<更新記録兼ひとりごと>

1998年分1999年6月まで1999年12月まで2000年前半/最新版


2000.12.17

3週間ぶりのひとりごとです。更新記録でなくてすみません(ぺこん)

ただでさえ慌ただしい年末なのに、いろいろ重なってさらなる慌ただしさに。そんな中、ちゃっかりしっかり男子バレーボールのNEC対松下電器を観てきました(^^) お目当ては今季松下電器に加入したパスカルです。

リーグ観戦は、大浦さん引退(97年3月)以来なのでおよそ4年ぶりでしょうか。今年からの新しい試みらしく、第一試合は女子の試合、第二試合が男子のNEC対松下電器でした。故あってNECの応援席での観戦です。応援席は初めてだったので新鮮でした。

会場に入ってまず驚いたのが、観客が少ないこと。女子の試合が終わるくらいの時間帯だったのですが、アリーナもスタンドも半分の入り。自由席には人がいませんでした。男子の試合では、応援席が完全に埋まり、全体的に若干観客は増えていたものの、93-97年頃の観戦では、自由席以外満席というのばかりだったので、観客の少なさに驚きました。男子が人気なので、女子の試合と組み合わせれば女子の観客動員も増えるかも――と協会は考えたのかもしれませんが、裏目に出てしまったようです。まあ、男子のファンなら男子2試合観たいよね。チケットもけして安くないお値段ですし。

ところで今回お目当てのパスカルとは、セリエAで活躍していて、なおかつハンサムな選手。何しろ貴公子って呼ばれていて、誰も否定する気になれないですもん。日本でどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだったのはわたしだけではないはずです。

そのパスカル、試合の前半はミスが先行していて調子はいまいち。松下電器は、ベストメンバーとは言えないNEC(リベロが西村じゃなかったのが残念。ファンダールミューレンも出てなかった)相手に、あっという間にセットカウント0-2と追い込まれます。第3セットの序盤もそんな感じで「ラッキー、これはNECの楽勝だわ」と思った瞬間、審判があやしげな判定を。

判定の中身はともかく、主審が一瞬松下のポイントと認めたように見えたのに、NECのポイントとしたプレーがあって、松下の選手が熱くなってしまったのです。

そこからの松下は強かった……。松下の本来のエース宮崎が、決める決める。さっきまで外してくれていたサーブもばんばん決まる。それに引っ張られてチーム全体のミスが減り、パスカルのプレーも安定してきました。

NECもかなり食い下がったのですが、そこは決定力の差。相手がパスカル+宮崎ですからね〜、NECもファンダールミューレンがいれば何とかなったかもしれないけど。

というわけで、最終的にはフルセットで松下。NECは惜敗しました。くーーーっ。

この日のパスカルが目立っていたのは攻撃よりもむしろ守備でした。レシーブがうまい。目立つほどうまい。パスカルが攻守これほどバランスの取れた選手だったとは。セリエAのレベルというのを感じました。そして日本とのレベル差を。いまのままで全日本男子は世界で戦っていけるのかどうか...

そんな全日本男子をこれから率いていくのが田中幹保監督です。この方が、プログラムで、注目選手についてコメントをつけていますが、取り上げられた注目選手のメンツが興味深い。13選手が取り上げられているのですが、そこには中垣内や平野といった大物選手がいなくて、若い選手主体です(旭化成に移籍した真鍋選手37歳も入ってますが...)。さらにポジションも妙にバランスがよいのです。

この13選手は、田中監督が選んだのでしょうか? コメントを見ているとなんとなくそんな気が。もしほんとうにそうなら、彼らがいまのところ田中全日本の構想に入っている選手ということでしょうか。気になるところです。

と、いよいよ開幕したVリーグ。いいゲームを期待します。あと地上波での放映と(ぼそ)

 

