……それにしても遅いな。 もう30分は過ぎている。さっきは繋がらなかったけど、もう一度あいつの携帯に連絡してみようかな? 「おおい!!悪ぃ〜悪ぃ〜、待たせてしまったな」 「遅いよ〜〜。初デートから遅れてくるなんて、酷い〜」 「だから、ゴメンって。お詫びにコレ」 「え?」
……それにしても遅いな。 もう30分は過ぎている。さっきは繋がらなかったけど、もう一度あいつの携帯に連絡してみようかな?
「おおい!!悪ぃ〜悪ぃ〜、待たせてしまったな」 「遅いよ〜〜。初デートから遅れてくるなんて、酷い〜」 「だから、ゴメンって。お詫びにコレ」 「え?」
私の目の前に花束が差し出される。 「どういうの買えばいいか分からなくて悩んでいたら遅くなった」 「……それで遅れたの?馬鹿ね」 「馬鹿はないだろう?せっかくの初デートだから記念にって思ったんだぜ」 「こんな花束持ってデートしたら邪魔になるじゃない」 「邪魔ってな……お前」 「……なぁんて嘘、嘘」 「あのなぁ」 「遅れたから、意地悪したくなっただけよ。ありがとう。あんたのこういうトコ大好きよ」 あたしは思わずあいつの頬にキスをする。 「……ったく」 顔を真っ赤にしながらそっぽ向くあいつ。
私の目の前に花束が差し出される。
「どういうの買えばいいか分からなくて悩んでいたら遅くなった」 「……それで遅れたの?馬鹿ね」 「馬鹿はないだろう?せっかくの初デートだから記念にって思ったんだぜ」 「こんな花束持ってデートしたら邪魔になるじゃない」 「邪魔ってな……お前」 「……なぁんて嘘、嘘」 「あのなぁ」 「遅れたから、意地悪したくなっただけよ。ありがとう。あんたのこういうトコ大好きよ」
あたしは思わずあいつの頬にキスをする。
「……ったく」
顔を真っ赤にしながらそっぽ向くあいつ。