東京ヒラタ2007初夏

ピーコ



皆の衆、久しぶりじゃ。え、誰だか知らぬとな。そりゃ悲しいぞよ。読んでいく内に思い出していただけることを期待するとしよう。

くわ馬鹿に投稿しなくなってから早いもので4年もの月日が経っていた。
何故そんなに投稿しなかったのかと言うと、一番の理由は面倒、かな。 次の理由はめんどくさっ、その次の理由はめんどくせっ、ってなところであろうか。なんてね。 ま、色々と理由はあるのだが、書かないというよりは書けない状況になってしまったといったところである。 あっしのキャパでは日々の生活だけでも大変なんだす。

そんな中、昨年だったかな、誰から聞かれたのかも忘れてしまったが、 「何故、くわ馬鹿に投稿しないのですか?」といった質問(←「ひつもん」で変換しようとしていたら出て来なかった、、、)を受け、答えると、意外な言葉が返ってきた。
あっしが、くわ馬鹿の編集者の方と仲が悪くなったことが書かない理由のひとつだと思われていたそうなのだ。
そうやって、火のない所に煙はたつのであろう。

今回、投稿しようと決意したのは、これまた色々と理由はあるのだが、「くわ馬鹿を発行せよ」と圧力をかけてしまったらしいので、その責任を感じてというところであろうか。 因みに、圧力をかけたという自覚は、あんまし無い(爆)
それと、某所に仕掛けられたトラップに引っ掛かってしまったということが挙げられる。勘弁しちくりぃ、、、

因みにこの4年間、決して何もしていなかったわけではない。
くわ馬鹿にはライターとしてではなく、裏方の一人として協力をしてきた。

おっと、プロローグが長くなり過ぎた。長いスピーチは好きではないし、嫌がられるものである。関係ないけど、、、

久しぶりに何を書こうか迷ったが、取り敢えず最近出掛けた採集のことを書くことにした。
理由は、比較的短時間で簡単に仕上げられるから、に他ならない。



5月18日の夜、今は亡き、えいもんさんの志を受け継ぎ、今シーズン一発目の東京ヒラタ採集と言うか現地の様子見に出掛けた。 それにしても惜しい人を亡くした。来年、よーやっと帰国されるらしいが。ん?

爆発栄螺さんを誘い出し、現地に到着したのが22時頃で、一時間ほどの様子見をした。 現地の印象は、更に荒れたなということと、地面は湿っているのに木が乾いているなといったところであった。 まだ樹液が出るような気温にはなっていないのであろう。気温は20度を下回っていたと思う。 湿度は高めのようで、昨年の7月28日以来カットしていない、緩やかな天然ウエーブのロンゲがくるんくるん。 ウエーブが強くなったロンゲを見た爆発栄螺さんは「縦にも巻くんすねぇ」とかなんとか、、、 かなり強い風も吹いていた。

話は逸れるが、昨年からかな、やたらと風の強い日が多いことにお気付きの方も多いのではないかと思う。 これも地球温暖化の影響なのであろうか。。。

そんな強風の中での一時間程度の様子見ではあったが、コクワガタ7♂2♀を確認。 その他の甲虫はヨツボシケシキスイやシロテンハナムグリが居た程度で、カミキリムシの姿は全く見なかった。 そして、何気なく木の幹を懐中電灯で照らすと、ピカっとな。ヒラタ♂がくっ付いているのを発見した。

ヒラタ、押忍!

えいもんさんが「くわがた狂の大馬鹿者達!2004年下半期号」に書き残された(←いい加減、こーゆー表現は、、、) 「2004 さらば東京ヒラタ」 では、このポイントにて最早個体を発見したのは4月30日となっていた。 因みに「最早個体」という言葉は、えいもんさんの造語であり、「もはや」と読むのではないと書かれている。 「さいそう」と読めば良いのであろうか。ま、読み方はわからないが意味は良くわかる。

この記録には半月以上及ばない。記録を塗り替えるには4月30日以前に現地へ行かなければならないのだから当たり前だが。 それにあっしは、そんなに早い時期から夜回りを始めるほど、くわ馬鹿ではない。 それでもヒラタを見ることが出来る確率は低いと思っていただけに、ラッキーであった。 出撃回数はかなり減っているのに、ヒラタを見ない時がないように思う。こりゃ、慣れと運だすね。

ヒラタは2m少々の高さの樹上を歩いていたのだが、その近辺には樹液も出ていなければ洞もなかった。 えいもんさんによると、「ヒラタは出始めの頃は樹液もない幹にポツンといるのですよね。 入るべき住居(洞)を探している頃ではないかと思っています」とのことであった。 降霊させ聞き出すまでには、たいして時間は掛からなかった。←もうやめまする。。。

この個体、写真は撮れてもあっしの背丈では手が届かず、爆発栄螺さんに採ってもらった。トホホ。。。
サイズは36mmでピカピカ。新成虫のようである。ここのポイントでは、このサイズは極普通であり、4cmを超える個体を見掛けることは、たまにしかない。 45mmを超える個体を目にすることは滅多にない。

この時点でここのポイントはだいたい一巡りしたので、様子見を切り上げ次のミッションへと移ることにした。



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