2000.11.26

先日、「大和証券グループのCFでかかっている歌のCDがほしかった」という方からメールをいただきました。西島くんのことは知らず、てっきり本物のミュージシャンと思われていたそうです。西島くん、はまってますからね〜。なんかとってもうれしいメールでした。

なお、関東では土曜夕方6時台にテレ朝の、「ネットパラダイス」という番組も大和証券グループの提供で、CFが見られます。

サッカーがシーズンが終了しました。期待していたような展開にならなかったので(応援してたチームが敗れたので)個人的には残念でした。うぅ... なんてファンが泣き言言ってたら選手に悪いですよね。反省。

そしてスキーのワールドカップが始まりました。いよいよ冬の到来ですね。葛西さん(スキー)が口ひげをのばしているようで、ちょっとびっくり。

それから、トップページをご覧の方は気づかれたと思いますが、今年もやります、インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞2001! 気になるミステリを一冊でも読んだ方、ぜひぜひ投票を。投票期間は来年の1月20日から2月13日、結果発表は2001年2月26日です。

 

2000.11.12

他にすることあるだろーと思いつつ、古代史関係の新企画の手直し開始。11/11放送の「世界!ふしぎ発見」を見てしまいましたもので。いつのまにか黒柳徹子が板東英二並みに往生際が悪くなってますね...

この日の「世界!ふしぎ発見」は推古天皇陵とみられる植山古墳と、聖徳太子(廐戸皇子)がテーマ。聖徳太子は実在しなかったという説も紹介していました。

「聖徳太子は実在しなかった」というと「何をばかな」と思われる方も多いでしょうが、わたしも同じ考えです。つまり、用明天皇の子である廐戸皇子は実在したが、彼が後世に「聖徳太子」と呼ばれるほど政治的・宗教的に偉大な存在だったとは考えにくい、ということです。これは、わたしがはじめて『日本書紀』を読んだときの感想でした。でもって、「アメタリシヒコは誰なんだろう」と考え出したきっかけだったんですねー。

でもって、「アメタリシヒコはこれだ」というのを発表したくてページもはじめたわけで、ページはじめたくてパソコンに手を出したのだから、いまのわたしがあるのも、『隋書』と『日本書紀』と廐戸皇子のおかげかも。

番組で太子町にある推古天皇陵(植山古墳からこちらへ改葬されたとされる)を見て、「あーーーーっ、大阪飛鳥紀行やらなきゃ」というのもしっかり思い出しました(^^;

ところで。

Palmラブな友人から、「100KBも読めますよん」と教えてもらいました。うふふ。いいじゃないですかぁ(^^)

と、すっかり買うつもりでリサーチしているのですが、狙っているPalm Vxは39800円が相場らしいです。うーむ、当分下がらないのだろうか。カラーのIIIcは36800円とかなのにぃ。IBMのWorkPad(見た目も機能もPalmと同じ)もそれくらいでした。

PalmとWorkpadってスペックを見る限りほとんど違いがないようなのですが、どっちがいいんでしょうね?(店員に聞け>じぶん)

 

2000.11.06

気がつけば1ヶ月...早い。その間、こちぃの更新をしました。西島くんの大和証券CFの紹介です。ライコスに「西島秀俊」のディレクトリもできてご満悦。

さて。ほんとうは例の企画(中大兄皇子のおじいさま企画)をずずずいっと進める予定だったのですが、いろいろ立て込んで放ったらかしになっています。年を越えるとまたばたばたしそうなので(ミステリー大賞もあるし)、早めに再開しますねー。

参考になりそうな本(たまたま店頭で見つけた新書)も読みました。とても興味深かったので、いずれまた紹介しましょう。ちなみに吉田孝『日本の誕生』(岩波新書)斎川眞『天皇がわかれば日本がわかる』(ちくま新書)。いずれも日本という国の誕生にスポットを当てたもので(アプローチは違いますが)、中大兄皇子=天智天皇とは無関係ではないのです。どちらも再読しちゃいましたよ。おもしろかった。

