Genesis y:14 知ることの意味
"Their responsibilities"


アスカが本部に向かったので、今日はシンジは一人で登校した。
話を聞く限りではカードで何かしろと言われた訳ではないようなので
まあいいかな、とシンジは思ったものの。

教室に入るとヒカリが寄って来た。 アスカが一緒でないのでその話だろうとシンジは見当をつける。

「碇君。アスカ今日はどうしたの?」
「うん、ちょっと休むらしいよ」
「あ、それで碇君も元気ないのね? アスカ居なくて淋しいんでしょ?」

元気ない ‥‥ かな。シンジは首を傾げた。 自分の席についてため息一つ。

「そうじゃなくて‥‥」

シンジの話より先にヒカリの顔が曇った。

「‥‥ 昨夜の夕飯でまさかアスカと喧嘩したとか ‥‥?
‥‥ アスカ失敗しちゃった ‥‥ とか?」
「あれ?」

シンジは一瞬ヒカリに視線を向けた。意外な事。

「知ってるの?」

‥‥ もちろんアスカから聞いたに決まっている。

「うん美味しかったよ」

思い出して、シンジは目を伏せた。

「これからもやってくれるといいな ‥‥ くれないだろうな ‥‥」

小声でつぶやく。 ヒカリがしっかり聞き届けているのはシンジは知らなかった。
ヒカリを見上げれば、まだ首を傾げている。

「‥‥ん、それとは別の話でちょっと喧嘩しちゃって ‥‥」
「どっちが悪かったと思ってるの?」
「アスカだと思うけど」
「それなのに碇君が悩んでる訳ね」

ヒカリは一息いれた。

「碇君、ほんとは自分の方が悪いと思ってない?
碇君がこういう意地の張り方をするのは珍しいな」
「そう?
いやでもやっぱりアスカも悪いと思うな‥‥ いまごろアスカ無茶してなきゃいいんだけど‥‥‥」
「無茶って?」

少し不吉な言葉にヒカリの顔色が変わる。

「碇君!」
「はい!」

ヒカリの突然の大声にシンジは飛び上がった。

「アスカが何か無茶するような心当たりあるの!?
だったらこんな所で頭抱えてないでさっさと止めて来なさいよ!」

ヒカリ、教室の入口を指してシンジに詰め寄った。 シンジはそんなヒカリを数秒眺めていたが。

「そうだね、委員長。ありがとう ‥‥ ごめん、先生に言っておいてくれる!」

脱兎のごとく駆け出していった。

「アスカのこと心配するのは碇君だけじゃないんだからね‥‥
でも一時間目から早退ってなんて先生に言えばいいんだろう‥‥」

それを眺めながら頭を抱えるヒカリのその声はシンジにはもう届かなかった。

シンジは本部の構造を頭に思い浮かべながら走り続けた。

「でも、自分のカードでも行けるような所なら別に問題ないよな‥‥
とすると、僕のカードでは行けないような所‥‥」

とりあえず本部の立ち入り禁止区域へのゲートを見てまわることにする。
‥‥ もちろん全部閉まっていて入れるはずもない。
ついに久しぶりの最下層。

「あの時はリツコさんに連れられていったら、ミサトさんが居たんだよな‥‥
あれ? 開いてる ‥‥ なんで?」

シンジも以前に一回だけ通ったことのあるゲートが、 一つだけ開いたままだった。

「これ、自動ドアなんじゃ、なかったのかな ‥‥」


「アスカ」
「きゃあ!」

少しほうけていたアスカ、いきなり声をかけられて飛び上がった。
もちろん居てはいけない場所に居る、という自覚もあった。 振り返ってシンジを見て一息つく。

「シンジ ‥‥」
「やっぱりまずいよ。出よ?」

シンジの態度から、シンジにとっては驚くべきものではないことをアスカは知った。 シンジが知っている、とレイが言っていたのは多分これのこと。

「これ、レイよね?」
「‥‥‥ うん」

アスカの指す方を見て。シンジがゆっくりと、しかししっかりとそれを肯定した。
シンジの表情もどこか重く見える。 部屋が薄暗く、アスカにはよく分からなかったけれど。

「とまってるみたいだけど ‥‥ いいの?」
「リツコさんが壊したんだけど ‥‥ よく分からない ‥‥」
「レイは死んだら生まれ変わるって ‥‥ 」
「うん。あのうちの一人が次の綾波になるみたい ‥‥ もともとは」
「ふうん」

