2005/07/17 更新
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「自然朴の会」山行記録

谷川岳
トマの耳・オキの耳
(1,693m)・(1,977m)


山行記録

2005年07月09日(土)  霧雨のち曇り

コースタイム 
 天神平ゴンドラ山頂駅 7:45 → 8:35 熊穴避難小屋 → 9:09 天狗の溜り場 → 9:39 天神ザンゲ岩 → 9:50 肩の小屋 → 10:00 トマの耳 10:09 → 10:19 オキの耳 10:40 → 10:55 肩の小屋 → 12:23 熊穴避難小屋 12:11 → 12:48 天神平ゴンドラ山頂駅


 今年も梅雨時で天気が心配でしたが前夜発一泊で谷川岳に行きました。 朝の土合から見る谷川岳の山腹はガスに隠れて見えず、今年もダメかと思いましたがとりあえずコンビニで昼飯を仕入れ谷川ロープウエイの駐車場に入る、6時前なので駐車場の管理人がいなし、この駐車場の6階に有るレストハウスで6時から簡単な食事を出してくれるはずだが、行って見たら閉まったままで開店する様子が無い、仕方が無いので又コンビにまで戻り今度は朝食を仕入れて食べてゴミを捨てさせてもらう。 駐車場に戻って見ると今度は管理人が居てしっかり駐車料金(500円)を取られる、上に登るエレベータ室の近くに車を止め支度をする。 駐車場から数百メートルほど歩きロープウエイの駅に行く、道の脇では今年の9月に運転開始する新しいロープウエイの工事が進んでいる。 とりあえず天神平までゴンドラで上がって見る事にする。 現在運行しているロープウエイは6人乗りでゴンドラリフトと言った方が正しいかもしれない小さなものだが、乗り場に行けばすぐ乗れてこの方が便利かも知れない、新しいのは大きくなる分運転間隔空いて待ち時間が出てくるのでないだろうか。 ゴンドラから見る上部はガス隠れている、山頂駅に着き外の様子を見ると霧雨状態である、団体の登山グループが雨具を着け出発して行く、この中途半端な天気でどうするか迷うが霧雨も弱まってくる様なので雨具を着け付近を散策して様子を見る事にして出発する。 谷川岳への登山道を天神峠からのコースと合流する当たりまで来た頃には、ガスは晴れないものの上からの振り物は無くなって来た、このまま山頂に向かうことにする、途中で団体さん(40名弱居るそうだ)に追いついたが、足元も濡れて滑りやすいのでそのまま後をついて行く事にする。 団体が熊穴避難小屋で休憩を取る様なのでそこで先を行く事にする、ここまでの道は特に大変なところは無い、谷川岳と言えば遭難の山と連想してしまうが岩登りでなければ普通の登山コースの山である、しかし熊穴避難小屋を過ぎると所々に岩場に鎖が付いた場所が有り中級者向けの山と言える、上部の岩場は滑りやすい岩になるので注意が必要だ。 天狗の溜り場に着けば山頂まで残り1時間弱だ、今日はガスで景色も見れないので先に向かう、天神ザンゲ岩の標識に着くザンゲ岩は西黒尾根にあったはずだがと思ってよく見ると、ここは頭に天神が付いたザンゲ岩だった、小さめの岩屑のザレ場に丸太で階段状に崩れ防止がされた登りになる、上部から水が流れて来ているので上部を良く見ると雪渓が30mほど残っている、登山コースにはロープが張ってあるが傾斜も有るので慎重に登る、雪渓を登り上げると間もなくガスの中に西黒尾根からの分岐と思われる道標見え、道標の所に着くと前方に肩の小屋が現れる、肩の小屋右手から山頂に続く道を進むと間もなく谷川岳双耳峰一つ「トマの耳」に着く、トマとは手前と言う意味らしい、山頂は若干風があり時折ガスが飛ばされ周囲の山が顔を出す、そのたび登山者の歓声が上がり一斉にカメラを構えるがすぐガスに隠れ中々良い写真が撮れない、ガスが飛ばされると隣に「オキの耳」が姿を見せる、オキの耳まで10分程度なので足を延ばす、谷川岳ではオキの耳の方が少しだけ標高が高い、オキの耳山頂の方がガスが少なく見通しが良い様だ、オキとは奥と言う意味らしい、昼には少し早いし今日は午後から少し崩れる様な天気予報なので早めに下りる事にする。 下りは熊穴避難小屋で昼食休憩を取り2時間弱で下りて来た。 今日の宿は雨で登らない場合の事も想定して家の方にずっと戻って阿賀野川沿いの咲花温泉に取って置いたので早々に出発し、関越道から北陸道そして磐越道と高速を走り3時間ほどで五泉市に移動し、明日晴れれば登るつもりの菅名岳の登山口を下見し宿に入りました。 夜半には表で相当強い雨音がしていたが朝起きると雨が上がっていた、これは登れると半分うれしくもあり往復5〜6時間の行程が頭を過ぎり悲しくもあり、どちらにしても登るには早めに朝食を食べ出発しようと食事を済ませ部屋に戻ると何と外は土砂降り状態、今日の菅名岳は中止と即決、顔には出さずに心の中でホッと一息、兎に角朝食も済ませたので宿を出ることにする。 これで時間もたっぷり有るのでとりあえず高速を使わずに一般道を郡山方面に向かう、車中で何処かで観光でもするか等と話しながら進む内に東の空が少し明るい、そこでやまちゃんが「さらっと何処か歩きますか」と誰かが「歩きたい」とほざいてしまった、すぐに高速に戻り猪苗代ICへとなり目指すは磐梯山、但し時間があまり無い、そこでやまちゃんのデータベースからあのコース(内緒)と決まり登山口を目指す、今回の登山コースの登山口は在る林道を詰めた標高の高い所、ところがその林道がかなり荒れていてなべさんの車がかわいそうでした。 登山口に着いたのですが少し粒の大きい雨、ウームどうするかと車の中で待つこと数分で小降りになってきた、昨日もカッパが少し濡れたがその後雨も上がったし今日もカッパで行って見るかと出かけることにした、このコースは一般にはあまりなじみが無いけど数組は入っているようだ、コースは「赤埴林道コース」で弘法清水まで1時間強で登ることが出来る。 ガスで視界は無いが今日は弘法清水の岡部小屋で昼飯にとん汁食べるのが目的なのでゆっくり登る。 1時間と少しで岡部小屋に到着、まず弘法清水で水を飲み小屋にお邪魔する、小屋には奥さんと姉さんがおり旦那は山頂の店に行っているとの事、お姉さんが今朝持って上がって来たと言うサラダに蕗の煮付けをご馳走になり、本日限定の無農薬野菜を使ったとん汁を頼み食べる、帰ろうかとしている所に山頂から旦那が帰って来てビールを進められる、帰りの事も有るので一杯だけいただき下山する。 今回も天気が心配だったが何とか無事に2日間とも皆で楽しむことが出来た。 一喜一憂の山旅でした。 