門司港紀行で訪れている奴国の丘歴史公園は岡本遺跡を整備した史跡公園ですが、その岡本遺跡でも重要な奴国の王墓は、民有地になるため発掘調査ができていませんでした。ところが、このたびその土地を地元・春日市が購入することになったとか。今後の発掘調査が待たれますね。

さて、発掘といえば、考古学ではすごい事件が明るみに出ました。簡単に言ってしまうと、石器のなかったところに石器を埋めて、新発見!とやってしまったものです。日本史というより人類学を塗り替えようかというくらいの「発見」がデタラメだった――これまでにこの人物が関わった遺跡がすべて疑われることになるでしょうし、疑って再検証するしかないでしょうが...ヘタをすれば学問を後退させるほどの大事件。ひどいとしか言いようがありません。

――と、沈みがちな気分をいま紛らしてくれるのは、Palmくん(Palm Pilot)。とある友人が以前から「Palmはかわいい」と言っていて、さわらせてもくれたけどいまいちピンと来なかったんですが、使ってみると、いやぁ、かわいい!!

スイッチ押したらもうアイコンがぱっと並んで「使って使って♪」て感じだし、満員電車でも邪魔にならずに使えるし。独特の文字入力も慣れると気にならないし、パソコンとの接続(syncというそうだ)も簡単です。

いまはお試しでちょっと前の型式のを借りているのですが(ありがとうっ>Aさん)、これは欲しいぞぉぉ。最近のものはもっと性能が上がっているはずだし。100KBくらいのテキスト文書でも平気ならいっそううれしいんですが、どうなんでしょ。

 

2000.10.04

『西暦五三五年の大噴火』の紹介をアップしました。おもしろさに比例してやや長文になりましたが、ほんとうにおもしろかったんですよ〜。ついでにアンカーつけたくせにリンク張ってなかった『古代のミルクロード』もリンクつけました。いくつか紹介したい本が抜けていることにも気づいてしまった... それに旅先で見つけた各地の博物館の資料特集もやってみたいですね。

そうそう、新企画(10.02参照)がらみで一言。この前口上を読んでいただけると、どうしてわたしが牧野古墳に妙に感慨深いのかご理解いただけるかと。

バリボのパスカルが来るぅというので一人で盛り上がってしまいました。ルックスもプレーもすばらしい、まさにスタァな選手の松下電器移籍に感涙。新日鐵にもいいイタリア人選手が来るとか。今年はVリーグが熱いっ。

「はみだし刑事情熱系」、中山忍がいない? と思ったらみゆきちゃん=前田愛も留学するって? ガメラ3なコンビがいなくなってしまうのですね...むぅ。いっぽう、西崎=風間トオルの衣装は相変わらず刑事離れしている(笑)

 

2000.10.02

掲示板で予告した古代史関係の新企画の前口上をアップしました。あとが大変そうな気もするが...大阪飛鳥紀行もまだのような気がするが...気にしない(おい)

五輪がついに閉幕しました! 今回は大会がすご〜く盛り上がっているのがよくわかって楽しかったです。日本人選手も全体に健闘が光りました。が。そんななか不安なのが野球とサッカー以外の球技。バレーもバスケもハンドも出場権獲得がならなかったのです。うぅ。

さて、バレーボール。男子の決勝を見ました。日本が出ないとなると決勝しか地上波でやってくれないんですね(泣) ほんとに次回はがんばって出場してもらわなきゃあ。バレーボールの世界では五輪は最高の栄誉を与えられる舞台。世界のレベルと本気を目の当たりにできる大会です。

男子決勝は、ユーゴスラビア対ロシアでした。ある程度予想された顔ぶれでしたが、2年前の世界選手権2位とはいえ最近はそれほど調子がよかったわけではないユーゴが、決勝まで来たのはちょっと意外でした(ちなみにサッカー同様世界最高のリーグ・セリエAを持つイタリアは3位)。