なぜかほとんど葬式のような気分になる。アスカは話を変えた。

「‥‥ なんでシンジがここにいるの?」

シンジが笑って答えた。

「アスカが無茶してないかどうか気になって気になって。
実際こんなとこまで入り込んでるしさ」

アスカの心臓が跳ねる。嬉しい‥‥ のだろうか?

「シンジ」
「何?」
「もすこし見て回っていい?」

自然に言葉が穏やかになった。

「アスカ!」

シンジが睨みつけてきてもたいした迫力はない。アスカは平然と言葉をついだ。

「どうせこのカード明日になったらミサトに返さなきゃいけないし。 こんな機会めったにないわ」
「アスカぁ‥‥ 昨夜の喧嘩の続きここでまたやるの?」

初めて見るシンジの表情、悲しみを湛えた瞳。アスカも出る気になるが、つい。

「だからシンジもついてきてあたしが危ないことしそうになったらとめる、 ということでどお?」
「もう十分に危ない事してると思うんだけど‥‥‥」
「じゃ、あと一つだけ」
「ん ‥‥ しょうがないなあ ‥‥‥」

アスカは折れたシンジに微かに失望を感じた。
では、シンジにどうして欲しかったのだろう?
心の中でアスカは首を傾げた。

「こっちは見た?」

シンジの指す奥にはまだ行っていない。

「まだ。なに? そっちは」
「今までのエヴァの骨が置いてあるところ ‥‥‥ 見る?」
「骨って、あの『骨』?」
「うん ‥‥ 見ないことにする?」
「‥‥ いいわ。行きましょ」

エヴァの墓場。 ひろいひろい床一面に広がる、多分エヴァンゲリオンの骨。

「‥‥ ほんとに骨 ‥‥」
「じゃ、もういいだろ。戻るよ」

立ち入り禁止区域から外へ出るゲート。向こう側は明るい。
そこに影が 3 人立っていた。

「惣流 アスカ ラングレー。保安条例第 8 項により連行する」
「僕は! 僕はいいんですか!」

シンジが抗議すると、そこにいるはずがない者を見る目がシンジに集まる。

「碇 シンジ。君については命令を受けていない」
「が、一緒に来てもらおうか」

この間、アスカは唇を噛みしめ、終始無言だった。
アスカにはシンジをこういう形で巻き込むつもりは、なかったから。


アスカが保護されたとの連絡がユイに届いた。
ついでにシンジも捕まったことを聞いてすこし驚く。

「あらあ、シンジも面倒見、よくなったのねぇ‥‥」

どうせなら止めて欲しかったと思うユイ。
約束通り、電話口にアスカの声が聞こえて来た。

『ちょっと、放してよ!』

元気なところは捕まっても変わっていない。すこし安心。
もっとも、これではまた何かやりそうな気がする。 ネルフがチルドレンに黙っていることは山のようにある。 一々ミサトあたりから揺さぶられるのではたまったものではない。

『‥‥ ごめんなさい ‥‥ シンジまで巻き込んでしまって ‥‥』

弱いアスカの声。意識を電話に戻す。

「それはいいわ。シンジがついてったんでしょうから。 葛城さんも捕まったわよ。もっとも逃げ出したけど」
『博士、その件はちょっと ‥‥』
「あと一言だけよ。いいから電話かわりなさい ‥‥ もしもし?」
『っさいわねえ ‥‥ なに? おばさま? ‥‥』
「葛城三佐に利用されただけということになって、 どうせすぐ釈放されるわ。 でも、これに懲りたら、しばらく大人しくしていなさいよ」

