Jan. 4. オフレポート

神木

以下は、 高嶋さん@かくしEVA ルーム の関東への帰省にあわせ、 Verse For EVANGELION の BBS にて唐突に持ち上がったオフ、それに参加した私のメモである。

秋葉原駅前 10 時集合。その直前から書き起こそう。
私が新御茶ノ水駅に着いたのは 9 時 20 分ごろ、ここから徒歩で秋葉原駅まで 10 分ほど、 まだ時間はある。 という訳で、直接は向かわず、御茶ノ水-秋葉原間の店々をざっと概観してまわった。 正月明け、それもこんなに早くに秋葉を回ったことはない。 とりあえず LaOX はすでに開いていた。元気なものである。

9 時 50 分ごろ、集合場所は駅右手の公園ということであったが、 当日(1/4)は小雨がぱらつき、予備の集合場所である看板前、というコトになりそうだった。 ... それにしても、公園はともかく公営ギャンブル看板なんぞ、 今は京都に住む高嶋さん、雨が当たらない場所などとよく覚えていたものである。 ま、それはともかく、 念のため公園側からざっと人がいないかどうか確認しつつ看板前へと向かう。

しかしなんとまあ、すでに 3 人も集まっていたという、まだ 10 分前だってば、 という多少の驚きとともに合流。看板の左側に一人、右側に三人、 しかしどちらが目的の人達か、一目瞭然であったことは述べておこう。 どれくらい一目瞭然かというと、 知らない人ばかりなのに、 いきなり自己紹介から入った(何の集まりかを確認しなかった)という程度には 明らかだった :-)
このあと二回ほど別の集まりと間違われて問われる、といったことがあったが、 要はいかにもそういう雰囲気だったということなのだろう。
さて、この時点では、高嶋さん、しのぱさん、たく K さん、それに私、 しばらくして sako さん、ついで p.t.designer さん登場、これで全員集合。
p.t.designer さんの自己紹介は本名の自己紹介だったので、 事前にメールアドレスのところを確認しておいて良かった、 とは ... もちろん口にはしなかった。当然である。

看板前では P.N. の呼び方(音読み、訓読み?) などの話その他が展開。 オフでもなければ名前を発音することはないからねぇ。 私も二人ほど名前の読み方を修正。

秋葉を自分の庭と公言する たく K さんの案内でワシントンホテルの喫茶店に居座る。 まさに「居座る」が正しく、コーヒー一杯/人程度で 3 時間もそこに居た .... ^_^;;
ワシントンホテルの中に入ったのはこれが初めてだけど、 秋葉では割と知られた穴場(矛盾するようだが、それ以外に表現しようがない) だということは知っていた。 まあ、いつか使うこともあるだろうとは思っていて、今日がその日となった訳だ。

この喫茶店では、 Internet のマナーやら、おもに社会的な話題が展開された。 とはいえポテチカードが たく K さんの懐から登場するあたり、 しっかりと EVA オフな集まりではあった。
EVA 評論ページ、消えた Data ページ! そして MIDI, 数百キロバイト級 MIDI ファイルの話は圧巻であった。
ところで私はブラウザを Auto Load Images, JAVA, JAVA Script, Sound のいずれも 外して使っている人である。サウンドが embed tag only になると非常に困るのだが ... とは、数百キロバイト級 MIDI をホームページにおいている たく K さんが圧縮ファイル を消そうかなあ、... という話。
全般に、ここでは私はおおむね聞き役に回った。... と初稿では書いたが、 じゃっかん自信がない、が、まあ、いいだろう、多分。

sako さんが用事で別れたのに合わせ、河岸を変える。 雨も上がった。
肉の万世、要するに昼御飯。 午後 1 時、いつも込む万世もこの時刻なら ... と思ったけど、それは甘かった。 「ハンバーグでも食う ^_^?」という話でグリル 2 F に向かったのが敗因だろうか。 いかにも昼御飯用の階。しかもハンバーグ頼んだ人がいないという ... なんだそりゃ。 全員がステーキランチ(1480 円)だったのはけっして偶然ではなく、 つまりは適当なのがそれしかなかったのが実際のところである。

この席は主に p.t.designer さんの独演会、アニメな話が展開された。 ガンダム期にもアニメを見ていた人ばっかの割にはエヴァをリアルタイムに見てた人 は少なかったのだな。まあ、東京に居ないといけなかった訳ではあるが。 私は逆に 999 - エヴァ間はアニメ空白期である。 たまたまつけた TV が エヴァ 第拾八話『命の選択を』なればこそ。 エントリプラグが潰される瞬間、あれに人が乗っているような流れだがまさか...? と完璧にシンジとシンクロしていたのが今に繋がる。