試合は、出だしは一進一退という感じ。それがじわじわと差がついていきリードしたのは――ユーゴスラビア。個人技と高さなら、ロシアのほうがひとつ上でした。しかし、ユーゴは持ち味のソツのなさを発揮。大きなミスはなく、確実に返し、確実に得点していく。乱れず、付け入る隙がないという印象は、2年前の世界選手権のときと同じでした。

実況や解説で、「ユーゴのレシーブとつなぎは世界一」というフレーズが何度も聞かれました。そして、まさにそうだと思いながら観戦していてふと気づきました。ユーゴのつなぎは技術だ、と。

日本のバレーで「つなぐ」というとき、そこには若干の精神論が入っています。決してあきらめない、勝利を信じる、チームメイトを信じる、根性...そんな要素がいくらかは入っています。少なくともマスコミは、そういうつもりでこの表現を使います。

ユーゴのつなぎはあくまで技術です。リベロが、グルビッチ兄がカメラ席に突っ込むレシーブを見せました。彼らは根性でがむしゃらに突っ込んだのではありません。上げることができる球だったから、カメラ席までレシーブに行ったのです。そしてそのあと相手がアタックを打ってくることがわかっていたから、グルビッチ兄は完全にカメラ席に倒れ込んだあとにもかかわらず、ブロックに戻りました!

バレーボールは、こと男子は、おそろしい勢いで進化しています。素人でもそれがよくわかりました。個人技のパワーや高さがあってもそれだけでは勝てないレベルになりました。ですが、戦術戦略がうまく行けば、パワーや高さに劣っていてもつけいる隙があるかもしれないとも言えます。

日本バレーボール協会は、次の代表監督を決めかねているようです。願わくば、戦略にすぐれた人物を選んでほしい。個人的には、チームで体をつくり、全日本では全日本として勝つための戦略を身につけることに専念するというのはどうでしょう。いずれにしてもチーム(リーグ)と全日本、うまく調整して強化していってほしいです。

最後になりましたが――優勝おめでとう!! ユーゴスラビアチーム! すごかった!!

 

2000.09.25

『美しい蠍たち』が一部リストから抜けたままだったので、追加。ついでに、こちらに挙げたミステリ以外の山田正紀作品に、寸評(といえるほど大したものではない)もつけてみました。

五輪も山場をひとつ過ぎ、ふたつ過ぎ...と終盤にさしかかってきました。いやぁ、やはり4年に一度の大会! ただのファンでもやっぱり燃えますよね〜。

競泳("水泳"では他に水球やシンクロなどがあることに気づきました)もついに日程を終えました。日本女子はメダルも獲ったし、全体として好成績でした。女子自由形100mも、ついに決勝まで残りましたし。源選手、すごいです。

そして思うのは、「メダルを獲得できた彼女たちは、合わない選手がチームに一人いたら、もう実力は発揮できなくてメダルはとれなくなるのか?」という疑問。そんなことはないでしょう。そんなにヤワでは五輪でメダルは獲れないはずです。

また、少数精鋭の今回でも実力が発揮できない場合もあり、また海外の思わぬ選手が勝ったレースもありました。それなら枠を返上してまで出場選手を厳しく絞り込むより、むしろより多くの選手に出場チャンスを与えてもいいんじゃないか、と改めて思いました。それにリレーにほとんど出てないのはつまらないですよ、やっぱり。来年は世界選手権が日本で開催されます。考えてほしいところです。

ところで、競泳の放映での、わたしの密かな楽しみは鈴木大地の解説(といって内容を覚えているわけではないのだが)。「金メダルを獲ればいいんでしょ」と言ってほんとうに金メダルを獲った鈴木大地はあこがれです。今大会、どのレースか忘れましたが選手が決勝進出を決めたとき、「これで責任を果たしましたね」とのコメント。そういう責任を感じながら戦って、金メダルを獲った人なんだなぁって、またまたグッと来たのでした。

