▼その13「ボノム =底抜けさん=」 |
---|
現実の出来事や日常生活の中でふと「こんな場面がマンガにあったな」と思う「藤子な瞬間」。ここでは私が体験した「藤子な瞬間」を紹介していきます。第13回はF先生の短編から「ボノム =底抜けさん=」です。
今年の9月11日、アメリカ、ニューヨークなどで起こった事件。そしてそれに対する報復として現在アフガニスタンで行われていること。どちらも多くの悲しみを生み出しています。世界中で多くの方が心を痛めていることでしょう。
そんな今日この頃、頭に浮かぶのが「ボノム =底抜けさん=」です。何をされても決して怒ることがない主人公は作中で言っています。「誰を責めるのもまちがっている。すべてを許すのです。底抜けに許すのです。それだけが世界平和への道なのです。」と。 |
<『ボノム =底抜けさん=』あらすじ>社内でもお人好しとして有名な仁吉(ひとよし)さん。何をされても怒らないその底抜けのお人好しには、彼なりの信念があった。その信念は「ラッキョー」「オーデン」をお題目とする仁吉教として全世界に広まる……のだろうか。 |
<収録>●藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 1巻(小学館) |
藤子不二雄メールマガジンバックナンバー
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000009077