ステーキランチの中身は、やや小ぶりのステーキと、 サラダバー(食べ放題)、スープバー(食べ放題)、ライス(おかわり自由!)。 値段からみてステーキの内容についてはたいして期待していなかったのだが、 上手に焼いてあった。
万世は旨い肉を上手に焼いて美味しく食べさそうとするところ、 という印象があったのだけれど、 みたとこけっこ安そーな肉を、上手に仕上げてあって美味かった。 大衆料理屋路線に走りつつある万世だが、こういう技も使えるのだな、少し感心。 もっとも昼飯で万世使うことほとんどなかったから、 そういう機会がいままで無かっただけかもしれないが。 ただし、サラダ、スープは値段相応であったことも述べておこう。 トータルでは満足した部類に入る。

ところで万世もいろいろと試行錯誤が続いているが、 秋葉で散財した時も、金を使わなかった時も、 万世で食べるような状況にはなかなかならない、 というのが万世で食べようとするときの実は最大の問題点である、 ということを彼らは知っているのであろうか。

この後、一路 T-ZONE に向かう。 さて、ここまでの道筋を頭の中に思い浮かべてみよう。 見事に秋葉原の最混雑路(メインストリート)ばっかりである。 つまり、... 疲れた ^_^;
秋葉を巡回する場合は、閑散としたところを通るようにするからなあ。 久しぶりに秋葉の混雑に揉まれた .... そうそう、この日は日曜日であるにもかかわらず、 歩行者天国にはなっていなかった。

この道上では、Mac なものと Windows なものとの話が展開、 Mac のことえりのおバカなことも挙がっていたが、はからずもそれが T-ZONE で実証されることになる。 私はこの時点ではまだ楽観視していた。canna よりおバカな engine があるとも思えず、 canna を常用している私にとって、それが問題になるとも思えない .... と思っていたのは甘かった。 「ことえり」って何の系統だったっけかなあ。独立したやつだったかなあ。

T-ZONE に Net Cafe があるのは知っていたが使ったことはない、というか、 有料の Net Cafe を使うこと自体が初めて。やりとりを後ろで見ていて、ふーむ、 なるほどぉ、と思っていた。おおむね使う時間と OS (WIndows95 or Mac) を述べ金を払って札を貰い、 それを端末の脇に立てて置くのだな。それにしても 30 分 500 円は高価い。
それに他人が設定したマシンてのは使い辛い。 こんなところではカスタマイズに走るわけにもいかず。 いうところの「初心者」ってのはいったいどうやってマシンの使い方を 覚えていくのだろうか。

V. F. E. BBS に入ろうとするが、もちろんアドレスを直書きできる人はおらず、 たく K さんが自分とこ(自分とこのアドレスは打てる訳だ。もちろん!)からリンクを 辿った。おう、いつのまにやら『あしゅか』も更新されている。BBS のことはほっといて、 それをとりあえずスクロールし、それから BBS へ。

ここで何があったかは、V.F.E. BBS の方に詳しいが、後学のためにざっと記せば、 ちょうど真後ろの席でサーフィンしている人が、EVA 小説 ... どこか(すぐに CREATORS GUILD の『慟哭の刻』と判明) のを読んでいたことからそれは始まった。 次から次へとどこかで見たような、はっきりいえば、見なれたページが。 かくし EVA ルームからさらに ドラえもん大戦、 EVANGELION WORKS、 週刊 LAS レビューに至って、 「コレは絶対、作者が後ろに居ることを教えてあげるべきだ!」 との意見がでる。

まあ、実を言えば、そうは言っても声をかけることはないであろう、ただし、 家に戻ってからナゼにあのとき声を掛けなかったのだろうと後悔のネタにはなるだろう、 という流れになることは分かっていた。
これは Net 上に活動基盤を置く人達の共通した特徴の一つである。 まあ、あとでこの件が各人にとってどれくらい後悔のネタになったか見るのも 一興と思うことにした。
... と、えらそうなことをいっているが、やはり帰りの電車の中、一人になってみると、 なぜ声をかけなかったのか、少し自分に腹が立って来たのも事実ではあった。
旅行者モードの時ならば、これは必ず声を掛けたケースとなっただろうだけに。

ところで、なにげにキーボードを叩く速度が相互に観察されていたりなどもした (互いにモノ書きなどやってるからなあ)が、 非 Mac な人にはややハンデがあったと声を大にして言いたい、 というほどのこともないが、打ち間違いが多く、 防塵カバー付きキーボードを叩くのは疲れた。

1 時間ほどで Cafe を追い出された後、 駅に戻って たく K さんと別れ、ヤマギワ裏手の神社 ... 小さいほこらに初詣。 実は神田明神の初詣も提案したのだが、強くは推さなかったのと、 やや遠いことからこれは却下された。 神田明神では御神酒を配っていたはずで、ただ、これが 4 日まで続いていたかどうか、 正月三が日で終りだったかもしれない、とやや下調べ(japan.town.akiba :-) が甘かったこともあり、 強くは推せなかった。なにぶん、いかにも高嶋さんの荷物が重そうだったこともある。
新お茶の水駅ではなくお茶の水駅から秋葉原に歩いていたならば、... あるいは集合前に神田を覗いていたかもしれなかったが、 それは言ってもせんなきことである。

