牧場巡り 2000年秋


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9月18日(月)

大北牧場

雨の音で目が覚める。天気予報は、朝のうちに雨が上がって晴れると言っていたが、雨脚はかなり強い。天気予報が正しいことを期待しながら朝食を取り、雨の降り止まぬうちに新冠を出発した。R235を南下し、荻伏に着く頃には雨も止んでくれた。

今年から大北牧場は一般見学を中止したので、ターファイトクラブでキコウシ(ノースフライトの初子ね)に出資しているという会員特権(?)を使って見学させて頂いた。従業員一同に迎えられて当歳馬の説明を受け、さながら次の出資馬を見るために訪れたかのようだった。

今年のノースフライトの当歳は父ブライアンズタイムの牡馬だ。ターファイトクラブの募集馬で500口8000万円。当然ながら加藤敬厩舎に入厩予定である。当歳時のキコウシと加藤先生とのエピソードを伺うことができたのは収穫であった。ベガの仔が走るんだから、ノースフライトの仔達も同じくらい走ってほしいものだ。

ノースフライトの2000
ノースフライトの2000(父ブライアンズタイム)
ノースフライトの2000
ノースフライトの2000
ノースフライト
ノースフライト
大北牧場遠景
大北牧場遠景

稲葉牧場

R235には戻らずに、山間の牧場の間を抜ける道道を通って三石町へ。稲葉牧場では1994年桜花賞馬オグリローマンを見学させていただく。オグリローマンが関東で走ったのは、1番人気になって12着に負けたオークスだけ。(地)の関西馬だったので、関東在住の私には馴染みが薄い競走馬ではあった。それでも名繁殖牝馬ホワイトナルビーの後継馬として、一度は会っておきたかった牝馬である。初仔のオグリロマンスと2番仔オグリデンセツが共に勝ち上がっているあたり、ホワイトナルビー同様に成功する可能性を感じさせてくれる。

オグリローマン
オグリローマン
オグリローマンの2000
オグリローマンの2000

レースホース

今年のメインイベント。ダンノーブル、グロリーシャルマン姉妹に会いに行く。シャルマンが繁殖に帰ってきた2年前から暖めていた計画で、初仔が生まれたら必ず会いに行くつもりだったのだ。シャルマンは、大井から中央入りした時から注目していて、結構儲けさせてもらったのである。オープン入り後は、尻尾を振り回す競走馬としても有名でもあった。

牧場地図を見る限り、レースホースは、かなり山側に位置している牧場だったので、迷わずに辿り着けるかという心配もあった。しかし、前日にYHの宿泊者に聞いていた通り、要所要所に看板が出ていて、全く問題なく到着した。

従業員の方に、ダンノーブルとグロリーシャルマンの居る放牧地と、見分け方を教えて頂き、いざ放牧地へ。メインイベントなのに見分け方を教えてもらうなって。シャルマンは現役時代メンコをして鬣を編んでいたんだから、仕方ないじゃん。

まずは、シャルマン親子の放牧地へ。他の2組の親子と一緒に放牧されていた。素顔のシャルマンは美人であった。もう尻尾を振り回すこともないんだろうなぁ。シャルマンの初仔はサンシャインフォーエバーの牝馬。シャルマンの果たせなかった重賞制覇を目指して欲しいものだ。

グロリーシャルマン
グロリーシャルマン
グロリーシャルマンの2000
グロリーシャルマンの2000

ひとしきりシャルマンを眺めた後に、姉のダンノーブルの放牧地へ。。放牧地へ近づいていくと、放牧地の中を流れる川を渡って、私とは反対側に行ってしまった。じっくりと眺めることができなかったのは残念だった。


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