link to Kimura's HP

じんま疹のわかりやすい説明法


私の蕁麻疹(ジンマシン) のページには、

蚊に刺されたときのように、赤く腫れてとてもかゆくなり、通常数時間以内に跡形無く消えてしまいます。

真皮には、肥満細胞(マスト細胞)というのがあり、この細胞の中には『ヒスタミン』という蕁麻疹のもとになる化学物質が詰まっています。

蕁麻疹は、この 肥満細胞が何らかの刺激を受けて、ヒスタミンが漏れ出す事により発生します。

その原因が、食べ物であったり寒冷刺激であったりするわけですが、原因が特定できない場合のほうが多い病気です。

治療は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服が必要です。

と書かせていただいていますが、実際の診察中にじんま疹の説明をしようとすると上手く行きません。

最大の理由が、ヒスタミンを出す細胞の名前。肥満細胞って、あの肥満??

違います。メタボとは関係ありません。ならばマスト細胞と呼びましょうか?

余計通じません。

「ヒスタミンを出すマスト細胞」、

ドストエフスキーか、トルストイの小説のように、カタカナの登場人物が続くとつまづいてしまいます。

インフルエンザが峠を越えると今度は花粉症の時期です。

花粉症も肥満細胞からヒスタミンが放出されて起こる病気ですが、

花粉症の説明は、「花粉アレルギーですから抗アレルギー剤を処方します」でOKですが、

じんま疹の説明は、「まだ日本に蚊や虱がいっぱいいた頃、寄生虫の侵入を知らせる係りの細胞がいて、

蚊や虱が血を吸おうとしたら、かゆみを感じさせて追い払う役目をしていました。

世の中が清潔になった今、その細胞が誤作動して、ヒスタミンを出して、

誰も侵入していないのに、警報が鳴り響くんです。

じんま疹の治療は抗ヒスタミン剤を処方します。

警報装置のスイッチを切るための薬です。」

長すぎるこの説明、もっとポイントをついた、短い説明にできないものか、

3月のうろでるプレスでは、このありふれた病気をスマートに説明したいと、ただいま勉強中です。

昨日の午前は嶮山で3セット。

午後のジョギングは、あざみ野大正堂~山崎公園~のちめ不動~早渕川~クリニック~都筑中央公園~矢崎橋~荏田農協~赤田西公園。
[戻る]
link to Kimura's HP