★第三戒は神の御名や聖書の言葉などまことの神にかかわることがらを不敬虔に用いてはならないことを教えます。わが国では、アーメン、三位一体、ハレルヤ、奇跡といった聖書の神にかかわることばが不敬虔に軽々しく用いられています。
★第四戒は「安息日を聖く守れ」です。キリストが日曜日に復活されてから、キリスト教会の安息日は日曜日となりました。キリスト教会にとって日曜日はキリスト再臨後に成就する新天新地での安息を象徴するひな型であり、キリスト信仰と礼拝を守り続け、世にキリスト信仰を証するための日です。しかし、日曜日を他の日と違う特別な日とすることでなく、少なくとも週一日を神に捧げて神礼拝と聖徒の交わりに用いることを重視することの教えです（コロサイ２：１６，１７）。
★第五戒は「父母を敬えです」。最近は、親に向かって「お前」呼ばわりする子供を見聞きすることがあります。大人を馬鹿にする子供が増えて来ました。律法の下では、親に逆らう子供は死刑に処せられます。親を敬う子供にしつけることは、社会人としての基本を身につけた大人を造るための家庭の重要な役目です
★第六戒は「殺してはならない」です。人は神のかたちに似たものとして造られています。殺人者は神の尊厳の破壊者として死刑に処せられます。神の前では人を憎むこと、ののしることは殺人と等しい罪とみなされます。自殺も殺人の一種です。
★第七戒は「姦淫してはならない」です。姦淫とは婚姻関係外の性交渉を意味します。たとえ、愛があっても結婚を経ずに同棲することは、神の目には売春・買春に等しい姦淫罪です。さらに、心の中をご覧になる神の目の前では「男性が女性を（女性が男性を）情欲を抱いて見るなら、すでに姦淫をおかしているのです」（マタイ５：２８）。自慰行為も同性愛も第七戒違反です。
★第八戒は「盗んではならない」です。人の持ち物はお金や財産に限りません。名誉や名前や時間を盗む盗みもあります。人のものに限らず、神のものを盗む罪もあります。誰でも自分の命は実は自分のものではなく神のものです。終わりの日に、すべての人は人生をどのように過ごしたか、その責任を問われます。
★第九戒は「うそをついてはならない」です。聖書の神は真理の神であり、それに対してサタン(悪魔）は偽り・盗み・殺しを本性とする存在であり、うそをつく者はサタンにつく者として神の怒りと裁きの対象となります。人を中傷する者・悪口を言う者はこの罪を犯しています。
★第十戒は「むさぼってはならない」です。金銭愛（むさぼり）はあらゆる悪の根源です（１テモテ６：１０）。金銭愛（むさぼり＝貪欲）は偶像礼拝に等しい罪です(コロサイ３：５）。偶像礼拝諸宗教が金儲けに奔走しているのはそのためです。
以上の罪から私達をきよめ、神の裁きから救うために主イエスは私達の身代わりに十字架上で聖（きよ）い血潮を流して、信じる私たちの罪をあがなわれました。キリスト教に関するＱ＆Ａ Q16キリストの福音（良い知らせ）の意味ご参照
URL http://31church.net
キリスト紀元２００３年 ６月 １日公開
