2004/07/07 更新
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「自然朴の会」山行記録

瀧山(りゅうざん)
(1362m)


山行記録

2004年07月07日(土)   晴れ

コースタイム
 室沢からの登山口 8:27 → 8:31 長峰コース分岐 → 10:13 蔵王牧場側分岐 → 10:42最後の水場 → 11:46 稜線分岐 → 11:57 瀧山山頂 12:22 → 12:44 稜線室沢コース分岐 → 13:19 登山口(車)


 車で東北自動車道から山形自動車道に入り笹谷トンネルを過ぎてすぐの関沢ICで下りる、室沢地区 を通り蔵王ダム方面に向かい、途中から不動沢の沿った林道に入る。 林道を標高を稼ぎながら先に進 むと、瀧山への室沢コース登山口に出会うがさらに車を先に進めると、林道は室沢コースの登山道と出 会う、2回目に登山道と林道が交差している所に出会ったらそこに車を止める、ここには車が5〜6台 ほど置けるスペースがある。 車で進んできた方から見て左手から右手に登山道は延びている、支度を 終え歩き始めると間も無く、長峰コース分岐の標識が立っている、長峰コースは西蔵王放牧場に行くコ ースで放牧場から瀧山へのコースの途中に合流する。 瀧山へ登るコースとしては真っ直ぐ稜線に上が り蔵王温泉に向うコースが短いのだが、今回は長峰コースを通り急登と言われている放牧場からの登り を予定した。 長峰コースに入ると刈り払いもされており歩きやすいが、このコースはトラバース道で 距離が長い上に標高差200m程を登った後100m程下りる事になので好きな人意外はあまり使わな いかもしれない。 コース途中は歩きやすく、ブナ林や雑木林の中なので気持ちが良い、但し途中に立 っている標識を見ると、見事に熊の一撃を受けた後があり、標識によっては柱しか残っていない所もあ る、時期によっては熊への注意が必要だろう。 約2時間弱で西蔵王放牧場からの道にあわさる、あわ さるとすぐに前方の道が2又になっているがここは左側の登っている方に進む、間もなく「わらじぬぎ 石」なる標識が立っており、さらに進むと「霊山神社」への分岐標識がある、今回は長峰コースでアル バイトしたのでここは寄らずに先に進む。 程なくして急登の前兆かロープがたれた木の根っこの急坂 が現れる、ロープはあまり使わず木の根などを支えに手足をフルに使い登る。 沢だがこのコースでの 最後の水場に出る、水場から上を見るとものすごく大きな岩(石?)が沢の上に顔を出している。 ここか らが本格的な急登の始まりである、気を付けて3点確保をして登れば危険は無いと思うが、見上げれば 前の人のお尻が自分の頭の上に有ると言う感じの急さである。 急な登りの上に天気も良く汗を絞られ る、しかし高度はどんどん稼いでくれる、開けた岩の上で一息いれ振り返れば山形市内が眼下に広がり 登って来た事を実感する。 登る尾根すじの両側の切れ落ち方がゆるくなり始めて来ると、急登もそろ そろ終わりで右手に見える瀧山の山頂も間近となる、樹林帯の登りを進み傾斜がゆるくなると稜線にで る、さらにドッコ沼方面からの道と合さる分岐に出れば、少し下って登り返せば山頂神社の裏に出る。  今日の山頂部は日差しが強いうえに風も無いので暑い、そうだと思い今日の昼飯はコンビニの冷たい 麺にしたのが正解だった。 下りは宝沢コースを下る予定なのでまずは来た道を引き返す、ドッコ沼方 面と西蔵王牧場(前滝コース)分岐からはドッコ沼方面(蔵王温泉方面)に下る、下りきると宝沢への分 岐(標識有り)が有るのでそこから宝沢方向に入る、この道も刈り払いがされており良く見ると刈り払い をしたばかりの様に見える。 宝沢コースの下りは始めの内はやや傾斜がきつく、石に付いたコケ等で 滑りやすく慎重に足を運びが、半分も下った辺りからは歩きやすい道になる。 登山口に戻り時計をみ たら、登りに4時間近く掛かったのに下りは1時間弱で下りてきた、登りにかなりのアルバイトをした もんだと内心わらってしまった。 登山口の木陰で2人横になって休んでいる、見ると登山道の刈り払 いをして昼休みを取っている所だった、やはり下り始めにみた刈り払いの跡が新しかったのが納得でき た。 作業をしていた人に感謝し帰宅した。

地形図:国土地理院25,000図 


登山口 宝沢標柱 登山口
登山口には車5〜6台停められるスペースが有る 宝沢コースの登山道はもっと下から続いている 登山道に入る
長峰コース分岐 長峰登山道 標識
歩き始めてすぐに、長峰コースの分岐が現れる、直進が蔵王温泉で右が西蔵王放牧場へ行く長峰コース 長峰コースに入る、道は刈り払いされており、しっかりした道だ コース途中には、要所に標識が立っているが、熊の一撃で無残な姿となっていた
標識 ブナの道 標識
この標識は柱だけになっており、表示板は粉々になって下に散らばっていた ブナ林の中で心地よい道だが、秋には足元に熊のフンが落ちているとの事 長峰コース途中ではまともな姿の標識は無かった、シーズンには熊に注意が必要と思われる
前瀧分岐 休憩 前瀧コース
西蔵王放牧場からの前瀧コースと長峰コースの分岐標識 長峰コースのトラバースは2時間弱のアルバイトとなる 前瀧コースは左の道を登る
わらじぬぎ石 霊山神社 ロープ
分岐から少しで「わらじぬぎ石」が有る、いわれは不明 左手に「霊山神社」の標識が有る ロープのセットされた急登が始まる
水場 急登 休憩
コース最後の水場、沢の流水 本格的な急登、前の人のお尻が頭上に見える 展望の良いところで一息、後ろには山形市内が見える
瀧山が見えて 稜線分岐 山頂
瀧山の山頂がすぐそこに見える 稜線に出た所の標識 瀧山山頂
下山 宝沢分岐 宝沢コース
山頂から蔵王スキー場方向を見る 宝沢コース分岐 宝沢コースは刈り払いされたばかりの様だ
長峰コース分岐 登山口に戻る 登山口標柱
朝に通った長峰コース分岐に戻って来た 登山口が見えて来た 登山口の標柱

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