電話を置いた後。
ユイは自分の口調がやや冷たく聞こえたかもしれないことに思い至った。
ミサトの相手をしたのは、かなり自分を疲れさせたらしい‥‥ とユイは思う。

「ま、なにかあったらシンジにやらせれば、いいか ‥‥」


切れた電話を手にアスカはしばらくそのままでいた。

「ほら、戻れ」
「‥‥ 分かったわよ。ほら」

電話を返して、独房に戻った。

アスカは壁にもたれかかって、目をつぶる。
叱られなかった。そのことが結構ショックだったことがアスカには意外だった。 心理的な孤独感には大学時代より慣れ親しんできたはずなのに。
まさか、この程度のことで。

「なんで、あたし、こんな ‥‥」

物理的な孤独は何程のこともなかったけれども。


翌日シンジが解放された。アスカを止めに入ったことが明らかであったこと、 とりたてて新たな機密事項に触れたわけではなかったから。
シンジが帰宅すると、ユイが玄関で待ち構えていた。

「シンジ」
「母さん‥‥」
「何言いたいかわかる?」
「‥‥」
「シンジの昨日の行動はこっちにも報告書が届いているわ。 アスカちゃんが何をするか、一昨日のうちに分かってたんですって?」
「うん‥‥」
「それなのに止めなかった?」
「止めたんだけど‥‥」
「それは一昨日ね。私が言っているのは昨日、 アスカちゃんほっておいて学校に行ったことよ」
「それは ‥‥」
「まあ、確かにシンジに止められるとは思わないし、 葛城さんがアスカちゃん巻き込むことまでは私も予想しなかったから、 シンジのことあまり言えないんだけど、
次はちゃんと止めなさいよ」
「次?」
「葛城さんは今も逃走中だから」

ユイため息。

「こんなに次から次へと面倒起こすような子じゃないと思ってたんだけど ‥‥
シンジじゃあるまいし」
「‥‥ ん、分かった。母さん」
「それと、 ほんとはもうアスカちゃんも解放されてもいいんだけど、 葛城さんが何するか分からないから、ね。
もうすこし中に居てもらうことになりそうなのよ。 だからアスカちゃんの処分についてシンジが心配することはないわ」

実を言えば、葛城三佐への捜索とチルドレン監視の強化に人手が取られるため、 アスカの監視にかける人手を省略する、という意味が大きかった。 僅か数人分とはいえ、何事にもついで、というものがある。
クラッキングの件の報告をしていなかったのが保安局に知られてしまったため、 この処置にはユイは反対できなかった。 後手を引いた責任の一端がある以上、無理押しは通りそうもない。
そして、現在はマコトへの監視も強化されていた。

「母さん」
「何」
「ミサトさんは何でアスカを‥‥」
「私を脅迫するための人質代りよ。銃向けても仕方ないと思ったんでしょ」
「何でそんなに思いつめて ‥‥」
「作戦部長が何も知らされずにいたんじゃ、ストレスも溜るでしょうねぇ。
加持という人が生きてた頃はそちらに鉾先が向いてたらしくって、 ほっといても良かったみたいなんだけど」

ただ、あの時点で動き出したのは、ユイにも分からない。
もう少し時間があれば、 ドイツでの仕事に熱中してもらえそうだったのだけれど、 誰も彼も暇になると余計なことを何かやりだす、
‥‥ のは良く考えてみれば自分もそうだったので、 心の中でやっていた八当たりを止める。

