02/04/01 更新

第一話 マヨ輝く
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♪地平線に〜届くように〜大気圏を突破しようぜ・・・Woh Woh
CRASH!!

どごーん!!!!どんがらがっしゃん!!!!!!
「♪来世でまた会おう!!Yeah!!!」
そしてラルフは、お星様となった!!しかし、ラルフの体重は地球より重かったため地球の軌道がずれて世界のすべての法則が変わってしまった。これによって、橋元先生はクビになってしまった...

〜大学にて〜
「橋元!!大変だ来てくれ!!!!」
「どうしたんですか??厨子王教授!???」
「マヨとって!!!」
「こっちはそれどこじゃねぇんだ!!このスカ教授」
さくっ!!!!包丁はみごとに眉間にクリーンヒットした
「・・・教授??」
返事がない、ただの屍のようだ・・・
「ああ!!とうとう人まで殺っちまった〜〜〜」
「いいから、マヨとって!!」
「マヨじゃ人はいきかえんねぇ・・・・って教授??無事なんですか??」
「しぬかとおも・・・・ぐはっ!!!!」
「教授・・・いや・・・師匠!!!!」
「このわしを・・・まだ師匠とよんでくれるのか??」
「ああ・・・しっかりしてくれ師匠!!!!」
「みよ・・・橋元・・・」
「師匠・・・」
「流派東方不敗は・・・・」
「王者の風よ・・・・」
「ぜんしんけいれつ・・・」
「天破狂乱!!!!!」
「見よ!!東方は赤く燃えている!!!!」
「ほんとだ・・・まっかだ!!!」
「橋・・・元・・・・ぐはっ・・・」
「師匠・・・ししょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
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第二話 だよもん語学教室
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そして、ガンダムファイトはキングオブハート橋元先生の優勝ということで幕を閉じた…。

しかし、忘れてはならない重要な事実があった。ガンダムファイターとしての役目を終えた今、橋元先生の経歴にはしっかりとクビ(懲戒解雇)の文字が刻まれていたのだ。

かくして、ここから橋元先生の再就職活動伝説が始まった…。

「求人ありますか?」「断る!」
「社員募集してますか?」「断る!」
「温めますか?」「断る!」
「雇えコンチクショウ!」「ぱおおおん!」

不況の最中、世間の風は冷たかった…。お弁当も冷たかった…。さらわれたレインのこともすっかり忘れていた…。

だが、橋元先生は諦めなかった。生き残るために、たいやきを食い逃げしたりもした。そしてついにYCEI社員の座を勝ち取った。

−出社初日・YCEIビルにて−
「なんて階段だ!」
そこにあったのは……なんだかとてつもない階段だったらしい…。YCEIはビル内にあるらしいのだが、階段はとても使えそうになかった。するとメガネをかけた一人の少年が橋元先生に声をかけた。
「今ここに1本の糸で吊られたエレベーターがある…。乗ってみる勇気はあるか!?」
橋元先生は考えた。運動方程式を立てて考えてみたりした。そしてついに、(単振動=ムツカシーイ=キラーイ=橋元先生は失業する!)という結論に辿り着いた。
「乗ってやるぜ!」
橋元先生は勢い良くエレベーターに飛び乗った。

ギシギシ…プッツン…ひゅーん…。

メガネ少年は左右非対称の顔でニヤリと笑った。

いつしか落下するエレベーターは第二宇宙速度を超えていた。エレベーター内は謎のガスが充満していた。そして橋元先生は棒になった。

次回、エレベーターの行き付く先はどこなのか。今、YCEIの実態が暴かれる!!
「温泉惑星YCEI」お楽しみに!?
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第三話 Absolute MMR
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前話のあらすじ
エレベーターのせいで過去にタイムスリップしそのうえ棒になった橋本は人間に戻るための旅を続けていた。そしてついに自分を棒にした黒幕を見つけたのである。

「おまえが犯人だ!」
「え、なに言ってるんですか。というかあなたは私の何なのですか。」
「私は今朝のニュースで知ったんだ、私をこんな姿にしたのはおまえだろう!」
「何を言ってるんですか、そんなこと知りませんよ。私は大事な使命でここにいるんですから。」
「なんだと、この橋本をこんなうま○棒の姿にした事を忘れたというのか!」
「忘れたもなにも、私はたまたま通りかかっただけなのです。せっかく日本語を学んできたのに…」
「外交だと!ますます怪しいわ、このXさんめ!」
「Xさんとは失礼な!あなた酔ってるんですか?」
「話をそらすな!」
「シャキーン!」
「おい!」
「シャキーン!シャキーン!」
「やめろって…」
「シャキーン!はモテモテよ!」
「もういい!他をあたる。」
「待ってください。モテモテなのよー」

−しばらくして−
「あんなのが私をこんなのにした犯人ではないだろうな。くそっ、どうしたらいいんだ。」

次回予告
橋本は黒幕を探しあてもなくさまよう。そのとき、橋本は一人の少女に出会った。
その胸を熱くよぎるナトリウムの名詞は何なのか?MMRとは?メガネとマグネシウムの関係とは?一体!?

