2004/06/09 更新
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「自然朴の会」山行記録

七ヶ岳山開き
(1636m)


山行記録

2004年06月06日(日)   晴れ

コースタイム
 黒森登山口 7:17→ 8:00 林道続きの休憩場 → 8:16 沢に出る → 8:27 護摩滝 → 8:55 沢分岐(水場) → 9:18 主稜線 → 9:23 七ヶ岳山頂 9:40 → 10:36 護摩滝 → 11:32 黒森登山口 

 7時に山開きの受付が始まった、参加者名簿に記帳し記念品をもらう、その横ではお茶と梅干のサービスがある。  山開き式典は8時からなので式典に出席すると帰りの時間が遅くなるので、参加せずに早めに出発する。  登山口には紅白のテープが用意して有るのでその横を通り歩き始める。 しばらくは車も通れる林道のゆるい登り を行き、林道が大きく右にカーブしている所から直進して登山道に入る。 しばらくはゆるい登りのほとんど直進 の道を行くと正面の眼下に沢が現れるのでここで休憩を取ると良い、ここから右へ急登となるがここは30mほど 登ると左に道が折れ、傾斜もほとんど無くなる。 山腹の道を途中で小さな沢を2度ほど渡り先に進むと黒森沢の 上流部に出る、ここからはこの沢に沿って登ることになる。 大きな石がごろごろしている沢の中を石伝いに慎重 に先に進む、10分ほど歩くと目の前に護摩滝が現れる。 ここには護摩滝を直登するルートと巻くルートが有る、 私らは直登コースを取るなぜならこの護摩滝がこのコースのハイライトと言うべき所であり是非登ってみる事を進 めたい。 滝の直登コースと言っても難所と思われる所にはロープが付けてあり、足場はしっかり付けて有るので 危険は無い、また少しだが滝の飛沫を浴びるので沢登りの気分も楽しめる。 むしろ滝を越した後の沢を登るとこ ろが危険度は大きい、足を置く所を慎重に選び、手がかりをしっかり確保して登らないと、沢底のコケが滑りやす く転ぶと滝まで落ちてしまう危険がある。 やがて沢の傾斜がゆるくなってきてやっと緊張がとけ沢歩きを楽しむ 余裕が出てくる、沢の幅が狭くなり正面上方に高杖スキー場からの稜線と右手に鉄塔が見えると沢歩きも終わりと なる。 沢の終わりの所に水が流れ出しているのがこのコース唯一の水場なので喉を潤す、ここからは左にコース が延びるが少し足場の悪い急登となる。 この登りを辛抱すれば高杖スキー場からの稜線に飛び出し一気に視界が 開ける、左を見ると七ヶ岳山頂が目に入る、息を整え最後の登りを楽しむと良い。 山頂に着くと山開きの関係者 が登って来た登山者に記念のバッヂを配ってくれている、山頂には「七ヶ岳」の大きな標識が立っており登山者が その前で記念写真を撮っている。 昼食にはまだ時間も早いので下山する、大部分の登山者は下りに沢や滝を通る のが怖い様で縦走路に向う様だが、縦走路を戻ると時間も掛かるので私らは来た道を戻る事にした。 下り始める と登って来る登山者とすれ違うが一様に「早いですねもう戻りですか、山頂まで後どの位掛かりますか」と声を掛 けられる、初めは「下りでここまで何分でした」とか答えていたが、面倒になり途中からは「途中から引き返して 来ました」と答えてやり過ごす事にした。 沢を下る途中で「渡辺」会津南稜会の前会長らと会い挨拶をする、 会長は式典を終わらせこれから山頂に向かい上で表彰などのイベントをしなければならないので一緒できないが、 帰りに自宅に寄ってお茶でも飲んで行く様にと言って下さりそこで分かれた。 登山口の車に戻ると昨日の大博多山 で足の指を痛め今日は車待機をしていたSINが飲み物を沢の水で冷やして待っていてくれた。 支度を解き帰路 につく、途中で会長の自宅に寄り挨拶と土産(仙台の笹かまぼこ)を置いて帰ろうとしたら、奥様が会長が山頂か ら電話で寄ったらお茶でも飲んでもらう様にと言ってきているので上がる様に進められ、寄せてもらいお茶と地元 で作ったと言うトマトジュースをご馳走になる。 帰りの道のりが長いのであまり長居せず帰路につく、途中で昼 食にそばを食べ後は一直線に帰りとなる。 会長からは、今度来た時は家に泊まるようにとお誘いを受けたので、 次回は是非よせてもらい色々と話が出来る事が楽しみとなった。

地形図:国土地理院25,000図 


登山口 林道 休憩
登山口に山開きのセレモニー用リボンが張られていました。 歩き始めは車も通れる幅の林道歩きです。 正面の眼下に沢が見えたら右へ急な登りとなるのでここで息を整える。
沢に出る 護摩滝 滝を登る
ゆるい山腹の道から沢に出ると沢歩きになる。 沢を進むと正面に護摩滝が現れる、高さは15mほどで直登コースと巻道コースが有る。 護摩滝の直登コースは足場もしっかりしておりロープも張ってあるので危険は少ない。
滝上部 稜線 視界が開ける
滝を越すと滑沢になるが、傾斜が緩むまでは沢底が滑りやすいので注意が必用だ。 沢から離れ急な登りを頑張ると前方に空が見えてくると稜線はもうすぐだ。 稜線に出ると視界が一気に開ける。
山頂が近い 山頂標識 山頂で
稜線に出た所から左に登り上げると間もなく山頂に出る。 七ヶ岳山頂に建つ標識。 山頂で記念写真。
下山 山頂を振り返る 沢から離れる
山頂を後に下山。 山頂付近は低木帯となっている。 下山も護摩滝を通過し沢から離れると緊張も解ける。
林道 登山口 下山
前方に林道が見えて登山口までは後少しとなる。 登山口が見えました。 登山口に戻り今回の山行も終わり間近となりました。
いつもの アケビの花 記念バッチ
山開き前夜祭の宴に今回もお酒が勢揃い。 黒に近い紫色したアケビの花。 七ヶ岳山頂でもらえる記念のバッチ、毎年デザインが変わり、山開きの日付が入っている。今回は2004.6.6

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