ここで p.t.designer さんがおもむろにとりだしたるは秋葉マップ、 という訳でこの後なぜか TWOTOP, OVERTOP への周回となる。 HARDDISK に強いという印象のある TWOTOP, ゲーム屋という風体の OVERTOP.
まずは TWOTOP 1 号店 .. じゃんがらラーメンの隣は 1 号店だったよなあ、そこに行く。 つい先日 2 号店には行ったばっかりだったが、 1 号店には久しぶりである。買う物が無いから :-)
さらに ヒロセパーツショップ跡の DVD, VideoCD の店に入り、 エヴァの DVD (のカバー)を眺める。 DVD drive + Software DVD player で今や 24800 円くらいなのだなあ。 まあ、Software-play ってのは相当に無茶だと思うが、I/O データの hardware decoder 付きでも 値段はたいして変わり無い(TWOTOP にて 29800? 円)。

この店での立ち話は、エヴァの後継に足るアニメが無い、という話である。 DVD の宣伝にエヴァが登場するくらいである、 ナデシコ以降ウテナに至る弱さが思いっきり実感できるというものだ。

sako さんのバイト先へ押しかけよう、という話が TWOTOP から出たあたりであったのだけど、ヒロセから出てみると時間もちょうどよろしい、 ということで電車に乗る。
秋葉原駅の券売機はレイ^H^H例によって人の列が一杯。ふつう秋葉への玄関として JR 秋葉原駅を使う秋葉巡回人は少ないし、使うにしてもデパート口であるもんだが、 この列もまた秋葉の名物、 これがないと秋葉詣でした気にならないという人もいるだろう。
ちなみに私は券売機の隣、 秋葉原デパート前の包丁の見せ物を見物すると秋葉詣でした気分に浸れる。 巡回路だけではなんとなくせわしすぎる。

さて、sako さんのバイト先、 まあ、見つかるまいとは思ったけど、それはそれで一興である。 秋葉の街の中よりはそちらの方が東京駅新幹線ホームに近いので、高嶋さんが粘れる (東京滞在の最終日、このまま京都へ直帰)といったことも大きい。

広いと思っていたそれも候補地は案外少なく、しかしやっぱり見当たらなかった。 残念。たぶんちかくの喫茶店に入る。
ここでは長い話/短い話の話、手抜き LAS 小説群への批判、 それに EVA 小説ブームの終焉期の考察などが語られた。 実をいえば私にとっては先日 某氏にメールした内容をそのまま喋っていたようなものである。 やはりそろそろ気になる人はいるのだろう。
ところで、こうして上から順に、場所ごとに語られた内容を眺めて行くと、 オフ後半に行くにしたがってどんどん話は細かく、濃くなっていくのが見て取れるだろう。 ... そして実際、トリにあたる以下の場所で語られたものが一番濃かった。 要約も記す気にはならないので、適当に想像していただきたい。
その中には個人のページへの批評もあったが、すべて当人に伝わっている(た)筈である。 念のために断っておく。

7 時前くらいに京浜東北線に乗り、流れ解散モード。 オフとしては、この車内に於いてが一番言いたい放題言ってたような気がする。 すっかり心に棚を作っていた ;-p
旧サク ... V.F.E. がまだ CHARACTER'S LABYRINTH を名乗っている頃に あった 25, 26 話のことだが、実はしっかり高嶋さんも読んでいたことが判明する。 まあ、あるていど古参なら CHARACTER'S LABYRINTH のコトは知っていただろうし、 そこにあった 25, 26 話も読んでいるものだろう。
東京駅で高嶋さんと別れ、そのまま横浜へ向かう。 盛り上がった結果として、 まず私が予定していた駅を通りすぎ(経路変更)、 p.t.designer さんが下車駅を見落とす。

別れて後、さらに電車に乗って十数分。 そして駅から自宅への帰り道、正面に三日月(正確には 5 日月あたり)、 左手には南中を少し過ぎた冬の七星(シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、 アルデバラン、リゲル、ベテルギウス)が輝き、天上にプレアデス。 オリオン大星雲は見えるものの、 大犬座はシリウスしか見えないしプレアデス星団も 5 つを数えるばかりの やや水蒸気の多い冬空、しかし少し暖い中を歩いて私は家に戻った。

充実した一日だったと言えよう。

補。
たく K さんの 270kbytes ほどの MIDI file を聴きながら、文をすこし追加。
このファイル、timidity 同時 96 voices でも僅かに足りず、127 voices で演奏中 ...


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