先日古本屋で入手した小説なのですが、これはけっこう珍品かもしれない、と思い、紹介してみることにしました。
著者は黒岩涙泉という人です。調べてみましたが文学史にも新聞史にもそんな名前は見あたりませんでした。黒岩涙香の弟子か下請け作家が、偽名で書いたのではないかと思われます。
黒岩涙香は「巖窟王」「噫無情」など欧米文学から多くの翻訳・翻案小説を送り出したことで有名ですが、この本も、どうやらヴィクトリア時代の家庭小説を翻案して、むりやり時代小説にしてしまったようです。
もともと新聞の連載小説だったらしく、回が細切れに進んでいますので、紹介もその調子で、できるだけ毎日1回ずつ進んでいきましょう。
甲州纐纈城(1)(2004.7.15)
甲州纐纈城(2)(2004.7.16)
甲州纐纈城(3)(2004.7.17)
八王子沈没(1)(2004.7.19)
八王子沈没(2)(2004.7.20)
八王子沈没(3)(2004.7.21)
小助転々(1)(2004.7.22)
小助転々(2)(2004.7.23)
小助転々(3)(2004.7.24)
天然理心流(1)(2004.8.12)
天然理心流(2)(2004.8.13)
天然理心流(3)(2004.8.14)
天然理心流(4)(2004.8.15)
天然理心流(5)(2004.8.16)
江戸薬品会(1)(2004.8.17)
江戸薬品会(2)(2004.8.18)
江戸薬品会(3)(2004.8.20)
江戸薬品会(4)(2004.8.24)
見せ物小屋(1)(2004.8.27)
見せ物小屋(2)(2004.8.28)
見せ物小屋(3)(2004.8.31)
見せ物小屋(4)(2004.9.1)
見せ物小屋(5)(2004.9.9)
甲州道中(1)(2004.9.10)
甲州道中(2)(2004.9.15)