「どうして何も教えてもらえなかったの ‥‥」
「今日のシンジは拘るわねぇ‥‥
何事も知れば責任が生じる。それだけのことよ。 それに知った後で人が変わらないという保証のないような話が多くって。
例えばシンジ。あなたの友達の一人があと一年の命だと知って、 自分がいままでとまったく同じようなつき合い方ができる自信ある?
‥‥ そういえば、レイちゃんのおいたちを知ったあと、 レイちゃんといままで通りにつきあえた?」
「うん‥‥ 今もまだよく分からない‥‥」
「そういうことよ」

ユイ自身、セカンドインパクト時、南極で何が起きたのか その正確なところ、あるいは意味するところはまだ知りたくなかった。
いまのところは自分が今知っていることだけで十分だと思っている。 もっとも、知りたくなったからといって誰かに銃を突き付ければいい というほど御手軽な方法は無かった。
関係者はあらかた死んでしまっていたから。

「知りたくないのと、知らせたくない、との差ってけっこうあるけど、 知った後で知らなかったことにするわけにはいかないから」

シンジが首を傾げるのをみて、ユイは微笑んだ。


「碇君。おはよう」

学校へ行く途中、レイがシンジの後ろから声をかけてきた。

「あ、おはよ。綾波」
「アスカのこと ‥‥」
「うん」
「碇君 ‥‥」
「わかってるよ ‥‥ もう母さんにさんざん叱られたんだから、 綾波まで怒らなくったっていいじゃないか」
「そうじゃないの。なんで碇君はアスカのこと知ってたの?」
「ああ、その前の日にアスカの家に行った時にミサトさんのカード が落ちてたの見たからさ」
「アスカの‥‥ 家?」
「うん」

レイの表情が暗い。

「どしたの? 綾波」
「よく‥‥ 行くの?」
「よく来るけど、あんまり行かないな。
その日はたまたまアスカに夕飯作ってもらえる、ってことになってたから」
「アスカに夕飯作ってもらった、の?」
「うん。母さん泊りだったから」
「ふうん?」

レイがのぞき込んだ。

「な、何」
「それじゃ、さぞかし彼女が閉じ込められてて心配でしょう‥‥」
「ん、僕がちゃんとしてれば止められたかもしれないから‥‥」

レイがポケッとシンジの顔を眺めているので、 首を傾げていると、

「つまんない!」

レイが突然叫んだ。

「え?」
「せっかく『彼女』って言ったのに!」
「わ」

意味するところがシンジにも伝わった。

「いまごろ赤くなっても遅い!」
「ちょ、ちょっと綾波、誤解だ」
「どこが誤解よ! ぜんぜん違和感なくって気がつかなかったくせに!」
「そんなんじゃなくって! アスカが心配でそれどころじゃなくって!」

レイの声が止まった。

「碇君、自分で墓穴ほってるって分かってる?」

静かに呆れた声。

「‥‥ うん。なんとなくそういう気がする ‥‥ 綾波ぃ‥‥ 楽しい? 人をからかうの‥‥ 」
「うん」

明るくきっぱりとした返事が返ってくる。

「『彼女』の様子、碇司令にきいてみてあげようか?」
「だから、『彼女』って‥‥ え、父さん?」
「うん」
「綾波は、父さんに会うことがあるの?」
「うん。最近はときどき食事するくらいだけど」

シンジは昔のことを回想した。 旧市にいた時は綾波と父さんの仲はよかったけれど ‥‥

「何それ。うちには全然帰ってこないのに ‥‥」
「前からの習慣みたいなもんよ。
もうすっかり父娘してるわ」
「えーと、綾波は母さんの、だから、父娘というよりは、デートに、 なるのかな‥‥」

どうでもいいことを口走っているな‥‥ シンジは自嘲する。
今のレイまでそうだとは思っておらず、少し混乱していた。

「そうそう。それでね、今日も碇司令とデート、という訳」

もっともレイの方はぜんぜん気にしていないらしい。

「綾波。その、デート楽しい?」
「うん。どうして?」
「昔の綾波ならともかく、今の綾波でそういうの、想像つかないから‥‥」
「碇君。そういう言い方、止めてくれる? 昔の私も、やっぱり私だから。 その言い方だと昔の私がそうとう変だったように聞こえる」
「ごめん ‥‥」
「でも、私も時々考えるけど、ね。 今も自分で昔の私を区別した言い方したし」