次回「その胸はナトリウム」の巻
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第四話 「その胸はナトリウム」
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う○い棒にされた橋元先生は元の体に戻るために、謎の外人Xさんにつめよっていた・・・あんな奴が犯人じゃないとあきらめたその時!!Xさんの体が輝き出した・・・
・・・あやしい・・・
橋元先生はそう思い、声高らかに叫んだ!!
「正直に言ったれや!!Xさ〜ん!!!!」
「ごめーん・・・マネージャーには内密に!!!」
「ということは・・・おまえが犯人か!!!!」
「が、がお・・・にぱっ・・・」
なんとXさんは外人ではなく、がお人だったのだ・・・
「貴様が俺の体を!!!!!ちくしょう・・・ちくしょう・・・・ちくしょ〜〜〜〜う・・・・大好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
「ちょっとまてい・・・」
「Xさんと結婚したらまってやるさぁ」
「が、がお・・・体の戻し方、教えるから許してぇぇぇぇぇ!!!!!」
「何ぃ!?聞こえんなぁ・・・・もっとはっきりいってみろ!!!!」
「が、がお・・・おまえの体を戻すには条件がある・・・」
「何!?」
「それは・・・これから1年後に、この星の征服を狙った宇宙人がやってくる・・・」
「ほう・・・」
「それをくいとめてもらいたい・・・それが条件だ・・・」
「それで元に戻るんだな??」
「ああ・・・保証しよう・・・で、どうする??」
「う〜ん・・・そうだ!!歌だ!!歌でわかってもらおう!!」
こうしてXさんと橋元先生は「X with うま○棒」として芸能界デビュ〜をはたした・・・決戦は1年後・・・はたして「X with うま○棒」は間に合うのだろうか・・・

〜次回予告〜
「なぁ・・・橋元・・・」
「なんだい??Xさんよ〜・・・」
「次は俺達が大活躍らしいぜ・・・」
「そりゃあ楽しみだ・・・俺の頭もアフロになるってなもんだ・・・」
「俺ぁ・・・そっちの方が楽しみだな・・・」
「そりゃあ言えてるぜ・・・」
「次回・・・芸能人は歯が猪木・・・楽しみにしてろよな」
「ところで、題名にあったナトリウム・・・でてきてねぇな・・・」
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第5話 「地球外毛玉」
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活動は順調であった。だが、事件が起きた…。

「あの〜、そのうまい棒納豆味くださ〜い」
「お〜、近所の繭ちゃんか」
「10円だよね」
「そうだよ」
「はい、10円」
「お買い上げどうも〜またドウゾ〜」
「またね〜Xおじちゃ〜ん」
繭ちゃんはうまい棒をおいしそうに頬張りながら、何度も振り返っては手を振って帰って行った。
「おお…いい子だなぁ繭ちゃんは…なぁ、橋元もそう思うだろ?ってどこ行った橋元!?おーいはしもとぉぉぉぉ!!!」
その後すぐに警察に捜索願いが出されたらしいが、その前代未聞の捜索対象ゆえ即却下された。それ以降Xさんの姿を見た者はいない…。翌日の新聞に、出入国管理法違反容疑で1名が逮捕された記事が掲載されていたと言う…。

『ねえねえ繭ちゃん、なんか面白いゲーム知らないかな?』
「澪ちゃん、その紙いつ書いてるの?」
『あのね、これはフリップって言うの!』
「だからいつ書いてるの〜?まあいいわ。面白いゲームねぇ…今FF7やってるけど面白いよ」
『最近出たゲーム?YCEIが社運を賭けて作った…』
「それはフリップ・フロップ7だよ〜。よくそんなマイナーなゲーム知ってるね。全然売れてないのに」
『あ、有名な方ね!』
「うんうん。あたしはエアリスとケットシーでFF7をクリアするの!!最後までクリアしたら貸してあげるよ!」
『ありがとう!!頑張ってクリアしてね!!』
「うん!!」

