■美鈴編■
3日目【7月23日】


 
 
「あ〜、今夜は星空がとても綺麗だね」
「…ぷっ。バッカじゃない。こんらに月の光が強い夜なのに、星なんてあんまし見えないじゃない」

 あぁ、しまった。よく見ずにに答えてしまった。
 確かに今夜は月明かりが強く、明かりが無くても外を歩けるほどだった。
 当然、星はその強い光に阻まれて見えにくい。

「あ〜あ、なんかしらけちゃったわ。やっぱりあんらはたたのバカ男らったのれ。それじゃ、おやすみ〜」
「え?ちょっと、美鈴」

 あ〜あ、帰って行っちゃったよ。
 っんだよ。何しに来たんだ、あいつは。