五輪では、男子体操の団体4位もうれしかったです。悔しくもあったけど。アトランタ10位を考えると大躍進、メダルもほんとうにあと一歩でした。何よりチームとしてすごくよかった。だからメダル...ああっ、やっぱりうれしいより悔しいかも。

 

2000.09.17

山田正紀の『美しい蠍たち』を読みましたので、リストに追加しました。

いよいよ五輪が始まりましたね〜。3連休はすっかり五輪観戦休暇となってしまいました。会場でなくて自宅のテレビでってのが悲しいところですが。

「選考でいろいろあった水泳は見ない!」とか思ってたくせに、かなり観てしまいました。男子の4×100mリレー、ついにオーストラリアがアメリカを敗りました(アメリカは五輪不敗だった)。すごいレースでしたよね...オーストラリアの一番手クリムも100mの世界新をうち立ててしまいました。

そのオーストラリアのイアン・ソープはほんとうにすごい。これはもう四冠決まりだろうと思ったら、200m自由は予選2位! 決勝がおもしろくなりました。

話は変わりますが、系図が書けるソフトってのがあるみたいで、心動かされてます。六、七世紀の系図にも対応できるんだろうか(この時代の系図は、線がクロスするのが必須なので)。できるんだったらとってもほしいっっ。

 

2000.09.05

ウィールドファンの方へ、一言補足

にしてもヒル作品リスト、紹介がちゃんとできてないのは再読しないといけないですね。紹介文に差がありすぎ(反省)

 

2000.09.04

ヒルを読みましたーーーーーっ。

ひとつは6月の新刊ベウラの頂。長いです、おもしろいです、一気です!!! これは今年のベストには間違いなく入る本格です、ほんとうに。読むべし。とくに、ダルジールファンとパスコーファン(とくに後者)は何をおいても読まないといけませんですよ。

もうひとつは根性だして "A Killing Kindness"。思いっきり英語力が落ちていて(呆然とするほど)、筋を追うだけに終始しましたが、なかなかよかった(翻訳出してくれ〜)。タイトルは、「死に至る思い」て意味合いなのかな。

上記を含め、ヒルのページを手直ししました! 

 

2000.08.25

体調崩しました。復活しました。気分なおしにちょこっと更新しました。このページからリンクしてます。さてどこでしょう。

 

2000.08.14

世間は夏休み。というわけでわたしも夏休み。休みもいよいよ終わりに近づき、時間のあるときにしかできないことをしようと、片づけに取り組んだのですが...足下はすっきりしたけど、結局他の場所に積み直しただけのような。

ちなみに、机の下にはリファレンスが積んであります。辞書類の他、『日本書紀』や『日本史年表』などなどホームページ作りに必須な本が何冊か(いま数えたら20冊を超えていてびっくりぃ)。ホームページ作りに必須な本って言いながら、HTML本がないのはいいんでしょうか。だからかわいいページにならないんだってば。>じぶん

この10日間でオフが2つもあったのですよ〜。どちらも楽しかったです。いっぽうは初対面の方が多く、いっぽうのはいつものメンバー。いずれも熱くミステリについて語ったのでした(ということにしておこう)。いろいろメリハリのある10日間でした。そうそう、別冊シャレードの「山田正紀特集」のお手伝いもしました。こちらはできたらご案内しますねっ(シャレードのスタッフってわけじゃないんですけどね^^;)

「鉄腕DASH!」という番組を観ていたら、増田明美が速いのでびっくり。活躍したのは何年も前なのに...やっぱり根本的にモノが違うんですね、トップアスリートというのは。五輪まであと1ヶ月です(サッカー予選は開幕前日の9月14日に始まるので、ほんとうにあと1ヶ月なんです)。

あぁ、更新記録になってないじゃないか....