−数日後−
「うあ〜〜〜ん!!」
そこにはいつまでも泣き叫び続ける繭ちゃんの姿があったという…。

〜次回予告〜
橋元「最近なんかおかしいと思ったんだよなぁ」
澪『そういうことだったのー』
X「んん?何の話してんだ?」
橋元「人は見掛けによらないつーか」
澪『不潔なのホント』
X「おいおい、なぁんの話しだよ?」
橋元「まさか十代の娘になぁ」
澪『軽蔑しちゃうの』
X「誰の話なんだよ?」
橋元「次回『立ちあがったケンシロウ〜一流のポケモンを目指して〜』」
X「ぉ俺は何もしてないぞぉ!」
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第6話 「ケンシロウとポケモン−その学術的関係−」
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前回までのあらすじ
いつのまにか現在に場所が移り橋元はXさんに手違いで売られて食われてしまった。Xさんは橋元を戻すために橋元を売った相手の繭を探していた。

「あれはやばかった、どこで私の不法入国がばれたのだろうか…」
Xさんは知るよしもなかったが過去からきたXさんは不法入国も何もなかったのである。ただたい焼きを食い逃げしたから追われただけなのである。
「それにしても、あいつを捕まえるには何らかの作戦をたてなければならないか…」
Xさんは考えた。しかし彼の橋元から与えられた現在に対する情報はケンシロウとポケモンしかなかったのである。
「誘拐して橋元を取り戻さなくては…」

−三日後−
「あのー繭さんですよね?」
「はい、そうですけど?」
「家族の方が交通事故に遭われました。病院に行きますので車に乗ってください。」
しかしXさんは気づいた。車の鍵が無いのである。
「あれ、鍵が無い…一体どこに…」
「ドアに刺さってますが…それにこれって誘拐では?自分で帰ります。」
なぜか車まで用意してきたXさんなのだが自爆ネタによりその計画は打ち砕かれた。しかしこのことが繭にとってどれほど大きいことだったかをこの時点で知るものは誰もいなかった。

次回予告
橋元は死んでいなかった。意識を橋元に奪われる繭。繭は一体どうなってしまうのか?
次回「ラーメン3つ!」
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第7話 「ラーメン3つ!!」
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〜前回までのあらすじ〜
実は橋元を食うまえに繭は澪を食っていたのだった・・・そう・・・すでに繭の意識は澪の支配におちていたのであった・・・

繭は本当にマユになっていた・・・橋元を食ったせいで、幼虫から成虫へと体が変化しようとしていたのだ...
「Xさんに抱かれて僕は蝶になる♪Xさんに抱かれて僕は蝶にな〜る♪♪Hey!!」
だが、Xさんは抱かれたくない男ランキングNo.1だった...言いながら、繭は泣いていた・・・そう、これは繭の意識の中に橋元の意識が現れてきていることを示していた・・・
「Xさんに抱かれて・・・」
『いやなの〜〜〜〜〜〜!!!』(←フリップ)
「Xさ〜〜〜〜〜〜ん!!!!」
『だめなの〜〜〜〜〜〜〜!!!』
「うあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『なんか気が遠いの〜〜〜〜』

〜繭の意識の中〜
意識の中・・・繭と橋元はたいじしていた・・・
「ケリをつけようぜ・・・繭・・・」
『貴様の死をもってなの〜〜〜』
パチッ・・・パチッ・・・
「王手・・・」
『むむっ・・・』
橋元と繭は将棋で決着をつけていた・・・
『今度はこっちのばんなの〜〜〜』
「なに!!」
橋元先生は考えた・・・(これ以上手がない→近似できな〜い→橋元先生はクビになる)それだけは嫌だった・・・・どうしても・・・・
「くらえ!!秘儀!!将棋盤回し!!!!!!」
『なんの・・・必殺ちゃぶ台返しなの〜〜〜〜!!!!」
「なんと・・・こっちも!!必殺千年殺し(←ものすごいカンチョー)!!!!」
『あたたあたあちょ〜かんふ〜〜〜〜〜』



いつのまにか2人の間には熱い友情が芽生えていた・・・もう2人はチーと鳴いたらポンと鳴く関係だった。

〜外の世界〜
繭は覚醒していた・・・
「もう、声でもフリップでもしゃべれるぜ!!」
『そうなの〜〜〜』
だが、しゃべれるんならフリップはいらなかった。

<次回予告>
橋元と繭は一体となってしまった・・・2人の運命は一体・・・
次回「一体さんじゃ!!!」お楽しみに!!!
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第8話 「一体さんじゃ!!」
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おれは木目沢一体。泣く子もメンチ切る健全な浪人生だ。そんなおれの21歳の誕生日、いきなり王様に呼び出され、城に行くハメになった。

