るみえ〜るよんまるさん 雑記帳

てつむぎのーと         + 新てつむぎのーと

*Feb. 2002

ミトン


Superwash Merino のトップをメーカー不明の軽いスピンドルで紡ぎ終わり、ミトンを編みました。編み図は「たた&たた夫の編み物入門」のものを使いました。分かりやすい説明のおかげで編み物の本が無くても完成させることができて大感謝。ゲージが見本とだいたい同じだと思ったのだけど、毛糸の太さが一定していないので一部薄かったりして、ちょっと寒そうなミトンになってしまった・・。

残り物のメリノのトップも軽いスピンドルで全部紡いでおく。細めに紡いだけど、どうしようかな・・・。ピンク系に染めてキッドモヘアのシングルとplyしてみようかなあ〜。でも、ちょっとだけ変わった毛糸ができても使い道に困るし・・とりあえずおいておく。それにしても、去年メリノを紡いだときは滑って紡ぎにくいと思ったのに、Sperwash Merinoの後だととても紡ぎやすいです。


左:スピンドルからかたまりをそのまま抜いてスピンドルの軸と太さが似ている編み針に移した。
どうするか決めるまでこのまま置いておこう。
右:センタープルボールにしたキッドモヘアのシングル



タッサーシルクトップを購入

久しぶりにWeaving Worksに行って材料を購入。でも、好きな色のrovingが無くてなかなか決められなかった。タッサーシルクのトップをほんのちょっとと、Kに選んでもらってSuperwash Merinoの黒っぽいトップにしました。シルクってすごく保温性があるのですね。トップを手に持って買い物してたら、汗をかきそうになりました。
このお店、お客さんが着てるセーターを見るのや、量り売りの糸をお客さんが自分で糸巻き機でくるくる巻いてたりする光景が楽しい。ここに行く時は私も何気に手編みのセーターとかマフラーとかしていくことにしてて、仲間入りの気分を味わいます(笑)。変わったセーター着てると、必ず店員さんが誉めてくれるのですよね・・。

早速、Lisard Ultralightでシルクを試し紡ぎ。plyしてみました。適度なつやがいい感じ・・あんまりつやつやなのは嫌なのでタッサーシルクを選んだけど、正解だったかも!(紡ぐのが下手なだけ?)このシルクはクロスステッチに使いたいという野望があるので、赤系に染めてみると決めていました。糸を紡いだ後に染めようと思ってたのにすっかり忘れて、Kool-Aidでまだらに染めたシルクのトップ。きれーーーい!!思ったよりも明るい赤だけど、Kool-Aidなので贅沢は言えません。


スピンドルがぶれる問題その1

Lisard2(もう一個作った)で紡ぎます。このLisard2、中心がずれてしまったらしく、回転させるとぶれる。Kに訴えてみたところ、しばらく眺めた後にwhorlにおもりをつけてくれました(青い丸いの。多分練り消しゴム。壁などに写真や紙を貼り付けておくものとして売られていました)。すると・・・結構きれいに回るようになりました。物理ですねえ〜。良かった、作り直さなくてすんで。これからは充分に気をつけて作らなきゃ。



Spininng from the Fold

でもシルクは難しい。ほそーく紡ごうとしているせいもあるけど、滑る。スピンドル落としまくっています。疲れた・・・。前回のSuperwash Merinoから「Spininng from the Fold」というのを練習してます。滑りやすいものを紡ぐ時に便利な方法らしいのですが、これがどうも良く分からない。トップを適当な長さにちぎって、それをよく広げて、まず毛の流れに沿って半分に折り、さらにそれを毛の流れに対して90度の折り目で半分に折る。折り目を下にして中指を間に入れ、人差し指と薬指でトップをはさむ。折り目の先から毛をひっぱりだし、親指と小指ではさんで調節しつつ紡ぐ・・(ぜえぜえ)という方法のようなのですが、ホントにこれであってるのかなあ。練習したらうまくできるようになるのだろうか。。。



糸の太さとスピンドルの関係

気分転換に、黒系Sperwash Merinoを紡いで見ることに。さすがにシルクよりか紡ぎやすく、ストレスが無いです。
それにしても、ラベンダーカラーのスーパーウォッシュメリノを紡いでたときから感じていたのだけど、思ったよりも細めの毛糸ができるのでちょっと困り気味。私の軽いスピンドルで紡ぐと並太〜中細ってかんじで、私は並太〜極太くらいの太い毛糸が欲しい・・・太めにしてはいるのだけど、そうするとこのスピンドルでは紡ぎにくい。

