パニック障害と生きてゆこう 〜Live with PANIC DISORDER〜

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パニック障害や神経症、あるいは、うつ病の話題をいろいろな場面で見聞きするようになりました。ここでは、そんなテレビや新聞等から得た、薬を飲む以外のさまざまな「安らぎを取り戻すためのヒント」、また、心の病について書かれた書籍や癒される音楽などの情報を適時紹介していきます。皆さんも、ご存知の情報がありましたら、ぜひお知らせください。
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投書からの抜粋(編集)
●日常生活での心がけ
  • パニック障害になったら、時間が取れたようなものだと考えましょう。休職中でしたら、目標、目的を作る時間が出来たと思えば良いのでは。
  • 外出訓練する場合、必ず予期不安は起こります。外へ出ることを少しずつでも練習しない限り、予期不安は取れません。訓練は、午前一回・午後一回・月曜から土曜まで・日曜日は休み、といった具合にやっていくと、体のリズムが整って来るはずです。
  • 気持ちを変えることは、とても難しいことですが、体調を整えることで、心を落ち着かせることが出来ます。それが、「体から心へ」のアプローチです。体の調子が整って来れば、気分も変わり、気分が整えば、広場恐怖に対する予期不安も、少しずつ取れてくるはずです。
  • 薬については、先生と話し合って飲みましょう。薬はそれぞれの症状に対して飲むのです。あの人がこの薬で良くなったから私もその薬を飲みたい、ということではないと思います。薬は症状を軽くしてくれます。でも、薬を飲んで休んでいたら「治った」という話は、あまり聞いたことがありません。パニック障害の克服は、薬を飲んで症状を楽にして、訓練していくことしかないと思います。
  • 空間恐怖の訓練は、呼吸法が大切だと思います。乗り物にのると、どうしても息苦しさが発端となり、さまざまな他の症状が出てきます。そこで、自律訓練法を基本とする自己暗示と、呼吸法を組み合わせることによって、訓練しやすくなると思います。
  • パニック障害の方で、首から背中にかけて痛みやコリに悩まされている方が多いと聞きます。この場合、ビタミンB群が効果あるようです。
●いくつかのアドバイス
  • 姿勢に気をつける。軽いストレッチを毎日やるといい。(本屋さんにあるテキストの中から、続けられそうな簡単なものを選んで下さい)
  • 軽い運動で汗をかく(歩くのもいい)。歩くときの姿勢も気をつけて。運動がダメなら、お風呂に20〜30分浸かって汗をかく。 夏でも軽く浸かるといい。
  • 偏食をしない。肉類よりも魚がいいかも。それと野菜。体が温まるような食事はおすすめ。
  • PDの本だけじゃなく、今まで読まなかったような本を読んでみると思わぬヒントがあるかも。知識の吸収についても偏食しない。
  • いつも机に向かう仕事をしている人は、毎朝(夜寝る前でもいい)体を反らすような体操がいいかもしれません。
  • 気分転換には・・・旅行、花を育てる、ジョギング・散歩、絵を描く、自分のこれまでのことを文章にしてみる、公園で寝っ転がって空を見る、折り紙、何でもいいので物を作る等々(家相の本などを参考に部屋の模様替えもいいかも)
  • 習慣になっていることを崩してみる。
●5・5・7で呼吸を整える
  • [吸う5、息を止める5、吐く7]この5、5、7の順で、これを2〜3分繰り返します。発作中は、過呼吸の場合が多いと思います。しかし落ち着いて訓練すると、大きな発作は減っていくと思います。
ホリスティック医学とパニック障害(足元がフワフワして怖いとき)
ホリスティック医学の要点は、
  1. ホリスティック(全人的)な環境に立脚する。
  2. 自然治癒力を癒しの原点とする。
  3. 患者自らが癒し、治療者は援助する。
  4. さまざまな治療法を効果的に組み合わせる。
  5. 病への気づきから自己表現へ。
という5点です。ですから、必要な時は新薬も使いますが、漢方なども取り入れています。東洋医学に基づくと、「気」=生体エネルギーは滞りなく流れているのが健全であり、「気」が充実している時、その中心は「丹田」=おへその下辺りにあります。ですがパニック障害の人たちは、「気」が完全に胸より上に滞ってしまい、足元に流れてこないのです。それで、肩はつっぱり足元はフワフワ状態になってしまうのです。だから肩こりの人が多いのです。それを治すには、「気」を「丹田」に戻す事に集中すればよいのですが、練習しなくてはなりません。キーポイントは呼吸法です。ヨガ、気功、瞑想、自律訓練法など、皆、呼吸法で丹田に気を集める事を説いています。散歩も良いでしょう。初めはフラつくかもしれませんが、少しずつ歩くのを増やしてみましょう。足取りがしっかりしてくるはずです。呼吸が丹田に集まっている証拠です。あなたに合うものをやってみましょう。(アゴラ会会報「あおぞら」第5号より(1998.9発行))

