先日、朝のFMでパーソナリティが「情けは人のためならず」を「情けは人のためにならず」 と言い間違えていた。「情けは人のためならず、という言葉を、情けをかけることは相手のためにならない、という意味だと思っている人が多い」という文部科学省だかの調べを伝えたニュースで、である。案の定、クレームの電話が殺到したようだ。パーソナリティは二日に渡って間違いを詫び、訂正し、しかし挙げ句の果てにこう言った。
「言葉は時代の流れにつれて変わるものですから」
冗談じゃないと思いましたね。言葉が時代の流れにつれて変わるなんてバカな話があるか。
言葉は、時代の流れにつれて意味や用法が増えることはあっても、変わることはないのである。増えるに従って、滅多に使われなくなる言葉や、一般に意味を誤解されるものはあっても、それは言葉が無くなったわけではないのである。
ところで「情けは人のためならず」のほんとうの意味は? 分からない人は調べておきましょう。
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