 

2000.08.04

いやあ...CASの裁定が下り、千葉すず五輪落選が決定的になってしまいました。残念です。千葉すずは好きな選手だったので。

どうして好きかっていうと、速かったから、ですね。これまで日本にも世界レベルの水泳選手はいましたが、自由形短距離という花形種目で世界レベルまで行ったのは、千葉がはじめてではないでしょうか。わがままとかいろいろバッシングもありましたが、リレー種目をあれだけがんばれるというのは(どの大会もリレー3種目全部出てませんか?)、エースとしての自覚とチームに対する責任感の現れだと思います。ほんとうに自己中心な選手なら、リレーを減らして個人種目に集中させてもらうなどしたんじゃないでしょうか。

CASの裁定は、水泳連盟の選考基準が公平であったということ。わたしは確かめていませんが、「選考会でのタイムが女子は昨年ランキング8位以内」という水連が今回用いたという基準を、選出された女子選手全員がクリアしてたのでしょう。クリアしてない選手がいたら千葉落選は「不公平」ですが、そうでなければ「公平」ということにはなる。

ただ、CASは、この「8位以内」の基準が、きちんと伝達されていなかったことについて、水泳連盟の責任を認めました。それが、訴訟費用(1万SF)の水泳連盟負担という決定に現れています。今後これを明らかにしない選考があってCASに提訴されるようなことになれば、また違った結論が出るかもしれません。

というわけで、一見千葉敗訴ですが、じつは水連に大きな要求を突きつけた、そういう裁定でした。

千葉に関して言えば、会見が見事でした。裁定に応じたことについては水連にも感謝の言葉を述べるなど、「社会人らしく大人」な内容で。署名活動など、たくさんの支援者への感謝をのべたときはほんとうにうれしそうでしたし。なお、会見では引退をいまのところ考えていないと明言しました。たしかに肩がたくましくて、まだトレーニングしているなって雰囲気でしたから、これからもがんばってほしいです。

と、ここまで冷静に書いたものの....

男女バレーに続き、千葉すずまで五輪に出ないとは! 楽しみが激減するんですけどぉぉぉぉぉ。

男子ハンドボールもだめだったし(世界選手権で強豪相手にいい試合をしていたので、密かに期待していたのだ)、はぁ、どうすればいいのでしょう。それでも始まればいろいろ観ちゃうんでしょうけどね。んでもさびしすぎ。

 

2000.07.23

おととい、古代史年表を更新しました。やっと敏達天皇から天智天皇までをカバーすることができました。レイアウトは質実剛健なのを目指しました、ということにしておこう。かわいくする根性が...(^^;

最終的には年表に簡潔に書いてあることを補足説明する事件解説のページを充実させたいという野望があるんですが、こちらはまだまだ。年表作っているときに白村江の戦いがかなり気を引いたので、まずはこれあたりから充実させたい..かも。

土曜ワイドで「おとり捜査官・北見志穂」の再放送をしていたもんで、原作『女囮捜査官1-5』をざっと読み通してしまいました。やっぱすごいわ、と改めて感動感心しました。

で気づいたのですが、わたしは本格ミステリが好きですが、それだけ(謎解きだけ)の作品にはあまり惹かれないってこと。クイズみたいに犯人を探し当ててもつまらない、と言いますか。そういう意味では、山田正紀の諸作品は「それだけじゃない」と思えます。考えてみれば大好きなヒルやセイヤーズやP・D・ジェイムズ、サラ・コードウエルなんかも「それだけじゃない」作家ですもんね。

クイーンは「それだけ」のように見えて「それだけじゃない」んですよ。どこがって説明するの難しいですけど。まあ、ミーハー的にはエラリイの存在だけでもじゅうぶん謎解きだけじゃない魅力を感じることができますが(笑)

 

