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第72回日本皮膚科学会東京支部学術大会@京王プラザ


8時;アトピー性皮膚炎に適応が取れたシクロスポリンの使い方byNTTの部長

9時;光老化の分子生物学。知らない登場人物多すぎで、理解不能。しわ・たるみの治療by女子医の准教授フラクセルの作用機序は既に理解済み。

10時;接触皮膚炎の開発中の治療薬。Ⅳ型アレルギーの最中にリンパ球同士でやりとりされる伝達物質のサイトカイン。サイトカインの受け取り手の偽物を作ってばら撒けば、アレルギーの連鎖を断ち切れます。サイトカインの受け取り手のおとり(偽物・デコイ)を作る話。

11時;某名誉教授による湿疹の説明。第1会場(1番広い会場)がいっぱいでした。神奈川県皮膚科医会会長と偶然隣合わせになり、「この先生は、第128回神奈川県皮膚科医会でしゃべっていただいた先生ですよね」、なんて確認させていただきました。

12時;かゆみの解説by長崎大教授。サブスタンスP・インターロイキンといった聞いたことはあるけどどんな役目の物質か理解してない私にも分かりやすい講義。後半がアレグラのCMだったのが残念!そんなにスポンサー(弁当付きのランチョンセミナー)に気を使わなくても。平成1年東大卒の先生なので辛口採点。

13時;アトピーのシンポジウム。座長が東京共済の元医長。シンポジストは横浜労災・逓信の部長。もう一人は、私が東大分院に勤めていた時代に東大分院の助教授だった先生。

15時過ぎに皮膚科学会は終了。渋谷駅に着いたのは16時前。なんと、田園都市線は不通。

東横線で日吉、グリーンラインでセンター北、という迂回路がありますが、私が選んだのは、・・・(明日のブログに続く)。

Ⅳ型アレルギーを警察機構(警視庁と所轄、交番と県警本部)に例えるアイデアが浮かびました。

これに伴い、Ⅰ型アレルギーの方は火災報知機とスプリンクラーに例えようか、と思っています。

寄生虫の侵入に備えるマスト細胞との説明は今後、煙を感知する火災報知機に変更です。

火事でもないのに、スプリンクラーから放水されたら困るでしょう?

Ⅰ型アレルギーを119番に降格して、Ⅳ型アレルギーのほうを110番にしようかと思っています。

インターロイキンなどのサイトカインは、交番から県警本部への指名手配者の似顔絵のファックス。

TNF(tumor necrotizing facter:腫瘍壊死因子)などのサイトカインは、警視庁から所轄への拳銃所持許可命令といった感じで。

悪人のいないストーリーは難しいと2年前に書きましたが、

自分のしていることは正義だ、と信じている細胞たちのドラマを上手く説明したいと思います。
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