駐車場 ゴンドラ 天神平 山頂駅
谷川岳登山口 駐車場 
駐車料金は500円
6人乗りゴンドラ、上部はガスの中
9月には新しいロープウエイが開業する
天神平ゴンドラ山頂駅
あいにくガスが濃く霧雨状態
天神峠分岐 雨量計 こしあぶらの木
天神平と天神峠からのコースの合流点 途中には簡易雨量計の様な物が こしあぶらの木が、葉は大きくなっている、先月の七ヶ岳では食いごろだったが
熊穴避難小屋分岐 熊穴避難小屋 岩場
熊穴避難小屋の所にはいわお新道との分岐標識が有るた 熊穴避難小屋には団体が休んでいたので通過する 熊穴避難小屋を過ぎると岩場(一部鎖が付いている)も有る、滑りやすい岩も有るので注意が必要
木道 天狗の溜り場 天狗の溜り場
岩場を越して、晴れていれば天神峠が後方に望めるのだが 天狗の溜り場、降り物はなくなったがあいかわらずガスが濃い 天狗の溜り場の岩場、晴れている時はこの岩の上から天神平や天神峠方面が眼下に見えるのだが
天神コースザンゲ岩 肩の直前 雪渓
西黒尾根にザンゲ岩は有るが、これは天神尾根コースに有る「天神ザンゲ岩」の標識 肩の小屋手前のざれ場に有る階段状の登り、疲れが出てきた足には少し歩きにくい 近くに来るまでガスで見えなかったが雪渓が30mほど残っていた
道標 避難小屋 山頂に着いて
西黒尾根との分岐道標がガスの中に見えてきた ガスの中に肩の小屋、昨年から有人小屋になっている 山頂(トマの耳)は風が少し強かった
山頂(トマの耳) トマの耳 山頂 ガスが切れて
風が有りガスが流され、一瞬晴れる 谷川岳 トマの耳(手前の山頂) 向うに双耳峰のオキの耳が顔を出す
尾根 オキの耳 山頂 トマの耳を振り返る
オキの耳への尾根を行く 谷川岳 オキの耳(奥の山頂) 標高はこちらが高い オキの耳からトマの耳を振り返る
姫小百合 苔桃 オキの耳 なべさん
ハクサンコザクラ ウラジロヨウラク オキの耳でなべさんの雄姿と、のぶさんの何しているのかな
帰路 道標 下山 熊穴避難小屋
帰路も肩の小屋から下山する道標当たりはガスが晴れていない 帰りにすれ違う登山者には山頂はガスが切れている事を話し元気づける 熊穴避難小屋で昼飯にした、中は土間と壁際にベンチが有る構造

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