山行記録
2005年04月16日(土) 晴れ
コースタイム
澄川スキー場 後見ゲレンデ駐車場 8:25 → 9:03 廃止リフト乗り場 → 10:15
刈田峠非難小屋 → 11:17 刈田岳山頂 11:20 → 12:19 後見ゲレンデ駐車場
先週の不亡山に引き続き、残雪の蔵王は刈田岳に登りました。 エコーラインは来週の22日からの開通なので、この時期車が入れる澄川スキー場の後見ゲレンデから登る事にしました。 8:00に澄川スキー場入り口に着くと、入り口が閉まっており8:30から入れるとの事なので車の中で待つことにした、8:15にスキー場の従業員がゲートを空けて入ったので後に続いて入ろうとすると、8:30まで待つように言われたがスキーでは無く登山と言ったがやはり待つようにとの事、しかしすぐ戻ってきて登山なら特別入っても良いと言う事で無事にこの時期では最上部の後見ゲレンデ駐車場に車を入れる事が出来た、この駐車場は70台程止められるが、まだゲレンデは営業しているのでスキーヤーが入るとすぐに満車になり、下の入り口に有る駐車場からシャトルマイクロバスで移動になり面倒なのである。 入り口近くに車を止め支度をして歩き始める、ゲレンデではリフトの試運転を始めていたので乗せてくれと言って見たがやはり断られた、9:00からとの事、ダメ元なのでゲレンデの下部を夏道の観光道路に沿って歩き始める、歩き始めて間もなく小屋が現れそこから右手林の中に入る、観光道路は冬季中刈田岳までの雪上車ツアーコースになっているので雪がしまっていたが、林の中は足がもぐるのでワカンを履く、林の中はYMZがいつもの通り我が庭を行くが如く見えない目標に向かって進む、間もなくまともに歩けば時間が掛かる曲がりくねった観光道路をショートカットして聖山平付近の観光道路に出る、南の烏帽子岳や屏風を見ながら観光道路を少し登ると左手に廃止となった宮城蔵王スキー場のリフト乗り場が見えてくる、道路沿いには猫柳の木が春の日差しを浴びて芽を膨らませている、観光道路から廃止されたリフト乗り場方向にコースを変更し、まだ残っているリフトのワイヤーの下を刈田峠方向に向かう、但しこのリフト跡は地図には載っていないしこの先は目印も無いのでガス等で周囲が見えないときには、熟知者以外は入らない方が良い。 リフト跡をたどりリフト終点に着くと間もなく開けた雪原になる、南には屏風の北端が見え、北には刈田岳が見てとれる、コースは西の刈田峠を目指す、この当たりになると積雪も3〜4m以上あると思われ木々も梢の先端を出しているだけで見通しもよく気持ちよく峠を目指せる、峠の目標は刈田峠非難小屋が良い、この時期非難小屋は屋根近くまで雪に埋もれている、積雪は4〜5m位になるかも知れない。 小屋まで着けばエコーラインはもうすぐだ、夏は結構アップダウンとぬかるみの道で一汗絞られるがこの時期は小屋からほぼ真っ直ぐに行ける。 エコーラインは来週開通するとの事でほぼ除雪が終わっていたのでワカンを脱ぐ、除雪の終わったエコーラインからハイラインと歩いて行くと、山頂近くの除雪をしている真っ最中である、除雪中の所から雪面に上がり直登50mで刈田岳の石室非難小屋に着いた、ここから山頂部は雪が解けて地肌が出ている、歩くと地面がグチョグチョで登山靴がドロドロになる、三角点には雪が無かったが山頂の刈田岳神社はまだ半分雪に埋もれている、またお釜の湖面も雪が被ったままで冬の様相だ。 下山は石室非難小屋から大黒天方向に雪原を下る、当然夏道は雪の下なので冬季スキーツアーコースの目印の柱に沿ってエコーラインは大黒天の少し上部で除雪の壁の低い所を目指す、高いところは2〜3m有るのでエコーラインに下りられないので注意が必要、冬季ツアーコースの目印をたどりエコーラインを横断しまた雪原に入り澄川スキー場を目指す、雪原の下りは快適だ登りに比べ快調に進む、傾斜がほとんど無くなりツアーコース標識の番号が1に近づくと後見ゲレンデの最上部に出る、スキー場は営業中なのでゲレンデを傷めない様に端を歩き駐車場を目指す、ゲレンデに入ったとたんガスで視界が10m位になる、時々ボーダーが滑って下りて行くが衝突しないのかと心配になる。 登りの半分以下の時間で駐車場に戻り今日の山行も終わりとなる。
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澄川スキー場の後見ゲレンデ駐車場から歩き始める | ゲレンデのリフトは9:00から運転となる 観光道路に沿って歩き始める | ゲレンデ部を過ぎたら観光道路から外れ林の中に入るが雪に足が潜り始めるのでワカンを履く |
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林から抜け観光道路に出ると屏風が目に飛び込んでくる | 春を告げる猫柳の芽 | 観光道路を進むと左手に すでに廃止となっている宮城蔵王スキー場のリフト乗り場が見える ここで観光道路から外れる |
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リフトに沿って進む | リフトの最後の登りで振り返ると後見ゲレンデの最上部が一望できる | リフト終点からは刈田峠を目指す |
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高度を上げてくると積雪量が増えて雪から出ている木々の丈が低くなってくる後ろには杉が峰が見える | 雪から出ている木々の頭も低くなり刈田岳も見通せる様になって来る | 刈田峠の非難小屋は屋根まで雪が残っている |
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非難小屋からエコーラインへは雪の上を真っ直ぐ行ける | エコーラインの最上部登山口に着きワカンを脱ぐ | エコーラインの除雪はほぼ終わっている |
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エコーラインからハイラインに入ると雪の壁も高くなる | 雪の壁も高いところでは5〜6m位有る | 刈田岳の三角点は雪が融けて出ていた |
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刈田岳山頂の神社はまだ半分雪に埋もれている | お釜の湖面は雪に覆われたままだ | 刈田岳山頂部は雪が融け地肌を出していたが雪解け水でドロドロだった |
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石室非難小屋から下は雪が残っている | 石室の所から大黒天に向け下山開始 | 後見ゲレンデに戻るとガスの中だった |