローマ総督ピラトに引き渡しました。裁判官でもあるピラトはイエスに罪を全く認めませんでしたが、ユダヤの指導者に扇動された民衆の圧力に屈して「自分を神と自称した」かどで主イエスに十字架の死刑を宣告しました。主イエスは人々の辱めを受け、十字架にかけられましたが、「敵を愛せよ」とのご自身の教えの通り「父よ、彼らをお赦しください」
(ルカ23:34)と十字架の上で祈られました。
 ★そして、十字架上で死んで葬られましたが、三日目に死なない身体に復活され弟子たちの前に姿を現し、彼らにご自分の身体に触れさせ事実を確認させられました。その身体は内側から鍵をかけて弟子たちが集まっていた部屋に戸を開けずに入ることができ、弟子たちと食事中忽然と消えて他の場所に移動するという、この世の事象にとらわれないまさに天国の身体でした。(次ページへ続く)


URL http://31church.net
キリスト紀元2003年 6月 1日公開


キリスト教案内
3