Tatuya Ishii Concert Tour 2002
"NYLON CLUB" -FINAL LIVE in Kobe-
今回のツボsono4
スタッフの策略でワインを飲まされてしまった笠木さん、リラックスしたのかコワレたのか(笑)、その後のトークも炸裂ぎみ。姿月さんを迎えてのトークでは、その前にはずしていたサングラスこそ着けたものの、いつになく暴走されていました。記憶の限りに再現してみたいと思います。
俺は、神戸って街が好きでよ。港町、それもタンカーがはいるじゃねぇか。でっかいタンカーが入るくらいの港町じゃねぇとだめなんだよ。そんでよ、昨日俺は港を歩いてたんだよ。そしたら、女が一人海に向かって立ってんだよ。きっと恋に破れたたんだろうな。泣いてるんだ。そこでよ、俺は女に近づいていって。俺は目は見ねぇんだ。相手の目を見ねぇで、すっとこう肩を抱いて、「俺に、ゆだねなよ」(きゃー)そう言ったんだ。そしたら女はよ、ほっとしたんだろうな。ぱーっと全部脱いで、海に飛び込んでいったんだ。
(姿月さん、ずーっと笑ってました)
おまえら、よくここまで復興したよな。あのとき俺ははCMの撮影でオーストラリアでよ、こんなこと(横向き片脚上げポーズ)やっててよ。テレビで見たときどこだかわかんなかった。「ベトナムか?」って思ったぐらいだったぜ。
神戸が大変なときに、ばちあたりなことをしてたのな、オーストラリアでよ。だから帰ってきて最初の仕事は、匿名で少し寄付したりしたのよ。こんなことここで言ってもしょうがねぇけどよ。
まだプレハブの避難所があって、そこでおばちゃんとかがこうやって(手をさしのべる)俺のことをよ、見て「ありがとう」って言うのよ。人の愛情ってのはやっぱ大事だよなぁ。俺ぁ学はねぇけど情は深けぇんだ。つって俺なんかが言ってもありがたみがねぇけどよ。
(姿月さん、うなずいてましたね)
それからよ、昨日俺は堤防を歩いてたのよ。(姿月:テーブルですか?)違うよ堤防だって。(姿月:テーブル?)なんで俺がテーブルに乗っかんなくちゃいけねぇんだよ。堤防だよ堤防!
そんでよ、神戸タワー(ポートタワーだって)に寄っかかってポートを見てたのよ。そしたらよ、何を思ったかひとりの少女が俺の方にやってくるんだよ。「マッチ買ってください」って言うからよ(姿月さん爆笑)、俺ぁ、かご全部買ってやったんだ。60万払ったけど。スターだからよ。
今日もポートの方に行ってみようかな。青いスーツの俺を見かけたら、みんな、そっとしておいてくれよな。「彼、一人でたそがれたいのね」と思ってよ。…笠木はロマンチストなんだよ。
俺はスターだから、泊まってる部屋もすげーんだ。全面窓になっててよ、港が一望できるんだ。それから天井も全部鏡張りで、でっかいベッドがあるんだ。このベッドがよ、ぐるんぐるん回るんだぜ。(姿月さん爆笑しつつ:そこに女性は?)