「よく来たな伝説の勇者よ」
「おれ違うって」
「なに〜聞こえんなぁ。さて、この金で魔王を倒してきてくれ」
「おれは違うけど、いくらなんでも伝説の勇者に対して50Gはないんじゃ…」
「不満ならこの銅の剣を授けよう」
「これってただ剣が錆びて銅の色っぽくなってるだけじゃ…」
「細かいことは気にするでない」
「気にするって。この城の地下にある、おもむろに怪しげな宝物庫に王者の剣とか入ってるんじゃ…」
「ワッ、ワシはそんなもの知らん、知らんぞぉぉ〜〜!!」
「ほんとにぃ〜??」
「と、とっとと行ってこんか〜い!」
そして木目沢は城を追い出された。

「仕方ない、とりあえず仲間でも探すか」
木目沢はルイーダの酒場を訪れた。だが、ただのボッタクリバーだった。50Gを失い、さらに借金までも背負ってしまった木目沢は、とりあえず身を隠すためにイトコが住む遠くの街へ逃げ出した。

7年ぶりの街。駅前のベンチ。いつしか雪が舞い始めていた。

「…遅い」
待ち合わせの時間が過ぎてもイトコは来なかった。
いつしか木目沢はじじぃになっていた。
「ふ、ふぉぉ〜〜〜!!」
そして、息絶えた。

−どこからかの声−
…木目沢、木目沢、ネタ…主人公が死んではおいけませ〜〜ん…。
…途中からやりなおしましょう…。

7年ぶりの街。駅前のベンチ。いつしか雪が舞い始めていた。
「…遅い」
待ち合わせの時間が過ぎてもイトコは来なかった。
「本当に来ないんじゃないだろうな…」
木目沢は不安になってきた。
そう、そして俺はこのままじいさんになるまで待ちつづけて…
…想像してみた…。
「ふぉぉ〜〜〜、まだか〜〜〜、まだ来んのか〜〜〜」
…それは嫌だ…。
「ふぉぉ〜〜」
「…雪、積もってるよ」
「ふ、ふぉぉ〜〜」
「…………」
「ふ、ふぉぉ〜〜」
「ごめんなさい、人違いでした」
「!!」
俺はふと我にかえった。
「さよなら」
「ま、待って…」
「きゃっ、近寄らないで!!」
ゴンッ!!
何かで頭をぶたれ、木目沢は息絶えた。

−どこからかの声−
…木目沢、木目沢、だから死んではおいけませ〜〜ん…。
…途中からやりなおしましょう…。

7年ぶりの街。駅前のベンチ。いつしか雪が舞い始めていた。
「…遅い」
待ち合わせの時間がしばらく過ぎてから、彼女はやってきた。
「雪、積もってるよ」
「……」
「はい、これは遅れたお詫びだよ。それと、7年ぶりの再開のお祝い」
木目沢は少女からアツアツのドクターペッパー(シェイク済み)を受け取った。
「なあ繭、お前こんなもの飲めるとでも思ってるのか?」
「どうして? やっぱり盗品は嫌い?」
「盗んだのかよっ!!」
「うぐっ、お、怒らないで〜〜。ちょっと魔がさしただけだよもん」
「お前、性格かわったな…」
「たくさん食べたもん」
木目沢は思い出した。他人を食べてその意識を取りこむことによって成長するという繭の特異体質を。
「ぴこ〜、ここは寒いにょ〜。一体おにいちゃん、そろそろ家に行くの〜」
「あ、ああ。…ったく、今までどんな人間喰ってきたんだか…」

その夜、「お前が好きだー!! お前が欲しぃーー!!」と叫ぶ繭によって一体が喰われたことは言うまでもない。

<次回予告>
一体になった繭と一体さん。
さらにパワーアップした繭を相手に、Xさんは対抗する手段があるのだろうか。
っていうか魔王はどうなったのだろうか。
次回「魔王X?」お楽しみに。
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第9話 「魔王X?」
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繭とXさんはただそこにいた。本来ならばXさんは繭を倒して橋元を取り戻すはずである。本来ならば繭はXさんの意識を取り込むはずである。それができないのは魔王のせいだった。繭とXさんは魔王の策略にまんまとはまっていたのである。

