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【'09与那国 BLACK MAGIC by Illusion(ブラックマジック バイ イリュ〜ジョン)】
今年も懲りずにやってきた与那国遠足。
二匹目のドジョウならぬ、4本目、5本目のカジキ成敗にやる気満々。
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今年も天候に恵まれ、土曜日までの時化がウソのような快晴である。
空港に到着すると見慣れた顔がお出迎え…太郎丸船長
スーツ着てたから一瞬分からなかったぞ
今日はお子さんの卒業式とな、船長を小学校に送り出航準備。
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毎度のことながら早朝自宅出発でお昼には船上のアクセスの良さ〜最高
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去年まであった大きなパヤオは撤去されていた。今年は今までになくカツオ鳥が多い。
いつもはパヤオ廻りでエサ取りなのだが、今年のキメジはサイズが大きく不可。
潜行板でカツオを調達。ますます楽チン。
CAPの荷物が昨日の時化の影響で不着のため、私のスピニングとイリュ〜ジョンさんのベイトタックルをセット。
イリュ〜さんのタックルを見て船長。
「ガイド回ってんぞ〜」
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これでいいのだ〜 ![]() このカーペンターBlackBeastSpiralguid(ブラックビーストスパイラルグリッド)は、 ロッドの継ぎが回っているわけではなく、 名前の通りわざとガイドがスパイラル構造になっている。 |
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また、BlackMagicEqualizer(ブラックマジックイコライザー)今回の釣行用に持ち込んだハーネス。
このハーネスも大型マーリン&ツナのスタンドアップ用にニュージーランドで開発された製品である。
イリュ〜さんは今年、NZで200キロオーバーのクロマグロにチャレンジするので練習用にこのタックルを持参。
ただし、ギンバルとハーネスが二分割なのでヒットしてからの装着は難しい。
事前にチャレンジャーにハーネスを装着しておく必要がある。
カチャカチャ…
「え〜い、CAPを縛っちゃえ〜」
ってことでCAPが一番手。
時を分かたずリーダーを止めたゴムが……切れた〜
ヒット凄い勢いでラインが出されていく。
CAPフッキング体制だが……何か変
寄せれば寄ってくるが、止めれば止まる走ると圧倒的パワーで持っていく。
何度か繰り返す内にラインから生命感が消えた…。
頭だけになったカツオを回収。イルカの仕業だそうな…。
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イルカは頭が良いから魚だけくわえハリを避ける。人間が引っ張ると魚の身だけ剥がして食べてしまう。
別にトローリングの魚など食べなくてもいいんだが、要は遊んでるだけみたい。
それからは何度流してもイルカの猛チャージ。ゴムが瞬間で消え(切れ)る。
一度イタズラ好きのイルカに目を付けられると飽きるまでつきまとわられてしまう。
しまいには片弦ファイト中、船縁に寄せて置いたカツオにまでアタックしてくる始末…こんな日は諦めが肝心。
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翌日はイ●カ制覇の覇道(邪道)を諦めきれず、イリュと私で市丸をチャーターするがゴムは10,000lbの鋼鉄と化した
。
3日目…CAP&イリュ、さくら嬢と乗船。CAP、さくらさんが一番手。
ブラックマジックをさくらさんに装着。。
頭の中でチャラ、チャラチャチャチャ〜
サンタナ、ラテンのギターが鳴く。
正にBlackMagicWoman(ブラックマジックウーマンbySantana1970 http://www.youtube.com/watch?v=ymh1o09vRWE )
(分かんねーだろうなー)
アホな妄想をしている内にショートの方のゴムが切れた!BlackMagicWomanさくら出撃
早っ今年も流して10分経ってない。
早っ210分経ってないのにランディングしちゃった。
恐るべし鉄人さくら&ブラックマジック。
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無事キャッチ後、2本目へトライ開始。一番手CAPは変わらず、2番手イリュにチェンジ。私は二日酔いのためキャビンで昼寝。
ウトウトしているとイリュに「交代の時間」だと呼ばれた。昨日から1時間交代(市丸は1本流し)していた。
そのままやっててよ〜と言ったものの
「決めたことはキチンとしないと釣れても面白くない」
とのことで、寝ボケ眼でハーネス装着。
皆で竿先を見つめるとキラービームが出てゴムが切れない(ヒットしない)ため、おバカ話に興じていると…
…本当に切れた
切れたには切れたが、途中で生命感なし
またイルカにしゃぶられたんか〜と言ってたら右横沖でカジキが跳ねている。
ヒット後、船進行方向に走って来たようだ。
もう一度、船に全開を入れプレッシャーを掛ける。
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ベイトタックルのスタンディングは初めてだが、ブラックマジックは、腰と臀部に装着したハーネスベルトに後ろに屈んで体重を掛けると、リールに直結したハーネスと前掛けのように大きなギンバルが両足の腿に密着しテコの原理でロッドを持ち上げる。
普通のギンバルは両足を踏ん張ってロッドを支えるが、ブラックマジックは、両足を閉じ、下半身のバランスでロッドをコントロールする。
したがってギンバルに両足が広く接地するほど楽にリフトが行える。
また、ギンバル内側中央部が大きな凸形になっておりブレの防止に役立つ。
リフトしながらリールも巻け、魚に常にプレッシャーを与え続けることが出来る優れた装置である。
ブラックマジックのおかげで20分足らずで楽々キャッチ(こんなに楽していいんかい
)
トローリングタックルもそうなのだが、外人の考えるタックルは人間が楽するようにできていると強く感じる。
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その日のヒットタイムは8時と11時。
翌日も同時間で他船にヒットしたが私たちには運が回っては来なかった…。
(キラービーム出しまくりですか…)
イリュ〜さん、素晴らしいタックルを経験させていただき、ふからっさ&マグロの練習にならずごめんなさい。
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市丸船長に作り方を教わったので、今年はお土産に自分の釣ったカジキのビル(角)を持って帰ってきた。
このまま1年間干して乾燥させ、脂抜き処理するようだ。
1週間後…ビルはハエの社交場と化した…