数分後……。
「あ、あの〜この格好、すごく恥ずかしいんですけど…」
少女はミニスカサンタの格好をさせられていました。
「それに…この冬空にはとても寒いんですけど」
「うるさいわね。寒いなら声出しなさい。体も温まるし、営業も出来るし一石二鳥じゃない」
「あううう〜どうしてこんな事に〜」
「いい加減、観念しなさいよ。顔はスマイルでしょ? スマイル」
半泣きになっている少女に女は怖い顔でそう言います。
「わ、わかりました。もう自棄です」
「そうそう、人生、開き直ったが勝ちなんだから。頑張って」
「マッチ、マッチはいりませんか〜」
「そこのダンディーなおじ様、マッチ買って頂けません?」
「マッチ〜……」