中国拳法家の真相


 1996年8月5日広島県広島市西区で中国武術サークルのメンバー4人が、同サークルのメンバー1人を同月4日午後9時頃から5日午前1時半頃まで約4時間半にわたり木刀で殴打、致死させるという事件が起こった。
 1996年8月6日発行の中国新聞によると、当時広島中央署は5日、犯人池田(34)および同会主催者の犯人竹中ほか2人を障害致死の疑いで逮捕した。調べでは4人は共謀。広島市西区西観音町、犯人竹中典明(29)の自宅で、同会メンバーの佐藤秀海さん(29)を木刀で殴るなどして死亡させた。署の調べに対し、犯人池田は「態度が悪いので制裁を加えた」と言い、犯人竹中を含む3人は「反抗的なので制裁を加えた」と犯行動機を語っている。
 殺された佐藤さんは、広島に引っ越す前は大阪に住んでおり元「武当派研究会(武研)」会員で散打経験者である。事件直後、佐藤さんのお母さんから当会の当時会長現理事「七堂利幸」先生に連絡があり、この事件の成り行きを詳しく述べられた。それによると、この中国武術サークルは、「套路(型)」だけで強くなれると公言して活動していて、しだいに思考が内側に閉じられたオカルト世界にはまって行ったので、元武研の佐藤さんがその活動に対して疑問を投げかけたところ、この様な結果になってしまったとのこと。署の調べでは当人たちは「ただ制裁を加えるだけで、殺すつもりはなかった」と言っている。

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