「おまえらには私の能力が効かなかった。おまえら能力者か!」
そんなことには2人にはわかるはずもなかったが2人はどうにかして本来の目的を遂げようとしていた。むしろ繭は魔王の意識すら取り込もうとしてさえいた。
「私がわかるわけないだよもん!それよりこっちにくるだよもん!」
繭の計画はあからさますぎた…魔王は繭から距離をとった。
「おまえ達の能力はまだわからないが、2人とも私の能力が効かないということは能力者か…」
「能力だと!」
「…能力者であることすら気づいてないか、まあいいだろう。私の計画の邪魔になることだけは確かだからな。」
「どうするつもりだよもん!」
「私の能力はワード(Word)、ある条件内であれば私の言葉は絶対となる。」
「条件?」
「まあ能力者のおまえらにとっては私の能力など意味がないのだがな…だから今はおまえらを拘束しておく。地下牢へ連れて行け!こいつらの能力はおいおい調べればすむことだ。」
「くそっ!」
「くそっだよもん!」
繭とXさんは地下牢に連れて行かれた。

地下牢にて…
「ああ橋元はいい奴だったよなあ…」
「そうだよもん。おいしかっただよもん。
」 いつのまにか繭とXさんは打ち解けていた。
「それにしても兄貴、いつのまにか魔王になっちまって…」
「ええっ、魔王ってXさんの兄貴だっただよもん?」
「そうなんだ。くそっ橋元はもうどうでもいいとしても兄貴だけは止めないと…」
「…最後の手段ならあるだよもん…」
「…おい、今何って言った?」
「…最後の手段ならあるだよもん…」
「なんだとっ、どんな手段なんだ!」
「私の能力『食』と、Xさんの能力『外』をあわせれば…」
「そうか『外食』か!!」
よくわからないが、繭はXさんを取り込み『外食』の能力を使い脱出した。

次回予告
『外食』とはどんな能力なのか!魔王をとめることはできるのか!次回「最終決戦ハムラビ」お楽しみに!
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第10話 「最終賀沢ハムラビ」
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Xさんをとりこんだ繭は、繭GTRへと進化していた・・・
だがGTRにも弱点があった・・・
ずばりボディの重さである・・・
フルブレーキに耐えられるのは、おそらく4回前後・・・
というわけで・・・
「わぁぁぁ!!!ブレ〜キが〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!だよもん。」
繭はガードレールを突き破ってまっさかさまに急降下をはじめた。しかし、これは彼女のねらいだった・・・
「くらうだよもん!!!魔王!!!!」
しかし魔王は別のところにいた。
「なになになに(ぱおぉぉぉん)なになになに(ぱおぉぉぉん)なになになになになになになに」
もはや三三七拍子になっていた
「こうなったら・・・最後の手段だよもん!!!!」
繭GTRは核ミサイルの発射スイッチをおした・・・しかし今はなにもおこらなかった・・・
「なんでぇ〜〜〜〜〜〜!!!!?????」
繭GTRの叫びはアムロの叫びとなってこだました。この時、繭GTRの中で何かがはじけた・・・繭GTRの体が突如、白く輝き始めた・・・そう・・・能力『外食』が発動したのだ・・・そして繭GTRは世界を覆い尽くし、新たなる魔王として君臨した・・・

−100年後−
繭GTRが魔王になったためにその地位を剥奪されたXさんの兄はその名を「賀沢」と改め、魔王「繭GTR」をたおすために修行にいそしんでいた・・・賀沢は力では魔王に歯が立たないということを、誰よりも良くしっていた・・・だから賀沢は音楽で魔王と戦おうとしていたのであった・・・
『ドレミファソラシレ〜〜〜〜!!!』
「ちがうでしょ・・・賀沢・・・・なにもちがうでしょ〜〜〜」
賀沢はリコーダーの練習をしていた。
『ドレミファソラシミ〜〜〜!!!』
「何もかもが違う!!!!おお・・・ぼけ!!!!」
賀沢はへたくそだった・・・もはや先生も愛想を尽かしていた・・・そして伝説へ・・・なるわけありません!!
「私ぐらいふけないとはなしになりませ〜〜〜ん!!これがC7コードです」
『シ〜セブンス〜〜〜〜』
「しゃべってるぅぅぅぅぅ!!!!!!」
「OH!NO!!しゃべってませ〜〜〜〜ん」
・・・平穏な日々・・・
賀沢はいつしか魔王のことなど、すっかりとわすれていた・・・そんなある日・・・あの事件は起こったんだ・・・

〜次回予告〜
一体・・・あの事件とは!?驚愕の事実が・・・今、明らかに!!!
次回「ステキなサムシングを探して」お楽しむな!!!!!??
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