■優紀編■ 6日目【7月26日】
俺は決めたんだ!! 今夜優紀さんに気持ちを伝えるんだ! どうしても!! たとえどんな結果になろうとかまわない!!
確かに追いつけない可能性が高いけど簡単に諦めたくない! ここであっさり諦めてしまうときっと後悔する。だから出来る限りの事はやっておきたい!
俺は顔をあげると、立ち上がる。そして膝や体に付いた砂を落とすことも忘れ、再び走り出した。優紀さんの車が去った方に向かって。