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「あなたがいるだけで幸せ」ひらやまれいこ 著(株式会社クレスト新社・1999年10月19日初版第1刷発行・1200円/ISBN4-87712-084-X)
著者は放送作家、コピーライター、劇作家として活躍している人。(まえがきより)
 〜 ある日突然ヒューズがとんでしまったから・・・。
   ココロの中に小部屋を作りました。
   10年以上も前の話。 それまではスケジュール帳が真っ黒に埋まらないと
   気が済まなかったのだけれど
   ある日 からだをこわし 1年近くも家の外へ出られなかったから・・・。
   ココロの中に 小部屋を作りました。
   外界ばかり見ていた「目」を 内界にクルリと転換し
   そこから 深〜いココロの押入れを 探検することにしたのです。
   「私は本当は何がしたいの?」
   「なんで こんなにくるしいの?」
   ココロの中は 埃だらけの 迷路になっていました。
   まだまだ 探検は続くけれど
   ココロの小部屋に溜まった50の言葉をまとめてみました。
   1つくらいは「そうそう」って思ってもらえるといいなぁ。 〜
天使の挿し絵がいっぱいで かわいい!!本です。(投書をいただいた方からの紹介)
「小さいことにくよくよするな!〜しょせん、すべては小さなこと〜」リチャード・カールソン 著・小沢瑞穂 訳(サンマーク出版/ISBN4-7631-9227-2)
この本を読むと「なーんだ、しょせんすべては小さなこと」と思えてきます。ご一読あれ。(「あすなろ」No.2「お薦めの一冊」より)
「みんな元気に病んでいる」藤臣柊子 著(サンマーク出版・1999年2月25日初版発行/ISBN4-7631-9247-7)
鬱病、不安神経症、拒食、過食、依存症・・・。自分の居場所を捜し、自分自身とのつきあい方を考えるコミックエッセイ。(帯より)
本屋でぱらぱらとページをめくっただけなので詳しい内容はわかりませんが、そのタイトルの通りに、ともすれば暗くなりそうな題材を明るく表現していて、読んで気分が落ち込むような本ではなさそうでした。コミックなので図書館で借りることは難しいと思います。本屋に行く機会があれば、一度手に取って確かめてみてください。
パニックに役立つ本二冊あげておきます。
パニックの時に、呼吸に気をつけるとちょっと落ち着くみたいです。さらさらっとしか読んでいませんが、とても役に立っています。(ニフティサーブ「精神保健フォーラム(FMH)」の会議室の発言より)
  • 「(現代人のための)60秒瞑想法 フリーメディテーション」トーン・クローヴス 著・松原敬子 訳(たま出版・980円)
  • 「<気づき>の呼吸法」ゲイ・ヘンドリックス 著・上野圭一 監修・鈴木純子 訳(春秋社・2000円)

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