Tactics5-1:護符のルール

 カルドセプトにおいて、護符は大切な要素のひとつです。マップに「聖堂がある(=護符がある)」か「聖堂がない」かによって、性質は大きく異なります。これは、護符が使えることで目標達成までの形が変わり、要求されるブックもプレイングも護符を前提としたものになるからです。
 この項では、護符の基本的な性質を紹介し、この章で行う護符の解説の下地を作ります。

 護符とは?

 護符とは、聖堂で魔力と引き換えに購入できる資産のひとつです。護符の価値は対応する土地の価値と連動しているため、上手く利用すれば資産を増やすことができます。

 例えば、価値20Gの護符を40枚持っていれば、800Gの資産価値があります。

 護符の価値は、土地価値の変動数の1%変動します(ただし、端数は切り捨て)。

 基本地価100で、1連鎖レベル5の土地を作った場合は変動数1500の1%なので、護符価値は15上昇します。ただし、端数を切り捨てるため段階的にレベルアップしたり、連鎖を組んでいった場合は、トータルでの変動数に護符価値が合わない場合もあります。

 また、護符はマップによって初期価値が決定されています。(護符の初期価値の最低は10)。アリーナ3は全ての護符の初期価値は16ですが、アリーナ1では、全て10となっています。

 護符ボーナス

 護符を持っていると、周回ボーナス時に護符ボーナスを得ることができます。護符ボーナスでは、護符価値の総計の10%を入手します。ただし、その護符を最も多く持つセプターだけが得られます(同数であれば、どちらも入手できません)。

 価値20Gの護符を40枚持っていれば800Gになるため、護符ボーナスは80G入手できます。

 護符の特徴

 護符は土地価値と連動しているため、自分の領地の拡大・増資と組み合わせることで、護符を使わない場合と比較して、爆発的に資産を増やすことが出来ます。

 また、護符の特徴として、護符に関係するカードの存在が挙げられます。【プレッシャー】は護符価値を下落させ、【コラプション】は魔力に損害を与えます。護符戦では、これらのカードがゲーム展開を左右することが多く、先の「要求されるブックもプレイングも護符を前提としたものになる」という記述の理由のひとつになります。護符関連カードによって、護符価値が変動しやすいので、安定しない資産です。逆に言えば、護符関連カードが無ければ妨害を受けにくい安定した資産となります。

 これらのことから、護符は効率的に資産を伸ばせる手段でありながら、他のセプターのカードによっては安定しない危険な資産であると言えます。護符の難しさは計算が面倒というのもありますが、他のセプターに上手く使われたときに圧倒されるため、自分も使おうとすると対策されて資産を伸ばせないことも、挙げられます。

 次の項では、護符を利用した魔力増幅の方法を、例を交えて解説します。