子供の頃から植物が大好きで毎日のように家や図書館で植物図鑑とにらめっこをしていました。今思えば変な小学生だったと思います。大学時代には植物の遺伝学をちょこっとかじりました。お花を種から育てると同じ種の中でも性格が違う子が生まれてきます。また、偶然のこぼれ種から素敵な花を見つけるときもあります。私にとっての庭の愉しみはそんな植物達との出会いにあります。
イギリスのプラントファインダー(どの植物がどこのナーセリーで売っているかを書いた分厚い本)には無数の品種があります。その中にはガーデン原産という無名な人たちによって選抜育種された品種が多数あると聞きます。いつか自分の庭からも好きな名前を付けた花達が育ってくれたらなんて素敵なんでしょう。そんなことを夢見ながらいろいろな植物を育てています。
ここでは今までに出会ったお気に入りの植物達を紹介したいと思います。

フウロ草(Hardy Geraniums)
雑誌に載っていたイギリスの庭に植えられていたフウロ草。ジョンソンズブルーという品種を手に入れ育てました。その花びらは透明な質感はなんともいえません。また、耐寒性が強く育てやすいことも魅力です。
イングリシュローズ
イギリスのブリーダー、デビット・オースチンが作った、オールドローズのような香りと花の形で四季咲きのイングリシュローズは花期が長く存在感があります。グラハム・トーマス、スイート・ジュリエットなどはとても丈夫で栽培しやすい品種です。最近は花巻バラ園でも手に入るようになりました。
ギボウシ
日陰の庭を彩るギボウシは丈夫で育てやすいです。海外に渡って品種改良されその葉の色の豊富さも魅力です。植えてから3年ぐらい経つと本領を発揮という感じで勢いよく成長します。
クレマチス
壁面を彩るクレマチス。モンタナやビチセラ、マクロペタラなどの原種が大好きです。キューガーデンに途中のお庭に咲いていたアーマンディーのアップルブロッサムはなんともいえずきれいでした。残念ながらアーマンディーは私の住んでいるところは無理のようです。
プルモナリア
春先の花の少ない時期に透明な可憐な花をつけるプルモナリアは大好きな花です。斑入りの種類は夏も日陰で印象的な葉っぱでグランドをカバーしてくれます。
クリスマスローズ
雪解けとともにシックな花を長期間咲かせてくれるクリスマスローズ。特にオリエンタリスは花の色や形の変異が多くどの株を選んで買うかたのしみでもあります。
その他
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