2000.07.14

反省を生かして、篠田真由美ページを(少しだけ)更新しました。建築探偵の年譜(すんごい簡単なものですが)も作ってみました。

あと新刊出てるのは山田正紀とヒルと……けっこう出ているんですよね、ありがたいことに……未読の山……

そうそう、山田正紀といえば、別冊シャレード・山田正紀特集は着々と進んでいます(のはずです)。

ところで、他の方の古代史ページは何てきれいなんだろう、とつくづく思う今日この頃。わたしも和風かつスマートな色合いと美しくかわいい画像に彩られたページを作りたいものです。まぁ、無理でしょうけど(とあっさり投げる^^;;)。

近つ飛鳥博物館を訪れたりしたせいか、最近は関心が五世紀まで遡る勢いです。がんばらなきゃ。最終目標は、中大兄皇子のじっちゃんから孫までをフォローすることですが、やっぱりご先祖さまは大切ですから。

 

2000.07.08

もう下半期ですねぇ。びっくりです。一ヶ月も更新が止まってるという指摘を受けて(おい)、とりあえず登場。

具体的な更新予定でいうと、ミステリ関係、新作が出ている分をフォローするのは、早いうちに。4月の篠田さんの新刊(『仮面の島』)もフォローしてないし、ヒルの新刊が出ているんですよね。

古代史関係、大阪飛鳥紀行は忘れないうちに(おいおい)

さて、6月からこっちでいうと、日本バレーボールには厳しい出来事が続きました。なかでも厳しかったのは、女子の五輪予選敗退です。男子は(こう言っちゃなんですが)前回のアトランタで予選敗退しているし、80年代から世界的には厳しい状況に置かれていました。でも女子は、これまでずっと五輪は出ていて(前回は最終予選で勝ち上がったとはいえ)、「東洋の魔女」以来日本のお家芸のようにも言われていました。それだけにショックは大きいのです。

じつは、最終日前日(日本がクロアチアと対戦した日)観戦に行きました。第一試合のイタリア−カナダ戦以外の、中国−韓国戦、オランダ−アルゼンチン戦、日本−クロアチア戦の3試合を観ました。女子バレーを本格的に観るのははじめてです。観ての感想は、「世界は強い」てことですね。正直なところ、中国・韓国を含めて、アジアは身体的なパワーでは欧米にはかなわないんじゃないかと。それでも中国は高さとうまさ、韓国は安定した守備力でまだ何とかなりそうでしたが、日本の場合、うまさ、安定感ともいまひとつ。クロアチア戦、勝てそうな流れから一気に切迫した第4セット、ブロックの上を抜かれて取られたときに「これは……」と予感せざるを得ませんでした。

しかしイエリッチはほんとにすごい。女子の試合にひとりだけ男子が混じっている感じです。前は打つだけのイメージでしたが、いまはそんなことはないです。

今回の日本女子チームは、高さがないことなどが指摘されていますが、チームのまとまりとしては随一でした。チームワークと根性を重んじる学校スポーツ的日本チームの形としては完成されていたように見えます(最強かどうかはともかくとしても。けが人が多くて、このメンバーとしてもベストコンディションではありませんでした)。そしてこのチームでは太刀打ちできなかった、という結果が出た以上、まったく新しいチーム作りに踏み出すしかないと感じます。

と、素人でも思ったんですから、関係者にはほんとーーーに真剣に考えていただきたい。

五輪不出場余波か、名門ユニチカの事実上の廃部が決まりました。いっぽう、以前ダイエーが廃部としたオレンジアタッカーズは、ダイエー系企業の出資で生き残り、そして今度からは久光製薬の出資で「久光製薬スプリングアタッカーズ」として活動します。運営やチームは残し、スポンサーだけが変わるこの方式(まあ、それによって名称も変わったわけですが)は興味深いですよね。2億3億と言われる年間運営費も、大企業の広告宣伝費としたらバカ高いってわけでもないでしょうし、今後バレーチームのひとつのあり方になるのかな、と思います。

まだ番組ソフトとしては生き残っているバレーボール。いまのうちに何とか立ち直ってほしいのです。 


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