Evangelion Genesis y:x 更新日誌(2002 年 11 月)

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11 月 21 日。
VPN 内の rsync がそこそこ充実してくると、それから外れたこういうとこがちょちおろそかになる... むー、asahi-net も ssh みとめてくんないかなぁ。 手で pftp するのがとーっても面倒い (そもそも passive ftp でないといけなくなった catv.ne.jp も酷いぞぅ; passive ftp 認めてないとこもあるのにぃ ← geocities.co.jp とか)。
11 月 20 日。
とーとつに emacs for SL-A300 を make するはめになった。作るだけならすぐに作れるが ... 私が作っていいんかという問題があったりもした。 emacs みたいにバカでかいものはノーマルの A300 の本体には入らない。 カードに入れるか ... 少なくとも ramdisk を拡大した customized な A300 でないといけない。

で、そういうチェックはもはや出来ないんである。 手持ちのカードに入れても qinstall からは本体に入れてるように見える。 案の定、パッケージはそのままではカードに入れられないらしい。どーすんだ、これ。

さて、この emacs、およそ 10MB 〜 20MB ある。 そして、emmie に持ってったそばから emmie が重くなった。 わざと URL 出さずにしかも「出来れば download は明日からにしろ」 と書いたつもりだったんだが ... バレバレか(あたりまえです)。

emmie って確か upstream 128kbps だよな? 10kB/s で 10MB 取ると約 20 分。 そんなに長い間、回線塞いでしまうわけにもいかず、 こいつはあかんと zaurus-ja に慌ててつっこんだ。 時刻が時刻だったのでこちらからの upload も 128kbps あるかないかとぜつぼーてきにとろかった (翌日昼間、対 sorceforge との間のベンチとったら上限一杯の 256kbps 出た)。うぐぅ。

慌ててもってったもんだから、shell acount があって rsync 一発で upload できる shells.sourceforge.jp に上げてしまい、cgi.sourceforge.jp 方面には shells.sourceforge.jp 上で w3m 使って upload(?) するハメとなった。 この二つってばサイト内でほとんど直結されてるんだろうに、 いちいち外回ってんのかと思うほど遅かった。そんなに何か流す用事あったっけかな〜


11 月 18 日。
SL-A300 の libqte, libqpe の前に同名の関数を preload する形でフックし、 いろいろ叩いて思った ── これはあかんだろう、シャープ産のコードは捨てるべきだ ...

アメリカ産のコードは辛うじて許せるが、日本産のコードは信用でけん。

これまで、ソースのないバイナリに首根っこ抑えられるのをよしとせず、 さっさと捨ててきた。モバの unishell といい、Psion の EPOC といい。

それと同じ発想ならとうぜん捨ててしかるべきシャープの libqte を使ってるのは、 日本語手書き認識エンジン libCRIM の出来が素晴らしく良いからだが ... ま、Inputmethods の I/F はタコだけど。

あの日本語手書き認識エンジンさえ諦めれば、X や、少なくとも Qtopia 1.6.0 の世界が開ける。
あのエンジンがタコであったら、 きっと買って 1 ヵ月もたたないうちに sharp 製のコードを全てシステムから追い出してしまい、 Qtopia というモノを覚えることもなく、 SL-A300 は純然たる emacs 機と化していたことだろう ... それらすべての根幹に、libCRIM がある。

まるまる見捨てるべきだ ── という見解に傾きつつあるが、 そしてそのうえで libCRIM を chroot jail 環境作って使えないかとどこまでもしつこく考えているあたり、 いまひとつ態度がきまらんかったりするわけである。


11 月 12 日。
リナザウの B, C が発表になっておもっきり失望感が漂っているよーだ。
実は個人的にゃ C のメモリが 32 MB でもそれほど腹は立たんが。 てのはつまり、Psion5mx (16MB) に qtopia 入れようとしてるとこで 32MB で不満なんて あーたそんなゼータクな :-)

... が、使用時間 5 時間を切ってるというのはナンだな。論外かも。 そんなもん使うならノート持ち歩くよ。


11 月 9 日。
強風の中、テニスなんぞする。 夕方は凪いで、非常に綺麗な「夕凪」となる。虹などと違って目にみえるものではないから、 意識しなければ気付くまい。

... てのが本題ではなく。

強風っても突然止むことはあるわけで、しばらく風がほとんど止まってたときのこと。 ふわっと飛んできた中ロブ ... つうてもベースラインを 1m かそこら楽にオーバーしそうなロブだったが、 アウトするのが自明だったのでぽけっと眺めてほっといた。

ふと、ベースラインの上、ほぼボールが漂ってくるあたり (地面から 3m くらい) から人の肩くらいの高さまで、縦にまっすぐ空間の亀裂のようなものが ... ええと、見えたってわけでなし、感じとれた。

