手帳CLIE TJ25

作成日:2003/11/01

SONY PEG-TJ25

SONYのCLIEの新機種であるTJ25を試用出来る機会があったので、簡単にレポートしてみたい。

Palm m505やSONY PEG-T400と比べると、厚みはそれほど違いはない。 モノクロのPalmVシリーズやCLIE PEG-T400と比べるとほんの少しだけ厚い。 カラーデバイスとしては最薄といえるが、TJ25はこれまでのCLIEシリーズと 比べると幅が広くなっている。 また、センタージョグの左右追加された左右ボタンもやや固めで、バックボタンが無くなったことも含め、これまでのCLIEユーザにとっては賛否それぞれの意見がありそうだ。

裏側のバッテリ部分がねじ止めを外せば開くようになっている。必要なら分解せずにバッテリの交換ができ、廃棄時にLi-IONバッテリをリサイクル出来るようになっている。

大きさ比較(左からm505、TJ25、T400)
TJ25の大きさ比較

m505(m515)とほとんど同じ大きさなので、収納式のケースならば流用出来そうだ。

厚さ比較(上からTJ25、m505、T400)
TJ25の厚さ比較

PEG-TJ25は角張っているためか、ほぼ同じ大きさのm505よりも持った感じは 大きく感じる。電源ボタンは最近のCLIEシリーズと同じくHOLDが可能なスライド式。 器用ならば片手で電源を入れることも可能だが、 ポケットや鞄から取り出して、左手で持ち右手で電源を入れ、スタイラスを抜く、 という手順になるだろうか。HOLDしていなければ、標準アプリを起動するならこれまで通りハードボタンでも電源オンできる。

厚さ比較(上面)
TJ25の厚さ比較

m505は上下が少し広がるようになっているため、ほんの少しだけ幅がある。 上面にはメモリースティックスロットと赤外線ポートがある。

コネクタ部分
TJ25のコネクタ部分比較

コネクタはTシリーズから採用されている形状なので、ケーブルなどは流用できる。 クレードルは本体の幅が変わったため使えない。また底面の凹が無いため、通信アダプタなども使えないものもありそうだ。

画面

ホーム画面(初期設定ではCLIEランチャー)

標準ランチャーでのジョグの設定

ダイレクトはこれまでのジョグでの動きと同じ選択が一つずつ移動するもの。 ポップアップは一覧がポップアップして選択(次画面)、 クロスナビはジョグ操作で上下に選択が移動、左右ボタンで左右に移動移動する。

標準ランチャーでのポップアップ

ポップアップに設定すると、ジョグを操作すると上記のような画面が出る

メモ帳(フォント小)

メモ帳など、フォントは大きさが3種類、それぞれボールド体で計6種類が選べる。 一覧表示などでもいちばん小さいフォントでは17行も表示が可能だ。 一覧表示と内容の表示とそれぞれで独立してフォントを設定できる。

メモ帳(フォント中)

中サイズのフォントでは11行

メモ帳(フォント大)

大サイズのフォントでは8行

デクマの入力画面

標準添付のカバー

添付のカバーは、本体左のくぼみにはめ込み利用する。

標準カバーを取り付けたところ

利用時はこのように折り返しすことができる。

画面はあかるく非常に見やすいが、タッチスクリーンが浮いた感じで、 スタイラスをスクリーンに触れるだけでは反応せず、 しっかりとタップする必要があった。

この個体は画面上部のタッチスクリーンの感度が低いようだ

試しにClie Memoで、重めのスタイラスで力を加えずに重力のみで画面に線を描いてみると、画面上部で線が途切れてしまう。 個体差があるようだが、気になった。

UXやNZシリーズを除くこれまでのCLIEと比べるとが3〜4ミリ増えている。 しかも標準添付のカバーを付けるとさらに幅が大きくなる。 なお、液晶画面の大きさはほとんど変わっていない。 Palm社のデバイスと比べ幅が小さめだったのは日本人の手にあわせたというが、 薄くなったこのTJ25は 持ち方にもよるが、右利きで左手で持つ場合メモ帳のハードボタンを押すには 手の小さい人は特に片手で操作がしづらいかもしれない。

※画面キャプチャはちゃいむさん作のHRCaptを利用させていただきました。


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