スピンドルの重さとWhorlの径と、紡ぐ糸の太さの理論(?!)は深くてまだまだよく分かってないんだけど、太い糸を撚るのにある程度の力がいるから、軽くてwhorlの小さなスピンドルで太目の糸を紡ごうとすると、すぐにスピンドルがバックスピンしてしまいます。また、whorlの直径が小さいものよりも、大きい方がゆっくり長くまわすことができるので(遠心力のせいらしい)、紡ぐときのロービングの量を調節しやすくなります。ゆっくり回っている時に多くのロービングを紡ぐ点に送り込むことができるので、太い糸を紡ぐことができます。また、ロービングをどういう状態で準備しておくかも重要なポイントらしい。
細いシングルができても3 plyすればいいらしいのですが、太い糸を作るには太いシングルを紡ぐのが一番早い、と雑誌で読んだし、その通りだと思うので、太目のシングルを紡ぎたい。そのためにはやっぱり新しいのがいるよなあ・・。Ashfordのは重過ぎて気持ちよく紡げないし、これと軽いのの中間のスピンドルが欲しい!!!



CD Spindle

目星をつけてるスピンドルはあるのだけど、、、例によってとりあえず自作することにしました。CDスピンドル。本やスピニング関係のサイト、MLなどで評判が良いので前から作ってみたいと思っていたのです。ちょっとずつ材料のことを調べてて、だいたい分かったので材料を買ってみることに。

いらないCD2枚(ありがとうアメリカオンライン)、ほとんど見えてないけど小さなフック、grommet(黒いの。ゴムパッキン?)、直径3/8"の棒、糸鋸。

随分慣れたけど、アメリカでこういう材料を買うときに困るのがインチ表示です。単位が分数で表示されて、しかも分母が全部違うのでどれが一番大きいねん!!と文句を言いたくなります。どうも工具系の穴のサイズは1/2"、3/8"、1/4"、、、となっているようで、まあわかりやすいです。でも、さらに専門の表などを見ると「0.4252インチ」とか、今度は小数点で書いてあって、もうそれが果たして1/2"なのか3/8"なのかさっぱり分かりません。(文房具なんかもいらいらします。8/49"と7/62"とか、どっちが大きいのかホントにみんなわかるのだろうか。)

話がそれましたが・・まず棒を好みの長さに切ります。写真のは12インチに切ったもの(初めてアメリカの鋸を使ったら、切りにくくて??と思っていたら、押す時に切れることに気づいた。日本のはひく時ですよね。)。CDの穴にぴったりの棒では太すぎて使いにくいので、細いものにしています。穴の大きさはgrommetで調節します。実はgrommetもCDの穴にぴったりの大きさじゃないんですが、みなさんこれでやっているようなので。grommetは上から見ると「◎」こんな形、横から見ると「U」こんなで、上下の大き目の輪の間にCDをはさみます。CD1枚だとすかすかするので2枚使用。一応動かなくなります。フックをつけて、棒を通して完成。かんたーん。意外と安定しています。


右のは買い物に行く前に家にある材料で作ったもの。
棒も太いしフックが大きすぎた。



スピンドルがぶれる問題その2

しかし、簡単と思いきや・・・やっぱり難しい〜〜。どこで読んでも安く簡単にできて充分使用に耐える、みたいに書いてるんだけど、実際作って使ってみると、軸がぶれる。気をつけてフックを中心につけるのだけど、スピンドルに毛糸を巻いてフックにかけてぶらさげてみると、毛糸の位置が中心からずれてしまうのです。みんな一体どうやっているの??3つ作ってみたけど、全部不満。重心さえちゃんととれれば、whorlの直径も大きいし重さも適度な、太目の糸を紡ぐのにすごくよさそうなスピンドルになりそうなのに。。。はあー。



notchの役割

試行錯誤が気にならなければ手作りスピンドルはとってもいいけれど、かなりまじめに作らないと全然働かないものができてしまうので、買うほうがラクかも・・。でも手作りスピンドルもはまってしまうのですよね〜。軽いスピンドルを作る方法もあって、それもいつかやってみたい。

なんにせよ、CDスピンドルをなんとかしなければ。
まず、フックを縦長くして、糸をかけてぶら下げてもずれようがないようにしたらどうだろう。と思いました。この案は、ペンチでフックを曲げようと(つぶそうと)してみたけど、想像以上に固く、フックの形を変えるのは無理だと思ったので却下。フックの位置を最初からちょっとずらしてみたらどうだろうと思ったけど、これはさらにぶれるだけだった。

しばらくして、フックに対して直角に糸を軸から持ってくると、ぶら下げてもフックの中心に糸が落ち着くことに気がついた。そうかあ〜・・多くのスピンドルにnotchがついてるのは、そのためか。notchとは、スピンドルのwhorlについている、糸をガイドする溝のこと。top whorl スピンドルにはついていることが多いようです。bottom whorlタイプには当然ながら必要ないので、ありません。たまたま私のtop whorl スピンドルにはついてないので、今まで気がつきませんでした。 CDに溝をつけるのは難しそうだし、糸をかけるときに気をつけて場所を決めればそれほどずれないし、とりあえずはこの方法でCDスピンドルを使ってみることにしよう。


20020225