天空博物館
博物館入口
現象解説
観察記録__
文献紹介__
関連サイト_
Garden Menu
Interaction
天空博物館__
SF読書録___
etc.____

下部ラテラルアーク infralateral arc

下部ラテラルアーク
外暈の辺りに、 外暈に似ていてしかも、外暈よりもよく見られるであろう現象があります。 それがラテラルアークです。 タンジェントアーク と同じように上下の二種類、上部ラテラルアーク と下部ラテラルアークがあって、 それぞれ太陽高度に応じて見え方がかなり変わります。

ラテラルアーク (lateral arc) は、 タンジェントアークを見せるのと同じ、 長い軸を水平に近く保った六角柱の氷の結晶によって見られます。 タンジェントアークの場合は、六角柱の側面 (長方形の面) から入った光が六角柱の側面から出ていきますが、 下部ラテラルアーク (infralateral arc) は、 長い軸を水平に近く保った六角柱の氷の結晶の中を、 上部ラテラルアーク の場合とは逆の経路を辿った光によって見られます。 すなわち、六角柱の底面から入り、側面から出ていく光です。 これもまた太陽高度が低いときには左右が分かれて見えますが、 高度が上がってくると下のほうで繋がった弧になります。 図2では赤い線で見える位置を示していますが、 もちろん、実際には虹色に見えることが多いようです。 上部ラテラルアークと違い、太陽高度がかなり高くなっても見えています。

日本語ではラテラルアークのことを接線弧と称するようですが 太陽高度が60度くらいのときはまさに 外暈の接線という感じなので、 この辺りから来た名なのでしょう。 ちなみに“lateral arc”を直訳すると“側方弧”とでもいったところです。

太陽高度がさらに上がると、上部ラテラルアークの場合と同じく、 外暈とほとんど重なって、 一番下の部分はほとんど区別が付かなくなってしまいます。 さらには環水平アーク とも見分けがたくなります。

太陽高度 約0度 太陽高度 約25度 太陽高度 約60度 太陽高度 約70度
太陽が地平線近くにあるとき 太陽高度が30度くらいのとき 太陽高度が60度くらいのとき 太陽高度が70度くらいのとき
図1: 下部ラテラルアークの見えかた

氷晶光路図: 下部ラテラルアークの氷晶の姿勢と光の経路
名称: 下部ラテラルアーク
name: infralateral arc
氷晶の形状: 六角柱(鉛筆型)
姿勢: 底面/上面を結ぶ軸を水平に
光路: →[底面/上面→側面]→

関連項目

上部ラテラルアーク 環水平アーク 外暈

Contact: aya@star.email.ne.jp.cut_off_here