渚屋本舗 パーツ  

トップページ

サイトのご案内
ノベル CG 自己紹介 BBS リンク  
     
 
 第3話/真説・マッチ売りの少女(5)



 

 

 数分後……。

 「あ、あの〜この格好、すごく恥ずかしいんですけど…」

 少女はミニスカサンタの格好をさせられていました。

 「それに…この冬空にはとても寒いんですけど」
 「うるさいわね。寒いなら声出しなさい。体も温まるし、営業も出来るし一石二鳥じゃない」

 「あううう〜どうしてこんな事に〜」
 「いい加減、観念しなさいよ。顔はスマイルでしょ? スマイル」

 半泣きになっている少女に女は怖い顔でそう言います。

 「わ、わかりました。もう自棄です」

 「そうそう、人生、開き直ったが勝ちなんだから。頑張って」
 「マッチ、マッチはいりませんか〜」
 「そこのダンディーなおじ様、マッチ買って頂けません?」
 「マッチ〜……」