山行記録
2004年03月27日(土) 晴れ
コースタイム
安達太良スキー場ゴンドラ乗り場 9:05 〜 9:13 五葉松平 9:15 → 10:25 安達太良山山頂
10:48 →
峰の辻 11:10 → 籠山 11:25 → 12:54 安達太良スキー場
春の安達太良山は程よく締まった雪の上を歩け、天気が良ければ至福の雪山を体験出来る、但し天気が良ければで悪天候では遭難事故も起きているので3月はまだ冬の雪山であることを忘れてはだめである。
朝8:30には安達太良スキー場の駐車場に到着、3月下旬にもかかわらずスキー客がまだまだ多い、スキー場の雪も十分ある。 支度を整えレストハウスのゴンドラ切符売り場に行くとゴンドラは停止している、山頂駅の方で風が強いため運転を見合わせているとの事、風が弱まれば運転するとの事なので少し待っていると9:00に運転が開始された。 山頂駅の有る五葉松平から歩き始める、雪は締まっていて歩きやすい、やはり風が少し強いが天気が良いので歩っている分には寒くも無く丁度良いが休憩していると体が冷えてくる。 空には多少雲が有るが真っ青な空に白い雪原で最高である。 雪上歩きは夏道と違い目指す方向に直進できるので山頂がどんどんと近づいて来るが上になると風も強くなって来る。 山頂(乳頭)へは右側は雪が付き滑落の危険が有るので左から巻いて上がる、山頂部は風が強いので写真を撮ると早々に降りて山頂から少し南に下がった所に有る地蔵さんの所で風を避けながら休憩をし下山にかかる。 下山は天気も良いし皆なの体調も良い様なので峰の辻から勢至平を経由して下る事にした。 矢筈森への尾根道はさすがに風の通り道で風が強く冷たく、鼻や耳が痛くなりグズグズしていたら凍傷になるのではと思った程で自然と急ぎ足になる。 峰の辻への下りに入ると風も弱まり皆に余裕が出てくる、峰の辻から矢筈森の方を見上げると雲も消え白い雪の原に黒い岩峰そして濃紺の空と何とも言えない景色である。 峰の辻を通り籠山のすぐ裾を巻いて今の季節しか歩けない雪の上を勢至平の先に向けて直進する、途中にはウサギの足跡が縦横にあるだけであとは自分たちの足跡が後ろについて来ているだけである。 これも天気が良い事とこのコースは同じ時期にすでに何回か歩いているのでこのようなコースをとれるのであって他の方は自己責任の元にコースを決めてほしい。 後はくろがね小屋からスキー場へのコースに出たら下るのみである、4時間弱でスキー場に戻る事が出来たがこれも雪原で雪の状態も良く歩きやすかったからであったろう。 帰路は岳温泉で温泉に入り湯上りのアイスクリームを食べて充実の山行を終える事が出来た。
地形図:国土地理院25,000図