薄井ゆうじの森
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『透明な方舟』 戻る

第51回小説現代新人賞受賞作「残像少年」など
四作を収録。

 『透明な方舟』の題材はヴァーチャル・リアリティの
世界である。「仮想現実感」「VR感覚」と言われたりも
するこの題材、SFでは今までにも多く扱われてきたが、
この作品ほど文学的水準の高いものは初めてのように思う。
死んだ両親に、今はない故郷の家で会うくだり、
まさか、まさかとたたみかける最後のくだりが特によく、
エンターテインメントとして傑作だと思う。
(『筒井康隆の文芸時評』より)

「あとがき」はこちら


短編集
講談社
1995年4月17日刊行
定 価 1600円
ISBN4-06-207478-8
判型B6/255ページ

-収録作品リスト-タイトル 初出誌

・透明な方舟 小説現代 1992年10月号
・残像少年 小説現代 1988年12月号
・湾岸少女 小説現代 1989年11月号
・勝鬨橋 小説現代 1990年12月号

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