この日は朝から天気も良く、絶好の見学日和。昨年は外から眺めただけだったが、見学可能と知って早速BTC(JRA日高育成牧場)を見学してきた。
事務所でパンフレットをもらい、見学に際しての注意を聞く。ここは「見学コース」が決まっていて、決められた区域以外は入ることができない。見学できる調教コースは、屋内600mトラック、直線砂馬場、屋内直線馬場1000m。見学できる区域はBTCのごく一部の区域ではあるが、それでも相当に広い。まずは、事務所から一番近い屋内600mトラックへ行ってみた。
上の画像は、屋内トラックの入口からコースを見た様子。10分くらい待ってみたのだけど、ここのコースで調教する育成馬は一頭も現れなかった。BTCには8:30頃には着いたのだけど、見学に来るのが遅過ぎたのかもしれない(見学は7:00から可能)。
屋内トラックは諦めて、直線砂馬場の脇を通って、屋内直線馬場へ移動する。屋内トラックからは500m〜600mくらい歩くのだが、直線砂馬場やグラス馬場で調教する馬達を眺めながらで、飽きることはない。惜しむらくは、写真を撮るポイントが殆ど無いこと。望遠でアップで撮るには埒が邪魔になってしまうのである。
上の画像は直線砂馬場である。澄み切った青空が印象的だったので、思い切って空を取り入れてみたのだが、BTCの雰囲気は伝わるだろうか。ちなみに、調教しているコースが直線砂馬場、その奥がグラス馬場、山の手前の丘が坂路グラス馬場である。何頭か調教していたのだが、頭数が少なくてちょっと寂しかった。次に来るとき(来年?)は、7:00に見学させてもらおうと思ったものである。
北海道上陸前には、イーストスタッドにタイキシャトルが移動してきているかもしれない、などと期待していたのだが、ちょっと早かったようだ。移動は10/3だったそうだ。放牧地は静内の種馬場に比べるとかなり広く、しかも放牧地の間の芝が深く、見学するのもなかなか大変である。ここでは、アブクマポーロ、スターマン、ダンシングサーパス、タイキフォーチュンなどを見る。ここのスタッドにも、やはり数組の見学者が来ていた。
日進牧場ではジャニスに会う。サクラバクシンオー4歳時のキャピタルSで、サクラバクシンオーとアスムッセン騎乗のジャニスで勝負したら、2着にミスタートウジンが突っ込みジャニスはハナ差の3着だったという、痛い思い出のあるお馬さんである。
従業員の方にジャニスの放牧地を教えていただき、しばしお馬の親子達を眺める。とねっこ達は柵の外から眺める部外者に興味があるのか、すぐにこちらに寄ってきてくれた。ずっと他のとねっこの後をついて回る仔がいたり、すぐに柵の間から頭を出して僕らにちょっかいを出してくるとねっこがいたり、ほんの僅かな時間でも一頭一頭が個性を感じさせてくれる。
中央でデビューしたジャニスの仔は、残念ながらまだ一頭も勝っていなかったと思うが、何とか勝ち上がって欲しいものだ。
昼食は、定番となった浦河ウェリトンホテルのランチバイキング。食後に、翌日の見学予定の確認とアポ取りで時間を潰す。それでも時間が余り、うらら湖に行ったり、意味無く走り回る。都内を走るのと違って、牧場が見える風景をのんびりと走るのは気持ちが良いものである。