いちおうベースラインまですっとんでってボールを拾える形に入った。 ボールはその亀裂に達したところで、 その筋に沿うかのように縦にストンと落ち、ぎりぎりラインの内側に落ちた。

思い返すに、ダウンバーストとか風の切れ目とか、そーいったものかしらん。

見えた ── というのは錯覚じゃない。落ちてから拾いに行ったわけではないから。 ボールの回転からなんとなく察した、というわけでもない。おそろしく急激に落ちた。

そこに何かがあったわけではない。ま、屈折率の変化くらいはあって、 その蜃気楼の従兄弟みたいな変化が実際に見えてたってことはあるかもしれないが。 ... グライダーのパイロットとかは、ああいうんを日常的に察知したりしてるわけやね。

空気の依れがどんな風に感じとれるものかは分かったから、 今度からは空間も見てみることにしよう。


11 月 7 日。
SDL-mixer は timidity 由来の midi デコーダを内蔵しており、 こいつを使って SL-A300 で midi が鳴るという。

timidity で鳴らへんのになんでやねんと思いつつ SDL-mixer のソースみたら、 本物の timidiy でのデコード時間の 93% を占める 2 つの関数が SDL-mixer の timidiy にない。 そらこれなら演奏はなんとか間に合うだろう。デコード時間が 7/100 ですむということだもの。 ずるいぞぅ ...

ちなみに「デコード時間の 93% を占める 2 つの関数」を整数演算化して最適化オプションつけまくったら ふつーの timidity でも鳴った。 全体を整数演算化すべきなんだろーが、そこまでやってられん。


11 月 5 日。
timidity を arm 用に make した。SL-A300 で動かした。音が切れまくった。 これは linux スケジューラのテストにいい ... と思いつつ ちと既視感おぼえたので単純にファイルに出力させてみた。
出力に演奏時間の 12 倍の時間がかかった。そら切れるってば。計算ぜんぜん間に合っとらん。

浮動小数点使いまくりっつうてもちと遅すぎるような気もするが、 誰か整数演算化してくれ ...

ちなみに既視感というのは Psion5 上で mp3 のデコードに演奏時間の 9 倍かかったというやつ。 SL-A300 だと演奏時間のちょうど 1/4 でデコードが終わるので CPU 能力比は 36 倍ということになると。

この数字、CPU コアの能力比 x クロック比よりも悪い。 メモリバンド幅のほうがボトルネック(クロック比においついてない)になってるということだろう。


11 月 4 日。
『天地無用 in Love』を観た。カートゥーンでやってたやつである。 小説版では読んでいて、観たいと思っていたもののひとつ ... つーか、「天地」劇場版 3 作ではこれがいっちゃんよかった。脚本も演技もうまいっす。

よくできた話なら、3 秒くらい先で何が起きるかはだいたい読める。 緻密に出来ていれば出来ているほど、そう無茶なことは起こせないから。 でまあ、その 3 秒先の予測というものがあって、さらに 10 分先とか 30 分先に 何がどうなってるはずなのか、という予測もある。

3 秒先が分かっても、その「自然な 3 秒先」を採ると 「30 分先」が脚本書きの手に負えないほど難しいものになることが分かっている時に、 ややもすると脚本書きは妥協するわけだ。予定調和の嫌味とか、歪みとか、そんな風に感知されるやつである。

この話、「 3 秒先の予測」を、微妙に微妙にことごとくいいほうへ裏切って来た (1 箇所除く。巻き込まれて過去にやってきた GP の人の処理、あれでおわりかい ...)。

「あなたたちが来てくれて、ほんとに ... 楽しかった」
むぅ、「楽しかった」ですか。まいりました (← 「嬉しかった」のセンを予測した)。 前半の林原めぐみの演技、ミスキャストじゃねーかと思うほアレだったんだが、 ↑のあたりとか後半本領発揮っす。
前半後半両方できるやつがいないってことなら 後半重視が正しいんで、これでいいんだろうけど、でも前半〜。
11 月 3 日。
2 日ほど SL-A300 の音飛び/ペン飛び問題相手に格闘していた。

結論としては linux のスケジューラの問題で、 カーネルソースを 2 行ほどいじったら直った。たぶん。
ssh で入って top d 0.2 (0.2 秒毎の更新) かけつつ q2ch で長大なスレッドを download しつつ opieplayer で nfs 越しの mp3 ファイルを鳴らしつつ、 sysinfo で CPU 使用率を監視しつつ (当然のように 100% に貼り付きっぱなしだ)、 メモ帳に手書き認識で日本語書き込んで音が切れなきゃモンクあるまい。
ペンのほうは qpe 由来の問題があるので、この状態でペン落ちをなくすには nice の細工が要るが ...

それはともかく、「それによって直ること」を証明ないし説明するのがめんどくさい。 SL-A300 で確実に音飛びが起きることが確認されているアプリどっかに落ちてないか。


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