くまのプーさん
子供にせがまれて「くまのプーさん」を読んで聞かせた。とても面白かった。
どういう場面かというと、ロバのイーオーが川に落ちて、逆さまのまま身動きがとれなくなったのを、どうやって助けるか相談しているのです。なにしろ、みんなヌイグルミなので水は苦手。子供が汚したヌイグルミを洗ったことのある人ならご存知だと思いますが、水を吸うととても重くなって、イーオーが手足を突っ立てたままにっちもさっちもいかないのも道理です。
プーさんたちの相談はこんな具合です。
A Very Good Idea
"I've got a sort of idea," said Pooh at last, "but I don't suppose it's a very good one."
"I don't suppose it is either," said Eeyore.
" Go on, Pooh," said Rabbit. "Let's have it."
"Well, if we all threw stones and things into the river on one side of Eeyore, the stone make waves would wash him to the other side."
"That's a very good idea," said Rabbit, and Pooh looked happy again.
"Very," said Eeyore. "When I want to be washed, Pooh, I'll let you know."
"Supposing we hit him by mistake?" said Piglet anxiously.
"Or supposing you missed him by mistake," said Eeyore. "Think of all the possibilities, Piglet, before you settle down to enjoy yourselves."
とてもいい考え
考え込んでいたプーさんが、やっと口を開きました。
「僕、いいことを思ついた。でも、すごくいい方法じゃないかもしれない」
「僕もそんな気がするよ」
イーオーがこたえました。
ラビットがせかします。
「プー、言ってみろよ、そのいいことってのを」
「うん、僕たちがみんなで川に石を投げこむんだよ。そして、うまい具合にイーオーの向こう側だけに投げられたら、その波でイーオーが岸の方へ寄ってくるかもしれない」
「そいつはいい考えだ」
ラビットが賛成するとプーさんは得意そうな顔をしました。
「とってもね。でも、もし波をかぶりたい気分になったときは、僕のほうからそう言うよ」
と、イーオー。
「もしもイーオーに当たったらどうしよう」
ピグレットは心配そうです。
イーオーも不安そうです。
「そして当たりどころが悪かったら? ピグレット、気分良く納得するまえに、起こりそうなことはみんな考えておいてくれたまえ」
MAY/2003