「いや、まあ、なんていうか…思っていた以上に色っぽい感じがしますねぇ」
「そ、そう?」
「まぁ、俺の予想では、直美さんスポーティタイプの水着を着てくると思ったから」
「今回は誰かさんに期待されてるいんだから、それなりのもの着てこないと、なんか悔しいじゃない?でもすこし大胆だった?」
「特に白って所がね。直美さん日焼けしてるからその水着とのコントラストがなんかカッコイイ」
「あはは、それはどうも」
恥ずかしそうにしながらも、少し嬉しそうな直美さん。
「そのシャツの日焼けの跡がなんか色っぽいし」
「えー、これってみっともないよ」
「そうでもないってほら、ここに別の水着の時の線が…」
パシッ!!
「はい、触らない!」
痛てて…調子に乗りすぎた。
「自分で言うほど直美さん悪いスタイルしてないって。スレンダーだし、女性らしい柔らかい線してるし、肉が締まる所はしまってるし、ウエストは細いし、バストだってけっこう…」
「ちょっと、あんまりじろじろ見ないでよ」
なんだよ。自分から言ってきたくせに。
まるで俺がスケベみたいじゃないか。
…まぁ、まるっきり正直スケベ心がないわけでもないけど……。
恥ずかしがりながらも、直美さん少し嬉しそうだ。
俺が、「楽しみにしてる」なんて言ったから、期待に応えてくれたんだなあ。
そう思うと、俺も嬉しくなってくるぜ。
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