はっきり言って女は飽きたぜ。俺はその部屋でよ、徹底的に体を痛めつけるんだ。パチパチパチってな。(姿月さん、のけぞり笑い)
そんな曲をこれから歌ってもらおう。俺はこれで3回はイケる。それじゃ。
ということで【夢想遊泳】へ。
今回のツボsono5
やっぱ【小芝居-相原探偵事務所-】はハズセないでしょう! 回を追うごとに変化していった『そこにいるのは誰だ』シリーズ(笑)。今回のラインナップ(!)は以下の通り。
ジョー:俺がアパートの鍵を入れる。これが開いちゃうんだ。あっちはいいかげんだからよ。そんでノブをかちゃっと回す。ぱっと開ける。そこにいるのは誰だ。
ケン:神戸牛
ジョー:(四つんばいになって)ンモゥ〜、ンモゥ〜(微妙な尻ふりがラブリー)。ってなんで牛がいるんだよ!流れを考えろよ流れを。俺がノブをがちゃっと回す。そこにいるのは
ケン:六甲山
ジョー:そう、(手を八の字に開いて)ダーッとこうな、六・甲・山、ってよ。ダーッとこう(八の字)。違うだろ!なんでタンカーに山があるんだよ。考えろよ。俺がノブをがちゃっと回す。そこにいるのは。
ケン:有馬温泉
ジョー:そうそう。(湯船に浸かってタオルで汗を拭くまねをしながら)このお湯がいいのよ。おはだがつるつるになるし、上がってからも湯冷めしないのよね〜。ってなんで温泉に入らなきゃいけないんだよ。流れを考えろよ流れを。ノブをがちゃっと回す、ドアが開く、そこにいるのは。
ケン:マネージャーの小峰
(コールと共に小峰さんが入ってくる。縄で縛られ、口に黒ガムテープを貼った姿でジョーの前にしゃがむ)
ジョー:(棒立ち状態で絶句)
(小峰さん、自力で立ち上がり退場)
ジョー:今のはなかったことにしよう、なかったことに、な。(気を取り直して)ドアがぱっと開く、そこにいたのは。
ケン:おふくろ
ジョー:また、たっちゃんてば股間ばっかりやぶってくるんだから、ほんとにもう(と繕うまね)。…な、このあともコンサートは続くんだよ。ここで疲れたくねーんだよ。ほんというとここすっ飛ばして次の曲いきたいぐらいなんだよ。だから流れを考えろよ。ドアがぱっと開く、そこにいたのは。
ケン:石井竜也
ジョー:そうそう、(しゃがんで)たとえば〜、って1曲歌っちゃったらどうすんだよ。(ケンシロウに)おまえも焦っただろう。違うだろう。そこにいたのはリリィだろう。
ってことでいつもの芝居に戻りました(今回再現ものが多い。はぁ、疲れた)。
今回のツボsono6
佐々木フランチェスカ2世の司会、今回で最後とあって、いろんなボヤキが混ざっていました。
ワタクシ、当ナイロンクラブの司会者、佐々木フランチェスカ2世でございます。苦節3ヶ月、仕事もふり捨て私生活もなげうって続けてまいりましたこのナイロンクラブ、今日が千秋楽でございます。
レディースアンドゼニトルマン、おとっちゃんおっかちゃん……(以下、いつもの司会)昭和の歌謡史に燦然と輝くあの名曲、映画『君の名は日本橋』の主題歌でも知られた【純愛】、歌っていただきましょう。
よろよろ登場した東海林小太郎先生、いつも通り天使のオブジェの前で合掌、ついでにその胸に興味をお示しになり、つんつん、つんつんと突っついていらっしゃいます。いっこうに出てこようとしない東海林先生に業を煮やして、佐々木フランチェスカが迎えに行きます。ところが先生、階段の踊り場でうつぶせに倒れていらっしゃる。なんだかんだで、純愛のイントロが始まってもマイクまでたどり着きません。そこで佐々木さん一言「ここまでかかったのは初めてだ」
イントロ終了ギリギリにマイクの前に着いた東海林先生、ステッキでマイクを引き寄せ歌います。なんだかんだで(←省略、の意)エンディングにたどり着き、例によって「あっ!あっ!心臓が」に、佐々木さんぼそっと「まただ…」
「みえこ〜、みえこ〜、あ、しちゃった…」引きずられるように退場なさる東海林先生、おもらしでもなさったんでしょうか?
「続いては、なんとヒサシ(と聞こえた)をくわえてパワーアップ、エレクトリック4が登場します。清水美恵とHIDEBOHアンドSUJI、にヒサシでエレクトリック4、曲は【やめて】」
ということで登場したのは例の3人+もう一人。(筆者はこの方がわからなかったのですが、地元の有名人の方なんでしょうか? どなたかご存じでしたら教えてください)
3人はステージ中央へ、もうNYLON CLUBのTシャツの上にライトブルーの上着を着たもう一人は、美恵ねぇさんのポジションへ。会場内、扇や扇子、ジュリ扇などが散見されリピーター率の高さを感じました(笑)。
いやはや、まだ続きます……。
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