旭川スタルヒン球場のF's
わざわざそんなとこまでよく行くよなぁ。

2004年 6/19
旭川スタルヒン球場にてvs.ライオンズ戦。11時開場〜13時試合開始だが10時すぎに球場着。なんでそんな早く行ったかというとヒルマン監督サイン入り特製Tシャツ即売イベント(先着100名限定)というものがあったから。100名という数に少なからぬ不安はあったものの、まあ10時入りならOKだろうと考えたのだが、着いてびっくり。開場1時間前というのに既に球場外は人で満杯! 狭い球場外周通路には野球なんか知らなそうなジジババやガキもわんさか。これでは100名限定なんてもう締め切ってるよな、田舎者のお祭りパワーを甘く見過ぎていた……と、なかばあきらめたのだが、サインTシャツ即売のところ(正門スタルヒン銅像前)は列がなかった。?? うーむ、つらつら考えるに、Tシャツはタダではないからだな。一枚3000円。その一方で内野指定席入り口には長蛇の列。指定席なんだから並ばなくたっていいのに。田舎の人の考えることはまったくもってわからない。なにか考えてるのかどうかもわからない。とにかく前から20番目くらいで権利ゲット。うはは。そこから1時間待ったけど、ヒルマン監督のサインもらって握手もしてもらった。うはは。そのあとスタルヒンと記念撮影。その間も人の波は途切れることもなく、12時に中へ入ると球場は完全に満席!!! 公式発表25000人。席は3塁側のてっぺん。ひと月前に「ちけぴ」で取ったんだけど、既にそこしかなかった(いい席は北海道新聞関係で押さえてしまってたらしい。そんで近隣からバスでジジババを騙して集めるという商売)。うしろの席だけど客席エリア自体が小さいのでグラウンドはよく見える。特に不満もなし。ただしビール売りはいない。売店まで降りなきゃならない(しかもすぐ売り切れた)。トイレには行列。喫煙スペース(通路脇)は人だかり&もうもうたるケムリ。このへんには地方球場の悲しみを感じずにはいられない。
で、いざ試合が始まったらびっくり! 
25000人のうち24995人がファイターズを応援している!(残りの5人は左中間で調子外れのラッパ吹いてた関東獅子会の皆様) ファイターズ選手の一投一打に観客が沸き立つ!(あきらかに野球を知らないであろうババアとかまで) そこには、俺がいままでの長いファイターズ応援人生において一度たりとも味わったことのない「選手と球場の一体感」というものがあった。名前を知っている選手なんて新庄と(かろうじて)小笠原くらいだろうに、出てくる全てのファイターズ選手に声援が贈られるのだ。実松や森本にまで(←例にだしてすまん)。なんかもーほんとに感動しました! ほんとに北海道に移転してきてよかった。選手だけじゃないよ。ホームチームであるということが如何に幸福であるか、初めて体感できた。自分がこんな素晴らしい経験を今までしたことがなかったのが悔しいくらいだ。こんな舞台でプレイできる選手はこの声援に応えなきゃプロとして失格だよ。とか言っても、まあ、この日は負けたんだがね。
試合そのものは、どっちのチームにとってもいい内容ではなかった。延長11回、ライオンズ 6-5 ファイターズ。5時間12分。こちとら、その日のうちに旭川から釧路に移動しなけりゃならなかったので(300キロ超、車で4時間半)、最後まで付き合えず9回同点の時点で球場を出てしまった。点数の割には緊迫感の薄い試合ではあったが、まあ、見所はいくつかあったし(いちおうシーソーゲーム)新庄は活躍したし(好守にいいプレイ)天気はよかったし(暑かった)、25000人はそれぞれに満足して帰れたんではないのか。とりあえず個人的には、わざわざ足を運んだ価値は十二分にあったと感じております。次は札幌も行かなくちゃ。
あ、ちょっとだけ写真とってきました。みたい方はこちら→
旭川スタルヒン球場2004/6/19


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