視線を落すレイにシンジは謝った。

「ごめん。僕がそういう言い方させちゃったんだよね ‥‥」
「‥‥ 碇君が、初めて旧市の私の家に来た時にね、うろたえてたでしょ?
なんでそうなるのか全然、分からなかったけど、 今ならなんとなく分かるもの」
「なんとなく?」

シンジはまじまじとレイを見つめたが、
そんなシンジにレイも気がついた。

「どしたの、碇君?」
「いや、別に」

シンジは目を逸した。


なぜかアスカへの面会要求が通った。
もっとも当然かもしれない。懲罰、だけではない筈なので。

か、しゃーん‥‥‥

その部屋は、かつてシンジが入ったことのある部屋とはやや違っていた。
照明、机、冷蔵庫まで完備の部屋。
ただし、その部屋の住人が使っている様子はなく、 部屋の中は暗かったし、ベッドに乗って壁にもたれかかってじっとしているだけ。
照明に灯が入ってアスカの顔が目に入る。

「な、アスカ!?」

シンジはアスカのやつれように驚いた。

「あ、シンジ ‥‥」

半ば眼を閉じていたアスカがその声に目を開け、入口のシンジを見た。
シンジは後ろの保安部員に詰め寄る。

「これは、どういうことなんですか? 保護、じゃなかったんですか!」
「その件については我々も憂慮している。
単に食べる量が減っているだけのことで、 拒食症とまではいかないという診断だが、
これ以上この状態が続くなら病院への移送も考えている」

壁にもたれたままのアスカが割って入った。

「シンジ‥‥ 別にこの人達が悪いわけじゃないわ‥‥
監視がきついだけでずっと閉じ込められてる訳じゃないし‥‥」
「じゃ、なんで!」
「ん、ちょっとショックだったことがショックだったのかな‥‥
それだけだから。ん、多分、もう大丈夫だと思うけど」

アスカが頭を振ってそれだけ答えたが、シンジには安心できなかった。 後ろを振り返りつつ、部屋を出る。


「母さん。アスカ、もう出してあげるわけにはいかないの?
‥‥ あのやつれ方は酷いよ‥‥ 酷すぎるよ‥‥」
「懲罰保護兼用であと 3 日、ってことになってるんだけど‥‥
保安局の人達も責任感じてるから大丈夫だと思うけど‥‥
そんなに酷かった?」
「うん‥‥ なんか前、入院してた時にミサトさんから聞いた時みたいな‥‥」
「そんなに!?」

そろそろドイツでの仕事が待っているのに、それでは困る。 ユイは保安局に抗議の電話をいれた。

「ちょっと! 弐号機が動かせないような事態になったらどうしてくれるんですか! 本末転倒じゃないですか!」
『その心配はないでしょう。おそらく碇シンジ君からの報告なのでしょうが、 現在は既に回復に向かっています。明日中には完全に回復しているでしょう』
「そう。で、葛城さんの方はどうなってるの?
3 日以内に様子が分かるようでないと、 惣流アスカを閉じ込めた意味ないわよ?」
『そちらの件も大丈夫でしょう。すでに目処は立っています』
「‥‥ ま、この回線じゃ話せないわね。いいでしょう」

電話をおいて、成り行きを聞いていたシンジに向かって告げた。

「‥‥ とりあえず、シンジが見た時よりは良さそうみたいよ。
お見舞いが良かったんじゃない?」


次回予告 ミサトの侵入をどうにも阻止できないネルフ保安局。 レイが偶然、ミサトを発見する。 次回、偽の報告
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